志賀高原

2022年5月22日〜27日  

 今回はクラブツーリズムの“美肌効果のあるにごり湯をたっぷり満喫!志賀高原熊の湯ホタル温泉6日間”というツアーに一人で参加。6日間で夕朝食付きで55,000円という安さにひかれ思わず申し込んでしまったのだ。
5月22日
新宿の都庁下の大型バス発着所を9:20に出発。上野からの参加者を含めて総勢16名。年寄りが多い。私も75歳になり年寄りだが、若い方に属するだろう。明らかに90歳を超えていると思われる人が4名いる。この人たちは温泉三昧の湯治だろう。あとは80台か。ホタル温泉“一望閣”には16時前の到着。
 温泉はph6.5の硫黄泉。にごり湯。効用は神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩など。硫黄泉のため金属類は変色すると言っていた。
5月23日
 宿で配布してくれた志賀高原トレッキングマップを見ると、宿のそばの“ホタル温泉”バス停の前に前山に登るサマーリフトがある。先には前山湿原が広がっていてトレッキングコースになっている。全長9.6㎞、所要時間3.5時間と書いてあり丁度良い。さあ行こうと思ったが、サマーリフトが動いていない。6月からの稼働だという。リフト部分を歩いて行くと往復2時間ほど余計になる。諦める。
 “自然探勝コース”というのがあり木戸池バス停から蓮池バス停までを歩くコースだ。全長4.1㎞、所要時間2時間、標高差160mと記してある。木戸池までは2㎞くらいだろう。全体に降りコースだ。帰りにはバスに乗ってこよう。国道292号線を下って行く。平床のバス停を過ぎ次が木戸池と思いながら歩くが、左側に湿原が見えてくる。田ノ原湿原だ。木戸池バス停を通り過ぎてしまった。
 トレッキングコースと国道が交差している。ここからトレッキングコースに入って行こう。三角池のそばの湿原の中の木道を歩いて行く。
 しばらく行くと水芭蕉がたくさん咲いている。志賀高原で水芭蕉を見るとは思わなかった。
 信州大学自然教育園に入って行く。遊歩道そばにクロベの古木がある。
いわゆる巨樹にはまだなっていないようだ。
 桜も咲いている。
 蓮池広場で昼食。宿で作ってもらったおにぎり弁当を食す。
 蓮池広場のそばに志賀高原山の駅がある。湯田中の駅から志賀高原山の駅に来て、ここがホタル温泉行やプリンスホテルなどがある奥志賀高原行きに分かれる分岐点となっている。
 山の駅発13:01のバスに乗る。マップには田ノ原湿原というバス停もある。田ノ原湿原で降りて木戸池までの湿原を歩こうと思う。運転手に田ノ原湿原で降りたいというと、田ノ原湿原の停車は6月からです、といわれ木戸池で降りる。木戸池のバス停は国道から中に入った木戸池温泉の前にあった。田ノ原湿原を往復することになった。
2枚とも田ノ原湿原
木戸池から宿までも徒歩となる。今日の歩行数は19,000歩。
5月24日
志賀高原にはたくさんのトレッキングコースがあるが、トレッキングコースの出発点に行くのが大変。バスは少なくて困ってしまう。レンタカーを借りることにする。宿のお姉さんに頼んで手配をしてもらう。信州中野のオリックスレンタカーに申し込んでくれた。
 志賀高原トレッキングマップを発行している山ノ内町外になるが、マップの端っこに雑魚川(ざこがわ)大滝が載っているのでそこを目指す。ナビに雑魚川大滝と入れても登録なし。住所にて栄村切明と登録すると80㎞と表示。疑いもしないでスタート。国道117号線を北上し、飯山市、津南町(ここは新潟県)から国道405号線を南下。長野県との県境辺りに蛇渕の滝というのがあったので寄る。ちょうどお昼頃。展望台からの見学。
蛇渕の滝 落差30m
 何とか栄村切明に到着するが目の前はT字路。T字路から先はナビにはない。現実に道路はあるのだがナビには存在しない。雑魚川大滝にはどう行けばいいのか困った。そうだついこの間スマホを買ったのだ。グーグルマップを見てみよう。雑魚川大滝も出ていてこのT字路を左に行けばよい。何とか大滝と書かれた柱前に到着。車4,5台なら置けるスペースもある。
遊歩道を入って行くと左に行くと大滝700mとの案内板がある。700mというと山道だから20分くらいか。
雑魚川大滝への山道
雑魚川大滝 落差25m 
左へ700mの案内板を見てそのまま上流へと進む。三段の滝が現れる。
三段の滝
もう少し進むとハーモニカの滝。
さらに進むとめぐり逢いの滝。
めぐり逢いの滝は雑魚川本流に流れ込む支流の滝のようだが、それ以外の大滝、三段の滝、ハーモニカの滝は雑魚川本流の滝で流量の多く見ごたえがあった。どこも滝壺のそばまで行けず展望所から見学であったため、いい写真が撮れず残念であった。
 帰りはどうするとグーグルマップを見ると、今の道をそのまま進めば県道471号線に出て、奥志賀を通って志賀高原山の駅がある蓮池に出る。蓮池に出れば宿までは10分もかからない。
