
檜原村
2020年7月
東京都最後の村檜原村へと行く。同行者なし。
2020年7月30日
自宅を8時ちょっと前に出発。檜原村役場は檜原街道に面していて非常にわかりやすい位置にある。9時半頃の到着。
滝巡りをするのですが分かりやすい地図はありますか、と聞くと担当のお姉さんは沢山のパンフレットをくれる。“ひのはら滝めぐりマップ”は非常に役に立った。
払沢の滝
まずは100名滝に選ばれている払沢の滝へと行く。駐車場完備で15分ほど歩けば滝に着く。遊歩道が整備されていて歩きやすい、誰でも滝まで行ける。

払沢の滝までの遊歩道

払沢の滝

払沢の滝 北秋川水系 落差26m 隠れて見えないが全4段60mという。
三頭大滝
三頭大滝へと進む。こちらは南秋川水系。役場のそばで北秋川と南秋川が合流し秋川となる。都民の森駐車場に車を置いて、急な坂道を10分ほど登るとあとは木チップの遊歩道になる。トータル20分ほど歩く。滝見橋が滝の前に架かっている。橋は渡ると行き止まり。滝を見るためにだけ架かっている。滝に近すぎて全容はカメラに入らない。
滝を見終わってから都民の森内のレストランで昼食。どうも檜原村にはコンビニがないようだ。役場の隣に個人営業のコンビニらしき店はある。

三頭大滝部分
夢の滝
都民の森駐車場から役場方面に戻ると5分ほどで夢の滝が右側に見えてくる。都民の森に行くときには気づかなかった。夢の滝の少し役場側に駐車できるスペースがある。

夢の滝 南秋川水系 落差19mとあるがそんなにあるようには見えない。
菅平の滝
駐車スペースから三頭山への登山道がある。これを上って行けば菅平の滝に出るとある。20分ほど登って菅平の滝に出る。夢の滝の上流にある。2段滝だが2段目は見えにくい。ここまでの途中でも、もう少し先でも2,3mの滝みたいな急流がたくさんある。この流れに沿って歩くから道も険しい勾配になっている。

菅平の滝 南秋川水系 小さく2段目が見える。
九頭竜の滝

九頭竜の滝 南秋川水系 落差10m 修験者の滝
雨乞いの滝
九頭竜の滝を13:30に出発。この下流に竜神の滝があるが見落としてしまった。三頭大滝、菅平の滝、夢の滝、九頭竜の滝、竜神の滝は同じ川。
北秋川水系の雨乞いの滝を目指す。北秋川水系では役場から一番遠い。すごい山の上にある重要文化財の山岳民家“小林家”の駐車場から徒歩5分という。この小林家は駐車場から歩いても行けるがモノレールが走っている。定員5名のオープンエアーの乗り物だ。湯河原の蜜柑山などで見かける荷物運搬用のモノレールの毛の生えたようなものだ。なぜこんな山奥に家があるのかと思ったが、炭焼きなどで生計を立てて大人数で暮らしていたのだろう。
小林家駐車場のすぐ横に雨乞いの滝への入口があるのだが、落石の危険があるため進入禁止と看板がありロープが掛かっている。またいで進んでいく。やはり少し怖い。

雨乞いの滝 北秋川水系 落差10m
8月1日 中山の滝
檜原村に入ってすぐに中山の滝がある。落差1mというから見ないにしようと思ったが、わざわざ地図にも出ているし、看板もあるので行ってみる。中山の滝を過ぎてすぐに民家がありおじいさんがいる。中山の滝に行きたいのだが駐車できるところはないですか、と聞くと自分の家の駐車場の前に置いてよいと言う。お言葉に甘えておじいさんの家の車3台の前に置かしてもらう。公衆トイレの横から下って行けば滝に出る、と教えてくれもする。
この滝は上から見下ろすようになる。近づこうかと岩の上を歩いていると滑ってしまって、お尻と背中、右腕を岩に打ち付けてしまう。そのまま滑って川に落ちたら命はなかった。滝の落差は少ないが、北秋川と南秋川が合流して秋川になっているから水量はある。打ち付けた割には痛みはそれほどない。明日が大変かなと思いながら滝巡りを続ける。

中山の滝 落差1m
天狗滝、綾滝
千足バス停から天狗滝まで徒歩30分とマップには書いてある。入り口が分からない。おばさんがちょうど家から出てきたので聞く。ほらあそこ、今車が入って行ったでしょ、あの道が天狗滝に行くのよと教えてくれる。でも駐車場があるかしら、とも言う。行けるだけ行ってみよう。どんどん入って行くと、舗装道路はまだ続くのだが、進入禁止の看板とともにバリケードが築いてある。バリケードの前ならほかの車の邪魔にはならないと思い、そこに置く。しばらく舗装道路を歩きいよいよ登山道となる。20分も登ると天狗滝。

天狗滝 北秋川水系 落差38m
天狗滝の滝つぼの下流側を反対側に渡って急な昇り道がある。30分も登っていくと綾滝がある。倒木が沢山ある。おおざっぱ片付けられているがまだ巨木は残っている。

綾滝 天狗滝の上流 落差21m
帰りは天狗滝を通らない道を選ぶが車まで45分かかる。この往復は大変だった。登りも下りも勾配がきつくくたびれた。
役場まで戻り、隣のコンビニ風の店にてサンドウィッチ、缶コーヒーを買い食す。
華水の滝
小岩バス停のそばに滝への入口があるという。車を停め歩いてみるとすぐに入り口の看板が見つかる。この滝入り口の看板は小さく、また方向によっては見つけられない。
車を何とか誰の邪魔にもならないところを見つけ駐車する。20分も歩いて華水の滝に到着。この道は比較的に楽だった。

華水の滝への遊歩道

華水の滝 北秋川水系 落差30m
華水の滝のあと夫婦の滝を目指す。湯久保の村の行き止まりに車を置いて登山道を登りだす。道案内が倒れていて、こういう風に立っていたらあちらが夫婦の滝だな、と思い右斜め上に歩き出す。急こう配の道(20/100位はあったんじゃないか)を休み休み歩いていく。30分も歩いてさすがにおかしいと思い戻る。さきほど選ばなかった方へと行く。途中夫婦の滝の看板が出ていて方向はあっている。沢が一つ出てくる。小さい滝は連続してあるが違うなと思い、飛び石伝いに渡る。もう一つ山を越えるとまた沢が出てくる。ここも先ほどと同じような小さい滝がいっぱい。橋もあり道はまだまだ続く。今までの滝は、ここは何滝だよと看板が出ていたし、何滝まではあと何mとか出ていた。道を間違えくたびれていたので引き返す。案内書を持ってくればよかったのだが、汗でぬれて引き裂けもしたので車に置いてきてしまった。後で見れば沢を二つ渡って、もう一つの山を越えればそこに夫婦滝があると書かれていた。1時間20分ほどのくたびれもうけ。残念。
吉祥滝
役場に車を置いて吉祥滝を目指す。ここも進入禁止の看板あり。でも入って行く。

吉祥滝 南秋川水系 落差1m
今日は本当にくたびれた。山道を26,000歩も歩いてしまった。7月30日は17,000歩だった。役場を16:10に出発。家には18時の到着。