茨城県

2020年11月  

 やはり同行者なし。自家用車で行く。
11月2日 竜神峡
8時に自宅を出発。竜神峡には10:30に到着。竜神大橋のたもとに車を置いて橋を渡る。
竜神大橋 橋の下部、密なところはバンジーの落下点
 渡り切った反対側には遊歩道の案内があり、降って行く道がある。降りて行く。延々と降る。100m以上降っているか。帰りは大変だなと思いながらも降って行く。降り切ったところに案内板がある。右に行くと亀が淵3.3㎞、左に行くと吊り橋料金所1.0㎞。
 亀が淵方向へと歩いて行く。道はなだらか、上流へと向かっているが勾配はほとんどない。亀が淵にはベンチが並んでいて休憩所になっている。この先は登山道になる。ベンチには3人のおばさんの先客がいておやつを食べている。
亀が淵 落差が小さすぎて滝とは呼ばない
 橋から降りてきた地点を過ぎ竜神ダムに着くと、ダムの流水量を調節する扉が並んでいる。ここを通ると川の反対側に出る。川の反対側に出て山道を登って行く。かなり登ると今度は急坂で降るようになっている。これはおかしいと引き返すとさっきのおばさん3人組に会う。おばさんたちはダムの駐車場に車を置いているから川を渡る必要はない。ダムの管理事務所に行って聞くと、さっき行った道でいいという、登ったり降ったりしながら15分ほどで着きますよ、と言う。
 登りがきつくとても15分では着かない。休み休みで30分もかかったか。竜神峡を14時に出発。雨も降ってきたので宿に直行する。15時に宿のホテル奥久慈館に到着。ここは伊東園ホテルズの一員で料金先払い。夕食時に飲み放題が付いているので追加料金が発生しにくい。
 4泊で、Go Toトラベルを使って22,269円。地域クーポン券が5,000円分ついてくる。この地域クーポン券の有効期限は11月2日から6日。旅行中に使い切らなければならない。こんなにたくさん買う物があるかな。
 道の駅に行ってみると、リンゴ(この辺りはリンゴ栽培農家が多い)や柿が1袋1,000円程度で売っている。これで2,000円は目途が付く。
11月3日 花貫渓谷
 8時に出発。足が筋肉痛。階段を降りる時がきつい。花貫渓谷へ行く途中に“下滝”という案内板があったので寄る。
横川の下滝
花貫渓谷の遊歩道のそばの駐車場には10時に到着。遊歩道そのものは短い。500m。10分もあれば十分だが駐車場への往復で30分の滞在となる。
花貫渓谷 汐見滝
 常陸太田市里見地区の滝
 昭文社の分県地図茨城版にR349号沿いに“不動滝”が載っている。行ってみると鳥居があり横には不動尊がある。滝そのものは狭く落差もない。
不動滝
 不動滝のすぐそばに道の駅“さとみ”がある。観光案内所はないがレジのおばさんの手の空いたときに、滝巡りをしているのですが何か資料はありませんか、と聞くと、里見の休日“里川紀行、滝巡り”という地図をくれる。これは便利だ。27か所の滝の地図と滝の写真が載っている。
 まず菅谷不動尊の滝へ行ってみよう。
国道沿いの案内板と菅谷不動尊の滝
菅谷不動尊の滝のそばの河鹿沢の雄滝
雄滝があれば雌滝もあるのだがうまく正面から写真が撮れなかった。この奥に田平の滝がある。地図通りに行き、田平地区に入り数件の民家がある。だがどこにも田平の滝の案内板はない。人も見かけない。諦めて戻る。
 和見の滝の写真が幅広く素敵に見えたので行くことにする。R349沿いに案内板があったと思うが、それ以降何か所かある交差点には案内板はない。こっちの方向かなと思いながら進んでいく。民家はあるけれど人はいない。どこかの家を訪ねて“和見の滝はどこにあるでしょうか”と聞く勇気はない。うろうろしていると1軒の家から自転車が出てきた。自転車を追い抜いて停まり、
慌てて車から降り“すみません。和見の滝に行きたいのですがどこにあるでしょうか”と声を掛ける。
