
奈良、三重、大阪
2019年11月
今回は一人旅。
11月15日
羽田を9時の飛行機で伊丹空港へと行く。空港でオリックスレンタカーを借りる。日産ノートクラスで37,318円。今日の宿は不動七重の滝のある奈良県下北山村の下北山スポーツ公園だが、早く着きそうなので十津川村にある笹の滝を目指す。
十津川村に入ると “日本一の吊り橋” 標識がある。行ってみる。吊り橋を行き過ぎて100mも行くと駐車場がある。管理のおばさんが500円です、と言う。
えっ、500円。べらぼうじゃないの、と言うと、おばさんは、今日は平日だから村長は役場にいる。文句があるなら村長へ直に言え、とのたまわった。全長297.7mと書いてあるが、あまりゆっくりもしていられないので数十m入っただけ。

笹の滝には14時半頃の到着。駐車場には1台もなし。心配で熊よけの鈴を腰にぶら下げて歩き始めると夫婦者が来る。複数いると熊は襲ってこないというから一安心。そのうち中国人らしき若者4人組も来る。


笹の滝 100名滝
宿には16時前に到着。宿の下北山スポーツ公園は財団法人下北山むらづくりセンターとなっているが下北山村の経営だろう。テニスコートなども持っておりスポーツ合宿を営業しているようだ。当然宿泊施設もあり一般人も泊めてくれる。料金明細を見てみる。
宿泊料 | 1泊2食付き | ¥7,700 | 2日 | ¥15,400 | 税10% | ¥1,540 |
宿泊料 | 1人割り増し | ¥500 | 2 | ¥1,000 | 税10% | ¥100 |
おにぎり弁当 | ¥550 | 2 | ¥1,100 | 税8% | ¥88 | |
ビール | ¥550 | 1 | ¥550 | 税10% | ¥55 | |
合計 | ¥19,833 |
結構安くなっている。
この宿舎の道路を挟んだ丘の上に日帰り温泉の “きなりの湯” があり、宿泊者は無料入場券を貰える。泉質はナトリウム炭酸泉。効用はリュウマチ、神経痛など。1日だけ行く。やはり道路を渡って坂を少しでも昇るのはしんどい。
11月16日 不動七重の滝
車に霜が降りている。宿舎からお湯をもらったりして8:10の出発となる。8:40に遊歩道入り口に到着。この先に道路から滝を見れるところがあるというので行ってみる。2か所ある。

不動七重の滝 100名滝 最下段か?

3段目、4段目あたりか?
遊歩道入り口に戻り降っていく。100mの階段下降。

階段と前鬼川ブルー
100m降り切って1km程川沿いに歩く。あれっ、行き止まりだ。と思ってきょろきょろすると斜め後ろに亜鉛引きの踏み板が見える。その前に行き止まりのところの滝を眺める。

最下段7段目か?
いよいよ900段の階段を上る。いたるところに亜鉛引きの踏み板で階段が作られている。

途中あずまや風の休憩所も作られている。

展望所には10:25の到着。

展望所からの滝 3段目と言われている。滝つぼは見えない。
先ほどの行き止まり部に行く。11:15。早いけど宿で作ってもらったおにぎり弁当を食す。滝の音を聞き、水の流れを見ながらの弁当だ。遊歩道入り口の駐車場には12:20の戻り。
下北山村にはあと2か所の名所?があるという。石ヤ塔は石でできた山の絶壁。

明神池にも行ってみる。1周1kmというので歩いてみる。

宿には16時前の戻り。100m降ってから900段の昇り降り、また100m昇って、そして平坦な1kmを歩いて、結構くたびれた。携帯電話に付いている歩数計を見ると、1万4千歩でしかない。階段ばかりであったからそんなに歩いてはいないんだね。山の道路はすごく狭く、すれ違い出来ないくらい。最高速度も30km/hがやっと。
11月17日
移動日。宿舎8:45発。大杉谷に行きたかったけれど、土日は避けた方がいいというので、大台ケ原へと行く。大台ケ原ビジターセンターには9:05着。ここももう沢山の車が停まっている。

