イタリア(ヴェネチア、ローマ)

2018年8月8日~8月17日  

8月8日
 今回は奥さんとの個人旅行。
行先はイタリアなのでアリタリア航空に頼むが、行きのチケットは取れるが帰りが取れない。仕方なしに日本航空に頼むがヘルシンキ経由。 ヘルシンキからイタリアまでは3時間ほどかかる。ビジネスでとってもヨーロッパ内はエコノミーと同じ席。この3時間ほどがつらいのだ。
ヴェネチア到着
 予定通り18:30頃ヴェネチア空港に到着。ガイドブックにある通りに水上バス乗り場へと向かう。ボート乗り場はたくさんあるが、手前は個人のボートの送迎場みたい。水上バスの発着場は奥の方にある。そばにはチケット売り場もある。ガイドブックでは空港で購入することを勧めている。
 ブルーラインであること(レッドラインもある)、アーセナル(イタリア語読みだとアルセナール)に停まることを確認して乗り込む。 途中数か所停まりながら、またゆっくりの船足なので1時間ちょっとかかってアーセナルに。 ホテル・ブチントロには21時頃の到着。
8月9日サン・マルコ広場
 ホテルの部屋から見える塔はサン・マルコ広場の塔。そこを目指していく。 水上バスのチケットは1日(24時間)券が20ユーロ。空港行きには使えない。 数十人が列を作っているドゥカレ宮殿に入場する。 後から来る団体客は私たちの横を通ってすいすい進んでいく。団体客がひと通り入ってから私たち個人客の入場。
ドゥカレ宮殿渡り廊下からの風景
 ドゥカレ宮殿を出るとものすごい行列。サン・マルコ寺院への入場者の行列だ。ここは今回見送って前にある塔に登る。こちらは15分ほどの待ち時間で入場できる。
塔からの眺め
リアルト橋
 なぜか有名なリアルト橋。リアルトの停留所で降りて橋を渡り運河沿いのレストランで昼食。ピザにビール。
リアルト橋
ムラーノ島
 ベネチアングラスで有名なムラーノ島へ行く。タンブラー色違い6個組を購入。奥さんはアクセサリーを1つ買っている。
ガラス細工店
夕食
 ホテルで少し休憩後、フィレンツェ在住の堂さん推薦のPromessi Sposiへと行く(ネットで検索してコピーする)。予約は入れていなかったが19時ちょっと前に行き、ディナーを摂りたい、と頼むと入れてくれる。 堂さんお勧めの、小魚のフライとイカ墨スパゲッティー。白ワイン1本。食後にコーヒー。イカ墨スパゲッティーはおいしかった。 お客はどんどん来る。店の構えは今一つだが味はいいと思う。 49ユーロの請求だがチップを入れて55ユーロ支払う。
8月10日 サン・マルコ寺院
 はっきりした時間は忘れてしまったが、開館の15分前に行く。30mくらいの列。入場は無料。ただ内部の宝物殿を見たり、絵画を見たり、上階に登るときに有料となる。ユーロ、3ユーロ、2ユーロと合計10ユーロ必要。内部は、残念ながら、撮影禁止。
サン・マルコ広場とサン・マルコ寺院
ブラーノ島
 ムラーノ島のもっと先にブラーノ島がある。レースで有名で、一昔前にはレースで莫大な富を築いたとされる。街の家々も非常にカラフルで、見ていて楽しい。ただやはり暑い。ここで昼食を摂る。パスタにピザそしてビール。ピザが塩辛い。
ブラーノの街並み
レース製の栞
 帰り際にいつものごとくスーパーに寄り、水、ワインを購入。夕食代わりになる総菜も、と見るがなかなかいいのがない。
8月11日
 ヴェネチア本島を2分するグランド・キャナルの向こう側へ行く。一番手前の教会に入る。Santa Maria della Salute となっている。今までの教会は皆Basilica だ。Basilica を辞書で調べると初期キリスト教の教会という意味もあるので寺院としているようだが、Salute を調べると、挨拶、敬礼とかが出てくる。無信仰の私たちには全部教会にしておけばいいんだよね。
Santa Maria della Saluteの内部
 5分ほど歩いてPeggy Guggenheim Collection へ行くがまだ開館前。通り越してGallerie dell Accademia(アカデミア美術館)へと行く。ほとんどが宗教画。なかにサン・マルコ広場の絵があった。
 ペギー・コレクションへと戻る。ペギーさん個人のコレクションと理解する。現代画が多く理解しがたかったが、ピカソ風の絵もある。近づいて作者を見るとピカソだった。
ピカソの絵はこの他にもう1枚ある
レストランLa Palanca
 堂さんお勧めのランチしかやっていないがおいしいレストランがジュデッカ島にあるというので行ってみる。ジュデッカ島は本島のすぐ目の前。結構人の出入りする教会もあるのでまずそちらに行く。サン・ジョルジュ・マッジョーレ教会。鐘楼にも登ってみる。鐘楼から四方を眺めているときにいきなり鐘が鳴りだした。頭の1m程上で鳴り出すものだからびっくりしてしまう。そういう時刻だったのだ。
