
第36滴 白川氷柱群
2024年1月
何かの記事で、長野県木曽郡木曽町に氷柱(つらら)がある、と見たので行くことにする。冬用タイヤでないとまずいので列車、レンタカーで計画する。
2024年1月30日
東京発9:20の北陸新幹線『かがやき507号』にて長野着。
長野発11:00の『しなの10号』にて木曽福島駅に12:30の到着。駅前の日産レンタカーにて車を借り、宿の『けやきの湯』には13時過ぎには着いてしまう。白川氷柱群はこの宿の真ん前。

白川氷柱群

白川氷柱群
白川氷柱群は天然の物と思われる。水を撒いてつららを作っているところもあるが、そういうことはしていない模様。
写真を撮るだけなので時間はそうはかからない。宿のおかみに他に何かないか聞くと、隣の王滝村には滝があるという。これは行ってみなければいけない。王滝村の観光案内所に行き地図を貰い、滝を目指す。
県道を御嶽山方向に進んでいくと清滝の案内がある。県道からも滝が見える。雪の階段を進んでいく。

雪の階段

清滝

清滝
写真を撮っていると後から人が来る。やはり物好きな人はいるもんだ。
県道をもう少し登ると新滝の表示が現れる。こちらの方が、裏見の滝(滝の裏側に回れる)になっていて、見ごたえはある。ただし滝の裏側は凍っていて入ってはいけない。

新滝

新滝
清滝であった人がまた来る。凍ってますよ、と言うと、これがあるから大丈夫、とアイゼンを見せる。
けやきの湯はいい温泉だ。お風呂には24時間いつでも入れる。ただ古い温泉宿だけに、トイレは別、部屋には鍵がかからない、金庫もない。客は私一人だけだったから心配はなかったが。
氷柱は17時から20時までライトアップされる。電源の入り切りはけやきの湯でやっているのではないかと思う。


ライトアップの氷柱群
1月31日
朝食後8時過ぎに、朝の氷柱を撮影しようと思ったら先客が2名いた。

朝の氷柱
帰りの列車は木曽福島発13:25。時間はたっぷりとある。宿で木曽福島近辺の地図を見ていると、地蔵峠の展望台は眺めがよく、そのそばに唐沢の滝がある。宿の親父さんに話をすると、地蔵峠は冬季閉鎖中だと思う、唐沢の滝もどうかな、という返事だった。
他に行くところもないし、とにかく行ってみよう。地蔵峠の北側に出て、地蔵峠方面の標識に従って入って行くも、すぐに冬季閉鎖中のバリケードがあり進入できない。
もう木曽福島駅の方へ戻ろうとしばらく車を走らせると、地蔵峠、唐沢の滝方向の標識がある。地蔵峠への南側からの進入路だ。唐沢の滝のそばまで行ければ歩いてもいい、と思い進んでいく。奥に進むにつれ雪が2,3㎝ほどだが積もっている。雪道を走ったのはずっと昔だ。大丈夫かな、と思いながらゆっくりと進んでいく。ついに進入禁止のバリケードが現れる。あーあ、ここまでか、と思いながら左側を見ると滝が見える。唐沢の滝だ。


車の向こうに唐沢の滝が見える。

唐沢の滝

唐沢の滝
まだ時間はある。木曽福島駅前の観光案内所に行ってみる。白川の氷柱、清滝、新滝そして唐沢の滝を見てきた。まだ2時間ほどあるのでどこかお勧めのところはないか、聞いてみる。
それなら南宮神社がいいですよ。境内に滝があり氷瀑となっています。国道19号線を松本方向に20分も行ったところか。

南宮神社の氷瀑
滝としての流量は多くはないと思うが、うまく凍ってくれている。
道の駅で昼食を摂り、日産レンタカーには12:45頃の到着。特急列車、新幹線と乗り継いで東京へ戻る。氷柱を見に来たわけだが、清滝、新滝、唐沢の滝、南宮神社の滝と4つの滝を見れていい旅行であった。