福島県

2020年4月  

2020年4月7日
今回は滝巡りだけでなく桜巡りも兼ねている。日程的には桜が主体。家を7時半頃出発。さいたま市土呂の次女の家に寄るも、乙字ヶ滝に11時半頃の到着。須賀川市と玉川村との境の阿武隈川にある滝。この付近で阿武隈川が乙の字のように流れているためこの名が付いたという。水量が豊かな時は100mの幅で落ちるという。
落差6mというがそんなにあるとは思えない。100名滝
 三春町の滝桜には13:15頃の到着。人は結構いるが接触するほどにはいない。桜見物の協力金は300円。推定樹齢1,000年のエドヒガン系ベニシダレサクラ。国の天然記念物になっているという。五分咲きくらいか。10日あたりが満開という。
 帰りにそばの不動桜に寄るがこちらはまだ蕾だった。
三春の滝桜 高さ13.5m 根廻11.3m 枝張り東西22m南北18m
不動桜
 このあたりの桜はほとんどが枝垂れ。名もなき桜もほとんどが枝垂れ。同じ三春町内の福聚寺にも枝垂れがあるというので見に行く。
福聚寺枝垂れ 木は2本 推定樹齢450年
宿の磐梯熱海温泉の伊東園ホテル磐梯向滝には16時前に到着。
4月8日
 銚子ヶ滝には9:20の到着。案内標識を見落としたりして遅くなった。石筵ふれあい牧場から入って行くと狭いながら駐車場がある。遊歩道の距離は1.4㎞とあるが最後の300mが大変。急な下り坂だ。当然帰りは急な上り坂となる。
銚子ヶ滝 落差48m 100名滝
福島県にはもう一つ100名滝に選ばれている滝がある。尾瀬の三条の滝だ。尾瀬の中だから車でそばまで行けない。山小屋に1泊する必要がある。宿に贅沢は言わないけれど、風呂があって個室が条件だ。風呂なし雑魚寝では泊まれない。
 達沢不動の滝には11:10着。駐車場から徒歩10分。ほぼ平らな道。男滝、女滝の2筋ある。
男滝 落差10m
女滝
 この後安達太良連峰沼尻登山口駐車場から徒歩5分のところにある白糸の滝を目指すが、雪のため登山口駐車場まで到着できなかった。幕川温泉から700mの幕滝にも雪のため行けない。幕川温泉にも入って行けない。2軒ある宿の人はどうしているんだろう。やはり雪が降る前に避難しているんだろうね。
雪で道路閉鎖
 小野川不動滝にはなんとか到着。14:10頃。多少昇り階段があるがそれほど苦ではない。20分の歩行。
小野川不動滝 落差25m
 帰り道にある五色沼に寄る。毘沙門沼の畔を30分ほど散歩。宿には16時過ぎに到着。
毘沙門沼
4月9日
 喜多方市の旧日中線の桜並木を見に行く。宿を8:30に出て日中線には9:30の到着。昭和59年に廃線となった旧国鉄の日中線線路跡地を利用して3㎞の枝垂桜の並木道を作ってある。ほぼ満開だったのは基点から300m程。後はまだ蕾。真ん中あたりにはSLが展示してあると言うが、7~800m程歩いて戻る。
日中線 桜並木
 鶴ヶ城(会津若松城)にも行く。こちらも5分咲きか。喜多方で昼食にラーメンを食べたかったのだが、9:30~10:30までしかいなかったので昼食には早いと思い鶴ヶ城に来てしまった。城内の食堂に会津ラーメンがあったので、それを食す。
鶴ヶ城
 同じ会津若松市内に石部桜があるという。有名らしい。ネットで調べてみると、ドラマ“八重の桜”のオープニングに使われていたという。推定樹齢650年のエドヒガン。中世会津の領主芦名氏の重臣石部治部大輔の庭にあったという。今は田んぼの真ん中。満開だ。
石部桜
 市の駐車場、道の途中、石部桜にガードマンがいる。これだけ人件費をかけているのなら有料かなと思ったが無料であった。近隣に迷惑が掛からないように市が手配しているのだろう。
 鶴ヶ城のそばに桜が満開のところがあった。行ってみると福島県立博物館。城の三の丸跡地にあり鶴ヶ城公園の一部になっている。特に桜の名所というわけではないが、ちょうど満開だったので寄ってみる。
県立博物館の桜
 市内に雨降りの滝があるというので行ってみる。Wikipediaには東山温泉にあって東山四大滝のひとつと書いてある。あと3つは探すまでもないと思う。
雨降りの滝 落差10m
 帰り道、磐梯町にも滝があるので寄ってみたいが車のナビには何も出てこない。磐梯西山麓湧水群とインプットすると表示される。行ってみると龍が沢湧水地に到着。往復40~50分の歩行。例によって熊よけの鈴を鳴らしながら進む。
湧水地
 すぐそばに磐梯町役場がある。観光課に行ってみる。滝巡りをしたいが行き方を教えてほしい。ゴールドライン沿いに幻の滝があるがゴールドラインは冬季閉鎖で明日の10日から通行できるようになる。ほかの滝は雪のため行くことはできない。5月の連休が過ぎないとだめですよ、という返事。
4月10日
 8:30に宿を出て帰路に着く。まっすぐ帰ったのでは早すぎるので、東北道のインターチェンジからも近い塩原の滝巡りへと行く。
 もみじ谷大吊橋の看板が出ていたので寄ってみる。車を停めるとすぐにおばさんが寄ってきて、コロナのため吊り橋は閉鎖になりましたと言う。武漢ウィルスはこんな田舎にまで進出してきているんだ。田舎なら大丈夫と思って来ているのに。
 竜化の滝を目指す。無料駐車場が整備されている。駐車場から20分。竜化の滝の手前に風挙の滝がある。
風挙の滝 落差10m
 風挙の滝の200m上流に竜化の滝がある。
竜化の滝 落差60m
 回顧の滝(みかえりのたき)のそばにも無料駐車場がある。かなり下って吊り橋を渡ると観瀑台がある。
回顧の滝 落差53m
 この辺りにはもっとたくさんの滝があるのだが、遊歩道が崩落していたり、橋の架け替えなどの道路封鎖で行けない。
 今回は3泊とも磐梯熱海の磐梯向滝ホテルを利用する。理由はただただ価格の安さ。3連泊だと2食付きで、なおかつ夕食時にはアルコールが飲み放題で6,600円/日(税込み)だ。ビール、日本酒、焼酎、ハイボールも出てくる。入湯税が別途150円/日かかるが全部で20,250円という安さだ。
 晴海の自宅には15:30前に到着。お疲れさまでした。

PAGE TOP