白神山地他

2014年7月13日〜15日  

今回はJTBのツアーに参加。ツアー名は地元専門ガイドと歩く!白神山地と八幡平・奥入瀬渓流3日間。
同行者は奥さん。
7月13日
 東京駅発9:36のハヤブサ11号に乗り、盛岡駅着11:47。2時間11分で東京から盛岡に着いちゃうんだから早いよね。
盛岡駅でJTB手配のバスに乗り、飛行機で来た人と合流する。ツアー参加者は合計17名(うち男は2名)。
 盛岡駅そばのレストランで食事。盛岡の名物らしい冷麺を食す。雨で寒いのでそんなにおいしく感じなかった。暑い盛りならばおいしかったのだろう。
 14:40に八幡平頂上駐車場着。雨。合羽を着こんで、待ってくれていたガイドと共に歩き始める。咲いている花はどれも小さい。ガイドが名前を教えてくれるが聞くそばから忘れていく。地図上赤い線を時計回りに歩いて行くが、ガマ沼の交差点で右へ行く道を取る人もいる。こちらはショートカットになるが添乗員が着いていく。私たちはガイドに着いて左側の道を行く。八幡沼の周りは湿地帯。板の上を歩いて行く。湿地帯は平らではなく盛り上がったりしているところもある。ガイドが言うには下の泥炭層が3m程もあり、それがせめぎ合って盛り上がっているとのこと。晴れていればかなりいいハイキングコースだろう。
写真は1枚も撮れずじまいだった。
 バスはガイド嬢付きで3日間同じ。喋るのが仕事だからしょうがないが、本当によく喋る。眠りたいから少しの間黙っていてくれと言いたいが、熱心に聞いている人もいるから、そうもいかない。
17時半頃湯瀬温泉着。
アルカリ単純泉。5軒のホテル、旅館があり湯瀬温泉駅もある。アルカリのため湯の中では肌がつるつるになるので美肌の湯、美人の湯と称されることが多い。
7月14日
 ホテルを8時出発。朝食は7時からということであったが、これでは時間がなさすぎるので、添乗員にもう少し早くならないかと言うと、交渉してくれたらしく6:45からに早まる。
 10時半頃白神山地暗門の駐車場に到着。白神山地は手つかずのブナ林が大規模に残っているため世界自然遺産に登録される。白神山地の74%は青森県、残りは秋田県に属する。到着した暗門の駐車場は青森県。
 ガイドに従って歩いて行く。プライベートガイドを頼んだ人が2組5人いるので、12人が一人のガイドに着いていく。
山林や遊歩道整備のため300円/人の寄付を募っている。寄付受付所の後ろはすぐ二股になりブナ林散策、暗門川川沿い遊歩道と分かれる。その分岐点に白神山地ブナ林の水飲み場がある。ガイドの勧めにより、水筒の水を空けブナ林の水に詰めなおす。
 案内板の脇の散歩道には入らずに、水飲み場から青い太い道を暗門の滝遊歩道へと出る。道は緩やかなアップダウンで程よく汗をかく程度だ。
ブナの若葉 2年生らしい
 暗門の滝遊歩道への合流点から駐車場へ戻っても構わないと添乗員は言うが、誰もいない。全員が暗門川沿いをさかのぼり暗門の滝を目指す。戻れば約90分の散歩。暗門の滝まで行くと190分ほどの歩行になる。
 川沿いの狭い道を歩く。簡単な舗装がしてある。また道のないところは足場パイプを組み、板を渡してある。川沿いだから勾配はほとんどない。
暗門川沿いをさかのぼって行く
 4,50分も歩くと暗門第3の滝。落差26m。歩いて10分ほどの上流に第2の滝(落差37m)、さらに15分ほど上流に第1の滝(落差42m)がある。
今回は第3の滝を見るだけ。 滝愛好家としては何とか第2、第1も見たかったが団体旅行なので諦めるしかない。
暗門第3の滝
 駐車場内にあるレストランには13:20着。畳敷きで出発まで時間もあったので昼寝をさせてもらう。
 城ヶ倉大橋を歩いて渡ってから奥入瀬渓流ホテルに17時頃到着。城ヶ倉大橋はアーチ形状の橋としては日本一の長さというが、ただの橋でわざわざ来るほどの物ではない。他に観光客など誰もいない。でも渓谷に架かっているため眺めはいい。
城ヶ倉大橋の歩道に貼られている説明の陶板
 奥入瀬渓流ホテルは星野リゾートグループ。星野リゾートは経営不振に陥った温泉旅館などの再建に定評がある。
奥入瀬渓流ホテルは馬鹿でかい。東館、西館とあり、受け付けは東館のみ。
西館の私たちは館内を延々と歩かなければならなかった。この馬鹿でかさが経営不振に陥る原因だったのだろうと推測する。
 晩飯、朝食ともにバイキングであったがそれなりのものが出ている。
生ビールが800円台であったので中ジョッキかと思って頼んだが、出てきたのはグラスビールだ。なにこれ、ぼったくりじゃないかと口から出てしまった。
7月15日
 今日はゆっくりと8:50の出発。奥入瀬渓流早朝自然観察会なる自由参加の散歩もあったが、それには参加せず一人でホテルの周りを散歩。
出会い橋はこちら、と標識が出ているので行ってみる。
 ホテルの少し上流で奥入瀬渓流を渡りボードウォークになる。そのまま進んでいくと奥入瀬渓流と合流する蔦川に木製の吊り橋が架かっている。これが出会い橋だ。朝早いせいか誰とも出会わなかった。30分程度の散歩。
ブナ林の中のボードウォーク
バスで10分も走ると奥入瀬渓流の石ヶ戸の休憩所。私たちの出発点だ。
ここから上流にある雲井の滝までの2.9㎞を90分かけて歩いて行く。ガイドの説明を立ち止まって聞きながら歩くのでペースは遅い。
 奥入瀬渓流散歩道は焼山―5.3㎞―石ヶ戸―2.9㎞―雲井の滝―2.8㎞―玉簾の滝―1.5㎞―銚子大滝―1.5㎞―子ノ口の14㎞。子ノ口は十和田湖からの出口。
奥入瀬渓流は十和田湖から流れ出ているのだ。
 この奥入瀬渓流散歩道のすぐ横は国道102号で、別名瀑布街道と呼ばれているくらい滝が多い。左右の山からの滝が奥入瀬渓流に流れ込んでいる。
 途中阿修羅の流れなどと名前の付いた急流もあるが全体には穏やかな流れ。この流れに沿って上流に向かって歩くわけだからほとんど平坦な道を進む。シルバー世代にはちょうど良い散歩道となっている。
 90分ほど歩いて雲井の滝に到着。落差20m。ここからバスに乗り子ノ口の十和田湖畔でトイレ休憩。
鹿角の道の駅で昼食を摂り、小岩井農場に寄ってから盛岡駅16時過ぎに到着。小岩井農場では若干の買い物をしただけだった。
阿修羅の流れと雲井の滝

PAGE TOP