碓氷峠アプトの道

2016年11月4日〜5日  

 11月4日
同行者 石井、小栗、尾関、橋本、三木、峯村、山口の各氏
 JR高崎駅の信越線横川行15:52発に集合と決めていたので、東京発13:39の高崎行に乗る予定であった。朝テレビをつけると高崎線は信号システムの故障で運休。予定は立たずとテロップが流れている。
 これは困った。なんとしてでも高崎まで行かねば。新幹線に予約を入れる。昼過ぎに家を出る頃尾関さんよりTELが入る。東京駅にいるけどどうしようかと。新幹線を勧める。歩き始めると三木さんからTEL.もう高崎駅にいる、新幹線で振替輸送をしているから新幹線利用料金は取られなかった。再度尾関さんからTELあり。振替乗車券で新幹線に乗りこれから高崎へ向かうと。
 東京駅のみどりの窓口に行き、新幹線予約の事情を説明すると、予約を取り消してくれて新幹線乗り場で振替乗車券を発行しているからそれを貰って乗ってくれ、と言う。
石井さんは八高線を使って高崎まで来てくれる。橋本さん、峯村さんはもう旅館に入っている。他6名は集合場所であるの横川行に乗車。
宿は旭館。ここに17畳の和室があり定員は7名。ここに8名入れてもらう。それで料金は1万円/人。夕食時に生ビール、地酒の“磯部”(これはおいしかった)を呑み、11,500円/になり、旅館に入る前に近所の酒屋で買った焼酎、つまみ代を足すと、12,500円/人になる。
11月5日
磯部駅発8:21に乗ろうと駅に行くが、今度はこの信越線が人身事故でダイヤが大幅に乱れている。横川行はいつ来るかわからない、高崎駅を出たら連絡が来る、と言う。タクシー2台に分乗してアプトの道入り口まで行く。(小栗さんは所要があって宿泊のみで帰宅)
 9時前から歩き始める。線路を残し、線路の上面に合わせて舗装をし、歩きやすくなっている。道路の勾配は66.7/1,000。ほぼこの勾配でまっすぐ続いている。
 歩き始めてすぐに中仙道碓氷関所跡。ボランティアのおじいさんが2人いて掃除、案内をしてくれる。
関所跡から30分弱で旧丸山変電所。碓氷峠を行きかう列車に電力を供給するために明治44年に建てられたと言う。
旧丸山変電所 機械室棟、蓄電池室棟の2棟 共に国の重要文化財
さらに20分ほどで峠の湯。ここでトイレ休憩。アプトの道入り口から熊ノ平まで往復すると4時間ほどかかるのだが、途中にトイレは少ない。この峠の湯の他には碓氷湖の駐車場、眼鏡橋の駐車場にあるだけだ。共にアプトの道から階段を下って行かなくてはならない。
 峠の湯から50分ほどで眼鏡橋。ここまで来ると人が多い。スタート時点ではまばらなハイカーがここまで来るとぐんと増える。峠の湯の駐車場にも結構な数の車が置いてあったし、ここの駐車場もいっぱいなのだろう。
 ここにもボランティアのおじいさんが2人いる。眼鏡橋から見える陸橋のことを聞く。
 峠の湯から熊ノ平間の線路は昭和38年で閉鎖され、それ以降はあの陸橋の線路を使っていた。それも新幹線の開通により横川、軽井沢間は廃線となってしまった。廃線になった場合には第三セクターが運航する場合が多いのだが、ここは勾配もきつく費用が掛かるため第三セクターも設置されずバスで運行している。
この辺りまで来ると紅葉も見られるようになる。ピークは1週間ほど先だそうだ。
眼鏡橋上での記念撮影
眼鏡橋から覗いた景色
 あと25分頑張って熊ノ平へ。人家もないのに駅になっている。横川、軽井沢間で唯一の平坦地で、単線の時にはここで列車の上下線の交換をしていたそうだ。
団体さんがやって来る。クラブツーリズムの旗を持っている。ここの駐車場でバスを降り、眼鏡橋を渡って碓氷湖の駐車場まで歩くらしい。40分ほどの下りだ。ちょうどいい散策だろう。
峠の湯には12時15分くらいの到着。入湯料600円。安いのだが大失敗をしてしまった。もっと安くなる割引券を持っていたのだ。下見に来た時に入手したのをすっかり忘れてしまった。1割引きだから全員60円安くなったのだ。
 入湯料が安いせいか飲食物が高いように思う。生中2杯、ハイボール1杯、つまみセット1皿、つまみチャーシュウ1皿、ご飯1杯、ソフトクリーム1個。これで3,400円。これだけ食べればその位するか。奥さんにはいつも食べすぎだと怒られている。
 峠の湯と入り口にある鉄道文化むらとはアプトの道に沿ってトロッコ列車が走っている。2時半発のトロッコ列車に乗って帰ろうと思ったが、帰りの片道切符は、予約客が少ない場合のみ車掌が販売するという。これでは待っていられない。待っていて乗れなかった場合には横川発の電車に乗り遅れてしまう。
峠の湯を2時過ぎに出る。もうダイヤは復旧していて横川駅発15:08の高崎行に乗る。横川駅で売っている峠の釜めしは有名だそうだ。みんな買っているので私も1個購入。1,000円。

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