
鬼平、芭蕉 & 蛇骨湯
2014年1月9日
同行者 橋本、保坂、三木、峯村の各氏
当初埼玉県西部の低山を歩こうかと思ったが、雪や凍結の心配があるので東京下町散歩にする。
地下鉄都営新宿線菊川駅に10時集合、出発。菊川駅は現在の私の住まいから徒歩1分。
まず墨田区観光協会推奨の菊川〜森下コース(鬼平ゆかりの散歩道)を歩く。駅のすぐそばに長谷川平蔵、遠山金四郎旧居跡のモニュメントを見る。

榎稲荷神社、長谷川平蔵生育地を廻りしゃも鍋屋“五鉄”のモデルになった鳥料理屋を見て、たもとに五鉄があったであろう場所の竪川にかかる二つ目橋を渡り、弥勒寺へお参りし森下へと出る。ここまで小一時間。
そのまま二つ目通り(現在は清澄通り)を南下し、小名木川を渡り仙台掘川へと出る。
仙台掘川の海辺橋を渡ったところに松尾芭蕉の像がある。奥の細道の出発地が深川だった縁だそうだ。
ここで記念撮影。

仙台掘川の南側を隅田川方向に行く。ここは芭蕉俳句の道と名付けられ10句前後飾られている。
一つ目通り(現在は万年橋通り)に出て今度は北上する。小名木川に掛かる万年橋を渡り小道を左折すると、芭蕉記念館別館がありまた芭蕉の像がある。
ここから隅田川テラス(隅田川沿いの遊歩道)を上流に向かって歩く。
この隅田川テラスにも芭蕉の句が何点か見られる。

新大橋通りでまた一つ目通りに戻り、堅川に掛かる一つ目橋を渡る。菊川からこの辺りまでは池波正太郎を始めとする時代小説の真っただ中。
一つ目橋を渡ってからまた隅田川テラスに戻る。両国橋をくぐったあたりで昼食とする。
ここからしばらくはテラスの壁に葛飾北斎ほかの版画の模造絵があらわれ目を楽しませてくれる。また反対側の隅田川の手すりには相撲の決まり手の飾りがある。


吾妻橋で隅田川テラスに分かれて、吾妻橋を渡り浅草へと出る。
雷門をくぐり浅草寺に参拝する。雷門の大提灯は松下幸之助が寄贈し、費用は2,000万円と聞いたことがある。あんなものが2,000万円だなんて信じられないと言うと、橋本さんはなんかお金がかかっているところがあるんじゃないのと言う。下を覗いてみると立派な透かし彫りがある。

蛇骨湯には13時半頃到着。蛇骨湯は銭湯だから450円。小さい石鹸は20円、シャンプー1回分30円という値段。寒かったので汗は殆どかいていない。石鹸で洗わずに湯に浸かっただけ。
湯は温泉成分を含んだ地下水を加熱している。創業は江戸時代というが、最近改装して清潔感がある。
平日の昼間だというのに客は次から次へと来る。客が多いので湯船が狭く感じる。狭い中にジャグジー(2人分)、電気風呂(1人用)、露天風呂(4,5人用)がある。
蛇骨湯のそばの“ひもの屋”に入ったのは14時過ぎ。昼の営業は15時までと言う。鯖のひもの、イカの一夜干し他を頼み15時に出た時にはいい気分。
ここでも記念撮影。

吾妻橋を渡ったところに神谷バーがあり電気ブランの宣伝をしている。
神谷バー、電気ブラン共に有名。峯村さん他の希望で入ってみる。大混雑。
しつこいけど平日の昼間だよ。
バーといっても大衆食堂のような雰囲気。奥の方にようやく席を見つける。電気ブランオールドとつまみを頼む。
電気ブランはブランデーをもとにしたカクテル。ジンやワインや薬草が入っているとのこと。“電気”はまだ電気が珍しかった明治時代に、神谷さんがこのカクテルを考案して電気と名付けたら売れるかなと思ってつけたらしい。
電気ブランオールドは40度、100?程か。これが効いた。家に帰ってきたらもうよれよれ。20時には寝てしまった。
最後に電気ブランと記念撮影。
