北陸3県

2018年10月  

 羽田発8:40のANAで小松着9:45。オリックスレンタカーで富山県の称名滝を目指す。右に曲がれば立山駅だがまっすぐに進み称名滝の駐車場には13:10の到着。駐車場から緩やかな登りを30分、ようやく滝が見える。周りは紅葉がきれいだ。
称名滝 100選
10月28日
 落差は350mと日本最長という。右側の細い滝はハンノキ滝といい落差は497m。称名滝よりも落差が大きいが、雪解け水があるときだけの滝(常時流れていない)なので日本最長とは言わないという。
今日の宿のグリーンビュー立山は立山駅のすぐそば。立山駅の周りにはコンビニもスーパーもない。車のナビで見てみると、一番近いコンビニまで11㎞。名の知れたコンビニではなく建物もきれいには見えない。セブンイレブンが900m先にある。セブンイレブンで八海山4合瓶、つまみ3種類を購入。グリーンビュー立山には2泊するので丁度良いだろう。グリーンビュー立山には4時前にチェックイン。
受付の女性と話をする。
 明日の私の予定は、立山駅から美女平、立山室堂、大観峰、黒部平、黒部湖、黒部ダムへの往復で、行きの途中に弥陀ヶ原、室堂で散歩をしたい。
 受付の女性曰く、先に黒部ダムまで行った方が良い。散歩は帰りに様子を見ながらした方が良い。チケットは予約制なので先に買った方が良い。6:20から販売している。
10月29日
 6:20にグリーンビュー立山を出て立山駅に向かう。もう1人同じようにチケットを購入する人がいる。もう発売所は3か所の窓口が開いている。立山発8:00のケーブルカーのチケットを購入ケーブ。ケーブルカーは7時から20分間隔で動いている。立山-黒部湖往復券は10,790円。
 8:00出発のケーブルカーに乗る。7分で美女平。 美女平からは高原バス。終点の室堂まで50分ほど。バスの発車時刻は8:20。室堂は雪というので、トイレに行き股引を履いて戻って来ると、バスは出てしまっている。まだ8:17。バスの係員に文句を言うと、8:20にはちゃんと室堂行きが出ます、今出たのは臨時直行バスです、と言う。
室堂で外に出てみると雪がしきりに降っていて、少し積もってもいる。2,3歩出ただけですぐに戻る。室堂から大観峰までは立山を貫く隧道をトロリーバスが走る、10分。会社の名前は立山黒部貫光株式会社。観光ではなく、立山を貫いているから貫光としたと言う。
 大観峰から黒部平まではロープウェイ、7分。黒部平から黒部湖まではケーブルカー、5分。10:15の到着。黒部湖から歩いてすぐの黒部ダムからトロリーバスや路線バスを乗り継いで長野県の信濃大町へとつながっているが、私は黒部湖止まりでダムの上を散策。
ダムの放水は観光用放水。発電所は雪害を防ぐため地下にある。
帰路は11:10発のケーブルカーで黒部湖を発つ。黒部平で乗り換えの間に外に出ると、ナナカマドの赤がすごい。
当初の予定では室堂で散策であったが雪のため諦め、弥陀ヶ原で途中下車。下車した時に次のバスを予約しなければいけないと言われ、13:55発を予約する。
ボードウォークの散策路はショートとロングの2本ある。所要時間を見てショートコースを選ぶ。
弥陀ヶ原 小さい水たまりが無数にある
所要時間はオーバーに書いてあるようで30分もしないで戻って来てしまった。これならロングコースも回れたかもしれない。
美女平でも散策コースを歩く。散策コースに入った途端、急勾配の下り坂、そして急勾配の登り。熊の心配もある。やはりここでもショートコースを選ぶ。
美女平の散策コース
15:15発のケーブルカー臨時便に乗り、ホテルには15:30頃の到着。受付には昨日と違う女性と男性がいる。今日の行動の報告をする。話が終わるころに昨日の女性が出てきたため最初から説明をし直す。
10月30日
グリーンビュー立山を7:30に出発。石川県の姥が滝を目指す。高速道路に入る前に岩室の滝という看板を見つける。標識通りに入っていく。
岩室の滝 落差24m
立山から北陸自動車道を通り東海北陸自動車道へと入り、岐阜県の白川郷で降りる。ここから白山白川郷ホワイトロードへと入る。料金は1,600円。このホワイトロード沿いに姥が滝はあるはずだ。
 このホワイトロードはすごい。称名滝でも紅葉はすごいなと思ったがホワイトロードはこの比ではなく全山オレンジ色。ただすごいの一言。
共にホワイトロードの風景
姥が滝 落差76m 100選
姥が滝は駐車場に車を停め、谷に降りそばまで行くことが出来る。滝の対岸に出て露天風呂、足湯の設備があると言うのだが今現在は機能していないように見受けられる。
姥が滝のちょっと手前の道路際にふくべの大滝がある。
ふくべの大滝 落差86m
やはりホワイトロード沿い かもしか滝
同じく しりたか滝
 ホワイトロードの終点から山の上を目指し、対向車とすれ違い出来ないような細い道を30分近くも走り、ようやく岩間温泉山崎旅館に着く。15時前。石川県の分県地図を見るともっと奥に霞滝、岩間の噴泉塔群がある。旅館の主人に聞くと、土砂崩れで道路が通れないと言う。危険を承知で歩いて行けないこともないが片道1.5時間かかるとも言う。これは諦めるしかない。
