第100歩 利尻島、礼文島

2023年5月  

今回はクラブツーリズム主催の『ひとりの贅沢 利尻島・礼文島 3日間』に参加。参加者は6人、添乗員がついて総勢7人。私以外は全員女性。これはもてるな、と思ったが鼻もひっかけられなかった。大型バスではぽつんぽつんだし、食事も離れて摂るし、接点はなかった。
5月29日
 羽田発10:40のANAで稚内に。到着は13:30。昼食は各自機内で摂る。旅行会社主催の団体旅行だからマイルは加算されない。マイル加算より料金が安いほうがいい。
 稚内に着いてまず行ったのは宗谷岬。
ちょっと見づらいが、日本最北端 北緯45度31分22秒 気温は午後1時半なのに8,1°Cなっている。とにかく寒い。リュックサックに入れたジャンパーだけでは足りずスーツケースを出してもらい、セーターも着こむ。
 稚内港発14:30のフェリーで利尻島着16:10。ちんけな船を想像していたがとんでもない、立派な船だ。
宿へ直行だが車窓から礼文島、利尻山がよく見える。
礼文島
利尻山
5月30日
 朝食後に時間があったのでホテルのそばの沓形岬公園へと行く。エゾカンゾウがちらほらと咲いている。
エゾカンゾウ
ホテル越しに見える利尻山も雲が少ない。
 8:30の出発。大型バスで(バスはすべて大型、そしてすべて宗谷バス)島内観光。まずは仙法志御崎公園。礼文島を眺め、土産物屋に入るだけ。
御崎公園からの礼文島
 次に向かったのはオタトマリ沼。沼を一周すると20分という。予定にはなかったようだが、時間があるので私が一周するというと、全員が参加する。いろいろな花が咲いている。
エンレイソウ 北海道大学のシンボルマークに使われているそうだ。
そのほかたくさんの花がある。ガイドさんが教えてくれるのだが、聞いていくはしから忘れている。何点かの花を載せる。
これは八重桜。満開であった。
利尻島の鴛泊港を12:15に出て、礼文島の香深港には13:00の到着。
昼食を摂り、礼文アツモリソウの群生地へと向かう。
礼文アツモリソウ 前の写真の白っぽい点々が礼文アツモリソウ
その他の花も載せる。
 礼文アツモリソウを見た後は澄海岬(すかいみさき)へと行く。澄んだ海ということで名付けたそうだ。礼文島の西海岸は断崖絶壁が多く海岸沿いに道はない。
澄海岬
車の走れる道路としては、利尻島には海岸線に島一周道路があるが、礼文島には東海岸に南北に走る道路、北部の金田の岬からスコトン岬までの道路があるだけ。ただトレッキング道路は整備されているようだが、便が悪い。
 礼文島にも滝があるので、計画を立ててみた。礼文島トレイルマップの下のほう左側に礼文滝はある。
まず香深から桃岩登山口までバスで行き、10分ほど戻って礼文林道元地口から礼文林道コースを北に進む。1時間半ほどで礼文滝入口に着く。そこから西方向に1時間歩くと礼文滝だ。バスを降りてから3時間程(休憩も見て)で礼文滝に着く。食事、写真撮影など30分、帰りは上り坂があるので4時間見ると、桃岩登山口に戻るまで7時間半必要となる。でもこれは普通の人の話。私のような年寄はもう1時間余計に見たほうがいいだろう。
バスの時刻表を見ると、朝一番に桃岩登山口に着くのは8:48。最終の出発は13:35と5時間もない。礼文滝はあきらめるしかない。
どうしても行きたくなったら、タクシーで礼文林道元地口まで行って、帰りは迎えに来てもらう。またはレンタカーを借りて礼文林道元地口に路駐するしかない。
澄海岬のあとはスコトン岬。ここには見るものは何もない。香深港そばのホテル花れぶんに入る。
利尻島、礼文島ともにいいホテルだ。ツインベッドの広い部屋に一人で快適だ。でも個人旅行ではこういうホテルには泊まれない。ネットで宿泊人数を1人としただけではねられてしまう。今回はクラブツーリズムだから、一人一部屋を用意できたのだろう。
ホテルの部屋からの利尻島
5月31日
 香深発8:55のフェリーで稚内に。稚内着10:50。11時過ぎには昼食を摂る。
フェリーからの利尻山
稚内空港からの利尻山
 2泊3日の旅で、宿泊日数が少な過ぎではないだろうかと考えたが、十分だった。見るものは花と利尻山だけだから。

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