
与論島ぐるり一周ウォーク
2024年1月
1月15日
今回はクラブツーリズムの『美しい海と珊瑚に囲まれた鹿児島県最南端の島 与論島ぐるり一周ウォーク 3日間』に参加する。
総勢14名(東京発6人、大阪発8名) 参加費用は139,740円。
羽田を10:05出発、鹿児島で乗り換えて与論島には14:40の到着。鹿児島‐与論間は定員70名ほどのプロペラ機。

双発プロペラ機

与論空港
宿の迎えのバスで『青海荘』へ。部屋に入り着替えてウォーキング出発。

まず連れていかれたのは製糖工場。刈り取られたサトウキビが運ばれてきて台貫にかけられ、サンプルを取って糖度を測る。でもこんな工場を見てもしょうがないんだけど。
与論島の産業は大きく分けるとサトウキビ、牛の育成という。
砂糖の消費はどんどん下がっているから大変でしょう、と言うと、政府の補助なしでは出来ません。
牛は子牛を産ませ、9か月ほど育ててからセリにかけて出荷する、とのこと。島内での処理は全くしていない。
売り上げは牛の方が断然多いらしい。
1時間半ほど歩いて、『くじらカフェ』へ到着。ママさん手作りのケーキをいただき休憩。ママさん一家は移住組。与論には徳洲会病院があるのだけれど、お産ができない。予定日より早く沖縄に行き一人で出産しなければならない。お産を与論島でもできるよう活動している、と言う。

くじらカフェ

くじらカフェの前の海岸
前方崖の上に建築物が見える。サザンクロスセンターというらしい。

サザンクロスセンターは与論城の中の一番高い所にある。与論城は総面積3万㎡で沖縄、奄美の中のグスクでも大きい方になる。
与論島はサンゴ礁が隆起して出来た島だからあちこちに穴が開いている。坂道を登っていくと横穴があったりする。ガイドさんは、『ここは風葬にした墓地の跡です』と言う。
風葬とは、横穴などに死体を横たわせ、5~7年たってから骨になったものを取り出し、洗ってから先祖と一緒の壺などに収めるらしい。

風葬のあった場所

今回のウォーキングでの最大の難所
出発から2時間半ほどでサザンクロスセンターに到着。5階の展望所からは与論島が360度よく見える。

沖縄本島

伊平屋島
バスで宿へと向かう。今日の歩行距離は6㎞、スマホの歩数計は14,000歩。
1月16日
ホテルを8:30に出発し、バスでサザンクロスセンターへ行きそこから歩く。最初に寄ったのは『与論民俗村』。ここで昼食も摂る。与論民俗村は村長に、村長の奥さん、息子さんが村民となっている。与論島の風習に基づいた物の展示などしている。

与論島の伝統的な住居。
建物は基本的に正方形。本土に多い長方形よりも風に強いと言う。ぶら下がっている籠はゆりかご。

サトウキビ絞り機
側面立て板の穴にサトウキビを入れ、最上段の横棒を回すとキビがつぶされ汁が出てくる。
海岸線や木立の中を歩く。


海岸風景

木立の中の遊歩道
手作業でサトウキビを刈り入れている人がいる。

ガイドの麓(ふもと)さんは、与論語で話をして、キビを少し分けてもらい、皆にふるまう。与論語は、当然ながら、さっぱりと分からない。

沖永良部島
17時前に迎えのバスに乗り、ホテルには17時頃の到着。ホテル青海荘の前の道路は銀座通り。昭和50年頃の離島ブームの時には、ビキニ姿のお嬢さんたちで大賑わい。肩をぶつけながら歩いていたという。

ホテルから歩いて3分ほどのコンビニに行く。島で唯一製造されているアルコールの黒糖焼酎、唐辛子、唐辛子入り柿の種を購入。
今日の歩行距離は14㎞、歩行数は25,000歩。
1月17日
今日の出発は9:00。出発まで時間があるので、希望者は魚のセリを見に連れて行ってもらう。並んでいる魚は9匹。セリに参加している人は3人。

セリ落とされた魚。色が南国風だ。
9時にバスに乗り、昨日バスに乗った地点へと行く。そこから歩き始め遊歩道や海岸を歩く。

ハイビスカスの一種という。
現代風のお墓の横に昔ながらのお墓もある。

ホテルのそばの茶花海岸にて記念撮影。

全員ではない。後列黄色のジャンパーが私。
昼前にホテルへ戻り、着替えさしてもらう。(朝の出発時にチェックアウトしている)ホテルの送迎バスでフェリー乗り場へ行き昼食。時刻表を見ると、沖縄行、鹿児島行ともに毎日1便ある。
昔大学生の時に、日本の最南端の島与論島に行きたいと思い、行程を調べると、乗った船で戻るか、一週間先の船で戻るしかなく諦めたことが思い出される。(飛行機はまだなく、沖縄も返還前だった)
フェリー乗り場から飛行場まで、隆起したサンゴ礁の中の遊歩道が続いている。

隆起したサンゴ礁の中の遊歩道
途中に与論駅がある。天の川銀河本線ヨロン駅となっている。

無事に空港ロビーに到着。今日の歩行距離は4.5㎞ほど。歩行数は16,000歩(これには家までの歩行も含まれる)
最後に与論島の概略図を載せる。
