皇居、数学体験館

2014年8月7日  

同行者 橋本、保坂の両氏
14時に東京駅丸の内中央口に集合、出発。大手門より皇居に入る。入り口で通行許可証を渡される。入場料は無料だが出口でまたこの通行許可証を渡す仕組みだ。
さすが手入れは良く枯れている松など1本もない。松の廊下跡には何もなく他の庭と同じ。ここが松の廊下のあったところだよと言う標識だけなのだ。
小規模ながら竹林には数種類の竹が植えられている。キッコウチクはなかなかであった。
そばにはハマナスやユリも咲いている。
天守台跡に登ってみる。ここで記念撮影。
 江戸城天守閣は四代将軍家綱の時代の明暦の大火で焼失するが再建はされなかった。でも天守番という役柄はその後もずっとあったようだ。ないものを守るというのも大変な仕事だよね。どうやっていたのだろうか。娯楽時代小説からの知識だが本当のようだ。
 公人朝夕人(くにんちょうじゃくにん)という役目もある。これこそ信じられなかった。小説の作者の創作かと思った。この役目は将軍が尿意をもたらした時に、将軍の袴の裾から竹筒を差し込み、おちんちんを摘まんで竹筒の中におしっこをさせるものだ。
 もともとは将軍が天皇に拝謁するときの正装だと、一人でおしっこをするのが難しいため、この役目が出来たと言われる。代々世襲で役目が引き継がれているとWikipediaにも書かれている。
 北桔橋門で通行許可証を渡し、北の丸公園を通り、武道館の前を歩き、田安門をくぐる。早稲田通りを進み飯田橋の数学体験館には15時20分に到着。
 数学体験館は秋山仁主催で東京理科大学の付属施設である。5,6組の家族が遊んでいる。
 三平方の定理(ピタゴラスの定理)の体験をする道具がある。直角三角形があり3辺に相似の長方形が同じ厚さで凹んでいる。この長方形に内接する形で3頭の象に形どられた板が凹みに入っている(板の厚さは同じ)。当然3頭の象も相似だ。
 置いてある天秤の片方に一番大きい象、反対側に一番小さい象、中くらいの象をひっかけるとバランスが取れている。同じ面積になるのを、同じ重量になることで体験させているのだ。
 箱入れ問題もある。1辺が100mmの立方体がある。箱の大きさは深さ100、縦横共に275mm程か。この箱に立方体を5個入れろ、というのが問題。箱の4隅に1つずつ、そして真ん中に45°傾けた立方体を菱形に見えるような形で落とすと入る。
 もっと大きな箱には立方体を10個入れろ、さらにもっと大きい箱には11個入れろ、という問題もある。
 楕円形のビリヤードが置いてある。楕円だから心は2つある。その2つの心に玉を置いて、1つの玉をどこへ打っても必ずもう一つの玉に当たるという体験ができる。その他いろいろあって結構楽しめる。理科大の学生が親切に解説してくれる。16時に退出。
 御茶ノ水駅から徒歩5分のところにある神田アクアハウス江戸湯に行く予定であったが、数学体験館はエアコンも効いているので汗が引っ込み、お風呂はいいから一杯やろうよ、ということになりすぐそばの神楽坂下商店街で一杯になってしまった。

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