 レンタカーのナビはどう考えても古い。古すぎる。車検証を見るとレンタカーそのものの初年度登録は令和元年。まだ4年目だ、そんなに古くはない。考えるに初年度登録の時に中古のナビを取り付けたのではないか。そう考えるしかない。
滝の駐車場から宿まで40分ほどだった。山の駅から信州中野駅までだって30分ほどだろう。オリックスに苦情を言わなければいけない。
5月25日
 宿を出て山の上方を目指す。何分もかからずに横手山山頂へ行くスカイレーター乗り場のある“のぞき”(地名)に到着。スカイレーターは段差のない巨大なエスカレーター。全長200mとある。帰りは逆回転して降りとなる。スカイレーターの次はリフト。
スカイレーター
リフトで横手山の山頂へ
横手山山頂テラス
横手山山頂からの眺め
山頂から反対方向にもリフトがある。こちらは降り。雪が大量に残っておりスキー客がリフトで登ってきては滑って行く。駐車場に降りて国道をもう少し進んで行くと渋峠になる。この先は群馬県中之条町。志賀高原は群馬県、新潟県に近いんだ。
 次は奥志賀高原の白樺池までのトレッキングコースに挑戦。国道を降りて蓮池で県道471号線に入り雑魚川大滝方向へと進む。山ノ内町のはずれになるだろうが奥志賀高原ホテル方向へ入って行く。奥志賀高原ホテルの先のペンション村を過ぎると行き止まり。ここが駐車場となる。
駐車場に設置されている案内板 全長3.7㎞
渡渉木橋が棄損している。
白樺池
 次はシナノキコースに挑戦してみよう。全長2㎞で標高差70m、所要時間55分と書いてある。プリンスホテル西館がスタート地点だ。
 雨が降ってくる。昼食を摂りながら車中待機。昼食は宿に頼んでおにぎり弁当を作ってもらっている。3日目だが毎日同じだと飽きてくる。30分ほどで雨が上がる。
 プリンスホテルの前には何の案内もない。県道を少し下がったところに木道がある。そこへ行ってみる。湿地帯の木道で、10分くらいで一ノ瀬スキー場の駐車場へ出て県道になってしまう。またプリンスホテルの前に戻る。スマホを出しグーグルマップを表示するとシナノキも地図上に現れる。プリンスホテルの敷地内に入り雪のないゲレンデを登って行く。シナノキはゲレンデの左側だ。シナノキに一番近いゲレンデ上に立つが道はない。一大決心をして藪の中に入って行く。地図上ではもう少しというときに沢が現れもう先には進めない。
 ゲレンデに戻り降って行くと、左側から下ってくるゲレンデがある。そちらに行ってみよう。またゲレンデを登って行く。ようやくシナノキの文字が出てくる。
この表示を見るまで1時間
この表示のように右方向へゲレンデを登って行く。ゲレンデは大きく左カーブしているがそのまま登って行く。ゲレンデの最高地点まで行くが何もない。くそっ、帰ろうとゲレンデを降り始める。ゲレンデは幅が広い。左端を登ってきたが、降る時も左端を歩く。さっきとは反対側だ。藪が切れて歩道らしきものがある。入って行ってみよう。
 ようやくシナノキに出会う。さっきの表示を見てから1時間。プリンスホテルの敷地に入ってからは2時間経過。長野県指定天然記念物。推定樹齢800年。幹回り8m。
歩道入口 案内板がないんだから分からないよね。
シナノキ
 宿には明るいうちに帰着。
5月26日
 今日はせせらぎコースを歩く。せせらぎコースはプリンスホテルの手前の高天ヶ原から一ノ瀬までの湿原を歩くコースだ。全長1.8㎞、所要時間55分、標高差60mとイージーなものだ。
木のない斜面はゲレンデ。手前の木道を歩く。木道の周りに点在している白いものは水芭蕉。一ノ瀬からは国道を戻る。
せせらぎコースの木道
 旭山登山コースに挑戦。蓮池(奥志賀方面と熊の湯ホタル温泉方面への分岐点)から少し降ったところにあるサンバレーの駐車場(巨大な無料駐車場)に車を停める。ちょっと降って琵琶池を見てまたちょっと登って一沼へと行く。ここが旭山への登山口。
一沼
旭山山頂
 レンタカーを返しに行かなければならない。途中国道沿いに澗満滝(かんまんたき)展望台に寄る。澗満滝に近寄るルートはないようだ。
澗満滝 落差107m
 予定通りの14時にオリックスレンタカーに到着。信州中野駅まで送ってもらう。にぎやかなほうの北口に降ろしてもらう。信州中野の街はイオンはじめ色々な大規模量販店があり駅前も発展しているのかと思ったが、何もない。コーヒーも飲みたかったし、土産物も買いたかった。でもそういうお店は駅前には皆無。
 16時過ぎには宿に到着。温泉に入り身体を洗う。夜寝る前にもう一度温泉に浸かる。この時はただ浸かるだけ。翌朝も起きたら温泉に浸かる。これの繰り返しだ。
5月27日
 宿を10時に出発。新宿には15時半頃の到着。お疲れさまでした。

PAGE TOP