“この先ずっと奥ですよ。この車では入って行けないでしょうね。300mは歩くでしょう”
さっき行けるとこまで行ったその先らしい。
“でも水が流れているかしら。昨日雨が降ったけれど”
とにかく行ってみよう。
 行けるところまで車で行って、その先は歩いて行く。“和見の滝”の案内板はようやく滝の真ん前にあった。でも教えてくれたおばさんの言うように、滝に水は流れていなかった。
 次は生田の大滝を目指す。R349にも案内板があり、その先にもあって分かりやすい。
生田の大滝 落差25mというがそれほどあるとは思えない。
 次は笠石の滝を目指す。笠石地区に入り笠石大滝の案内板を見つける。でもその先はフェンスがあり“イノシシ除けのためフェンスは必ず閉めてください。この先の橋は腐っているので注意して渡ってください”との掲示がある。フェンスを開け、入ってから閉めて、木橋を恐る恐るわたる。でもその先に道はない。昔はあったのかもしれないが今は藪だけ。諦める。
帰り道に月待の滝に寄って行こう。月待の滝はカーナビに登録されている。月待の滝には16時の到着。30分ほどいて宿には17時前に戻る。
月待の滝
月待の滝 裏側から
 11月4日 花園渓谷
 ホテルを8時に出発。花園神社には9時半の到着。神社の駐車場に車を置き七ツ滝を目指す。30分ほど登って七ツ滝。さらに奥に花園神社の奥の院があるが、それはパス。
七ツ滝 落差60m
 来た道を戻り県道27号沿い花園川にある与四郎の滝を見る。車を停めるスペースはあるが滝を見るところがない。駐車スペースからではよく見えない。ガードレールを跨ぎ、急斜面を降り川端に出る。
与四郎の滝
 もう少し花園川をさかのぼると“箱滝方面”という案内板が表れる。その案内板のところだけガードレールが途切れ、人が入るだけの隙間はある。急斜面に道があるわけでもなく、また花園川に橋が架かっているわけでもない。そこのすぐ下流側に支流が流れ込んでいる。箱滝、落雲の滝、千猿の滝はこの支流にある。花園山トレイルマップを見ると、猿ヶ城林道はこの支流に沿って走っているようだ。猿ヶ城林道に入って行く。とにかく狭い。対向車が来たらすれ違えられない。しばらく走って行くが箱滝や落雲の滝などの案内板は見つけられない。少し広いところでUターンして戻る。
 ここで思いついて、北茨木市観光協会へ電話してみる。電話するのに、電波の届く花園神社近くまで戻らなければならなかったけれど。猿ヶ城林道は通り抜け出来てまた県道27号線に合流するとのこと。この猿ヶ城林道のどこかに案内板があるはずだ、とも言う。
 思い切って箱滝の案内板のところから急斜面を降り、花園川を渡り(渡渉せずに飛び石で渡れた)支流を左に見ながら藪をかき分け進んでいく。しばらく進むと支流は砂防ダムらしくコンクリートで作られた滝になり進めない。右側も山になり、山の急斜面を、藪をかき分けながら進むこともできない。諦めて戻り、猿ヶ城林道を車で入って行く。しばらく進むと箱滝、落雲の滝はないが千猿の滝の案内板は現われる。
千猿の滝
花園渓谷の黄葉
 袋田の滝ライトアップ
 宿には16時頃の到着。駐車場の整理員が言う。“袋田の滝が今月からライトアップされています。評判がいいですよ、行かれたらどうですか”
ライトアップされた袋田の滝
袋田の滝の入場料は300円。切符売りのおじいさんが300円ですというから素直に300円支払う。滝まで行くトンネルの途中に吊り橋へ行く出口がある。ここから入ることもできる。そこにはJAF加入者は250円と書いてある。帰り際おじいさんにその由言うと、50円を返してくれた。
 大子の街もすごく開けている。大型小売店だらけだ。カインズ、ケーズデンキ、ウェルシア、しまむら、tairayaという食品スーパー。カインズに行ってみる。食品売り場は狭いけれどお酒は売っている。石岡産だが純米酒が1升3,000円で売っている。石岡だって茨城だから買っていこう。地域クーポンも使えるから。何とかこれで5,000円の地域クーポンの目途が付く。セブンイレブンも覗いてみたが、地酒を置いてある店と置いていない店がある。また店によっては地域クーポンが使えない。