大台ケ原からの眺め

立ち枯れ 昭和30年代の伊勢湾台風でこうなったという。
奈良県には100名滝があと2か所ある。双門の滝は天川村にある。駐車場から片道5時間というので最初からあきらめる。中の滝は上北山村にある。大台ケ原からも近い。こちらは駐車場から片道2時間。2時間かけて行っても遠望するだけというのでこちらもあきらめる。
15:30に桜井市の宿大和屋に着く。すぐそばには長谷寺。長谷寺散歩をする。40分ほど。


長谷寺風景
11月18日 赤目48滝
8:00発で三重県の赤目48滝(100m名滝)を目指す。9時頃到着。駐車料金800円。その民間駐車場のおばちゃんと話す。桜井市の長谷寺のそばに紅葉で有名な神社があると。
入山料500円を支払い入場する。山椒魚館を通り遊歩道に出る。滝の数は48かどうか分からないが、赤目5滝と代表的な滝が示されている。

不動滝

千手(せんじゅ)滝

布引の滝

荷担(にない)滝

琵琶滝
赤目48滝の遊歩道はきちんと整備されている。遊歩道終点の岩窟滝まで、写真を撮りながら行くと2時間。滝がいっぱいあるわけだから当然かなりの昇りになる。帰りは1時間15分ほどだった。
赤目滝の駐車場で昼食を摂り、その後香落渓(かおちだに)を目指す。遊歩道などはなく車を置けるところに駐車して写真を撮る。

香落渓
宿には16時の到着。計画当初には赤目48滝のそばの宿を探した、が一人で泊めてくれるところは見つからなかった。その結果長谷寺のそばの大和屋にしたのだった。部屋は5畳と狭く、テレビはあるが冷蔵庫はなし。当然料金は安く夕朝食付きでビールも4本飲んで(2泊で)19,200円。1日当たり1万円しない。ただ領収書はなかった。
三重県の100名滝は赤目のほかに、七ツ釜滝と布引の滝とがある。七ツ釜滝は今回行くことをあきらめた大杉谷にある。登山口から5時間ほどかかるという。当然私には無理。行きたかった大杉谷は登山口から日帰りできる範囲なのだ。
布引の滝は駐車場から10分ほどで着くというが、今回は方向違いで行くのをあきらめる。和歌山方面に行くときに考えるつもり。
11月19日
宿を7:40に出発。赤目の駐車場のおばさんが言っていた談山神社へ行ってみる。8:10に到着するも開山は8時半という。駐車場は無料、入山料は600円。中大兄皇子(天智天皇)と藤原鎌足がこの地で、蘇我入鹿の暴逆をいかにせん、と相談したので談山神社と名付けられたと言う。歴史はあるのね。

談山神社
談山神社を9時半に出発。箕面公園駐車場に11時過ぎに到着。駐車料金は1,000円。べらぼうだね、と言うと、僕もそう思いますと徴収人が言う。10分ほどで箕面滝。ここが公園の最上部。公園は渓谷沿いに細長くなっている。


箕面滝
渓谷沿いに降っていく。公園を出た所には箕面駅がある。駅前のイタリアンで昼食。駅前から箕面滝まで右岸を歩いていく。ゆっくり歩いて45分。なだらかな上り坂で舗装もされている。車椅子でも大丈夫。部分的にある左岸はハイキングコース的になっている。未舗装だし階段もある。大阪府にある100名滝はここだけ。
空港には15:30に到着。飛行機は17:00発の羽田行き。ユナイテッドのマイルを使いANAのチケットを貰ったので料金は発生していない。1万マイル。まだユナイテッドのマイルは27,000残っているのであと2回はANAの国内線に乗れる。