 この山崎旅館は古くきれいでない。国民宿舎並みかなと思ったくらい。国民宿舎は40年以上前に出来て安い価格で泊れた。安かったせいか建物の整備にお金をかけられないで汚い外観のところが多い。今は公営の物も運営を民間に任せているところが多く、食事は結構良いものを出す。
致命的なのはトイレで、各部屋になく集合トイレとなっている。夜中に目が覚めてトイレに行くのに、部屋に鍵をかけて行かねばならないのはつらい。
 山崎旅館のトイレは各部屋にあってウォシュレットだった。これは一安心。温泉の浴槽はそんなに広くはないが、私が入った時には3人いたが、狭くは感じなかった。
 露天風呂があるが混浴なので準備してある腰巻を着けて入ってくれとの事だった。翌朝露天風呂に行ったが、浴槽の広さは男性用の倍くらいの広さだった。昨夕行った人は、猿が入っていたと言う。朝にはいなかった。猿と一緒に入るのが秘湯の所以か。
今回3か所の宿に泊まったがここ山崎旅館が一番高く1泊17,500円だった。ただホワイトロードの通行料1,600円を補填してくれた。
10月31日
 旅館を8:30に出発。今日は福井県の龍双ガ滝が目的だが、まっすぐ行くと早く着きすぎてしまうと思い、地図に出ている九頭竜峡を目指す。遊歩道でもあればと思ったのだが何もない。途中で仏御前の滝の看板を見つける。案内を読むと、平家物語に出てくる仏御前が髪を洗った、という言い伝えからその名が付いたという。落差は100mとある。合羽を着て、熊よけの鈴を付けたりして準備完了。さあ行こうと足を踏み出すと、遊歩道の入り口には崖崩れのため危険につき進入禁止となっている。がっかり。
 九頭竜駅前の看板に大野市の街並みの画があり、昔を残しているように感じられたのでそちらに行く。
大野市役所観光課で散策用の地図を貰い歩き始める。お寺が並んでいる寺町通り、石灯篭が多く並んでいる灯篭通りなど歩き始めるが雨が強くなってくる。 とにかく今旅行中はずっと雨。小雨が続き、たまにやむ程度。
 龍双ガ滝へ向かうが道はやはり細い。対向車も少ない。滝に着く間に1台とすれ違っただけ。滝は道路沿いにある。14:10着。
龍双ガ滝 落差60m 100選
 滝は岩肌に沿って流れてくる。道路からすぐの川っぷちまで降りれて、そこのほんの少しの空間を滝つぼ広場と呼んでいるが、滝つぼはない。
 まだ早いので一乗谷を目指す。一乗谷の朝倉家遺跡の看板と一緒に一乗滝の看板もある。遺跡は明日にして滝へ行こう。滝の入り口には佐々木小次郎のイメージ像がある。佐々木小次郎が燕返しを編み出したところという。師の冨田勢源道場跡もそばにある。
一乗滝 落差12m
今日の宿美山森林温泉みらくる亭には16時の到着。この旅館は山の斜面に建っていてお風呂は最上階にある。お風呂に入るには4階分ほどの階段を登って行かなければならない。露天はなし。どこの宿も虫が入ってくるので窓は空けないように書いてある。ここが一番安くビジネス割で7,680円。ただ夕食はカツライス。
今日のフライトは小松発18:40。時間は沢山ある。 永平寺に行ってみる。門前は私営の駐車場が客引きをしている。本当の門の前まで行くと、土産物屋がお買い物のお客様の駐車代は無料と看板を下げている。 どのくらいの買い物をすれば無料ですかと聞くと、1,000円ですね、でもコーヒー1杯でもいいですよ、と言う。喫茶店も営業しているのだ。
 中に入ると見学コースは決まっていて歩行時間は50分ほど。建物の外には出られない。入場料は500円。
永平寺
 次に行ったのが一乗谷朝倉氏遺跡。本当に谷の狭いところにあったのね。 谷に一乗川が流れていて、その川の両側に遺跡がある。おおよそ南北に流れている一乗川の東側が朝倉一門の住まい。西側に武家屋敷、職人街など。義景館遺跡を見ると、お城ではなく陣屋程度の建物のようだ。それでも一方は山で三方にはお濠が掘ってある。
 あとから資料を見直すと、義景館の裏手の山の上に一乗谷城として一の丸、二の丸、三の丸まで記してある。平時は下に住んで戦時には山の上の城に行く、戦国時代の定番だ。
 地元の小学生が社会勉強の一環で現地説明ボランティアをしていた。話を聞いていると最後にお礼と手作りの栞をくれる。
越前朝倉夢舞台
 丸岡城、東尋坊、九谷焼美術館を廻って小松空港のオリックスレンタカーには17:30に到着。東尋坊は余計だった。ここに行かなければ九谷焼をじっくり見れたのに。
日程
  10月28日  羽田発 8:40     小松着 9:45   NH751
オリックスレンタカーで移動   称名滝観光
グリーンビュー立山泊 富山県中新川郡立山町千寿ケ原
10月29日立山、黒部観光
グリーンビュー立山泊
10月30日姥が滝観光
岩間温泉 山崎旅館泊 石川県白山市尾添ム4-1
10月31日龍双が滝観光
美山森林温泉 みらくる亭泊 福井県福井市市波町38-2
11月1日小松発 18:40   羽田着 19:50     NH758

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