 11月5日 江竜田の滝
 ホテルを8時に出発して江竜田の滝には9時に到着。江竜田の滝は福島県にあるが、花園渓谷に行く途中になり当然所要時間は短い。カーナビに登録されていなかったが、最寄りの駅“磐城塙駅”をカーナビに登録して進む。磐城塙駅の手前の道の駅でこの近辺の地図を見ると江竜田の滝が出ている。県道に入ると“江竜田の滝”の案内板が各所に出てくる。
 江竜田の滝は六つの滝の総称になる。昇竜の滝の他はみな近くにある。結構いいところだよ。渡瀬川には青葉の滝、虹ヶ滝があり、大戸中川にはそうめんの滝があり、そうめんの滝のすぐ下で2本の川が合流していて、合流したところに二見ヶ滝がある。少し下に龍神の滝がある。そしてずっと下流に昇竜の滝となる。
二見ヶ滝
そうめん滝
虹ヶ滝
青葉の滝
手前から竜神の滝、二見ヶ滝、そうめん滝
昇竜の滝は橋を渡ってから遊歩道を歩き、その終点にある。橋を渡ろうと思ったら台風に流されていて渡れない。その由の案内表示に鮫川村の観光担当のTELが書いてある。早速電話してみる。“江竜田の滝に来ています。ここにある鮫川村の地図に強滝とありますが、強滝という名の滝があるのですか、それとも単に地名ですか”
“強滝は渓流で遊歩道があります。紅葉のきれいなところです”と返事がある。
とにかく行ってみよう。村の名前となった鮫川の左岸をR349が走り、右岸が遊歩道となっている。駐車場からは橋を渡って右岸の遊歩道に出る。急流は2㎞というが遊歩道はそれほど長くはない。
強滝
 八溝山
 茨城県、福島県、栃木県の3県の県境になっている八溝山というのがある。頂上付近には数か所の湧き水があるという。鮫川村でカーナビに登録する。福島県の棚倉町から県道377号線を入って行く。道も狭くなり5~6分も走っていよいよ山登りかと思いきや通行止めになっていた。もうがっかり。棚倉町、塙町、矢祭町を通って大子町に戻り県道28号線、248号線で八溝山へ行く。山頂手前に、“八溝川湧水群を経て山頂へ1.7㎞(旧参道)”の案内板がある。駐車場もあるのでここに停める。1.7㎞か、登りだから3~40分かかるかな、と思い登り始める。とんでもない、たっぷり1時間かかってしまった。湧水群は金性水のみ水が流れている。他は水たまりみたいなもの。
金性水
八溝山山頂からの眺め
 11月6日 永源寺
 昨日ホテルに戻る時に国道沿いに、“もみじ寺永源寺”の案内板を数か所で見る。ホテルの駐車場整理の人に聞くと“紅葉が売り物のお寺です。私も昼休みにちょこっと行ってきました。早朝がいいですよ、朝日にきらめいてきれいですし、混んでもいませんし”
永源寺の紅葉
 袋田の滝
 永源寺を早朝に見て、朝食を摂った後8時半にホテルをチェックアウト。道の駅“奥久慈だいご”に寄りリンゴと柿を購入。柿は先の尖った大きいものが10個ほど入った物が1,000円。レジに持って行って“これは甘いんでしょ”と聞くと“渋柿です”これは大変だ。甘柿と交換。それに漬物を1袋540円で購入して何とか地域クーポン券を消化する。
袋田の滝
袋田の滝
 袋田の滝には今まで2回来ているが、上流にある生瀬滝には行っていない。何しろ数百段もある階段を登らなければならないから。調べてみると450段、高低差100mだそうだ。今回は時間もあるし、筋肉痛もだいぶ収まってきたから登ってみよう。
生瀬滝 落差10m
 これで今回の滝巡りは終了。孫の世話をしに埼玉県の土呂に行っている奥さんを迎えに行く。土呂には14時の到着。

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