本島の向こうにたくさんの大型客船が見える
 レストランLa Palancaへ行くが閉まっている。レストランの休日ではない。夏休みなのか、廃業したのか分からない。 手前のDomoriという店に入る。パスタもピザも飽きたので軽くサラダでも頼もうかと思っていると、本日の魚がお勧めですと言う。メニューには5ユーロ/100gと書いてある。せっかくだからと頼んでみる。カレイだと思うが大きな魚が煮込んであり、その上に野菜が乗っている。結構おいしかった。 値段もそれなりで、魚料理だけで60ユーロ。お皿の重さも入っているのかもしれない。
サラダとカレイ。カレイを写すため上の野菜はずらしてある。
8月12日 移動日
午前中はホテルの周りを散歩。昼過ぎの船で空港へ。ローマのフィウミチーノ空港からはバスでテルミニ駅へ。バスを降りバス会社の人のラディソン・ホテルを聞くと、あそこに見える黒い建物がラディソンだと教えてくれる。
ヴェネチア裏通り
ラディソン・ホテル
 ラディソンは駅のそばで非常に便利だ。部屋も広く快適そうだった。ただ不具合が4点ほどあった。トイレの水が流れない(2回修理する)、洗面所のライトが点かない(最後まで)、ベッドの横のスポットライトが消えない、天井から水が垂れる。
8月13日 バチカン
 まず朝の9時に現地旅行社の“みゅう”に電話をする。今日のツアーには間に合わないから明日の分の予約だ。ただ明日と明後日は、バチカンは休みだそうだ。明日のローマ半日観光を予約し、今日は2人でバチカンに行くことにする。
ホテルのフロントで貰った市内地図を頼りに地下鉄で向かう。(ローマの観光案内の本を図書館で借りようとしたらなく、手ぶらでローマ入りをした)地下鉄は超満員。駅を降りると皆がバチカン方面へ向かう。バチカンの城塞沿いはもう長蛇の列。
 胸に名札をぶら下げたイタリア人が日本語で話しかけてくる。
“私は公認のガイドです。予約してありますか。そうですか何もしていませんか。そうすると3時間は並びますね。でもいい方法があります。私についてくれば早く入れます。私はそれで報酬を得ていません。”
この炎天下に3時間も並んでいられない、ついて行ってみる。沢山の人が集まっている小さな事務所に行き56ユーロ/人支払うと、彼は2時の出発になります、ここで待っていてくださいと言う。
 スペイン語の人集まってください。フランス語の人集まってください。日本語の人はなく、私たちは英語の人グループ。結局2:20頃の出発となる。ここでグループを作り団体にして、団体扱いで早く入ろうというのだ。ガイドが付いてバチカンの中に入っていく。
バチカンの長い天井画
バチカンの庭に面した売店でサンドイッチなどの軽食を摂る。壮大な無駄をした気分。ちなみに個人で順番を待って入場すれば17ユーロ。
サンタンジェロ城
 サンピエトロ寺院を通って外に出るとお城らしき建物が見える。Castel Sant’ Angeloだ。イタリアというと古い教会ばかりに目が行く。お城だっていいはずだ。やはりここでも団体やローマパスを持っている者が優先される。ローマパスを購入すると、数か所の名所旧跡が只では入れるし、それ以上の名所旧跡は割引で入れる。地下鉄、バスは乗り放題となる。ローマパスも買おうかと思ったが、昨日日本語の半日ツアーに参加申し込みしてしまったのでローマパスは購入していない。
サンタンジェロ城外観と投石器
8月14日 半日市内観光
 現地旅行会社の“みゅう”の半日市内観光に参加。総勢21名。コロッセオのそばの凱旋門前に8:15の集合。8:30からコロッセオに入場。
コロッセオ外観と内部
コロッセオの最上部の石のないところは、後世の建築家が取り去って他の建築物に流用した後だとガイドは言う。また最近外部の清掃をして見てくれが良くなったとも言う。
真実の口、スペイン広場、トレビの泉、パンテオンと回って行く。
誰もが口に手を入れ撮影している
スペイン広場 名前の由来は近くにスペイン大使館があるから
トレビの泉
パンテオン
 パンテオンで解散となったが、すぐそばにサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会があり、カラバッジョの絵が3枚ある。照明は常時点いていないがコイン入れに1ユーロ硬貨を入れると3分間点灯する。たまたま誰かがコインを入れ点灯しているときに絵に到着。
カラバッジョ あと2枚飾ってある
 堂さんお勧めのレストランを探していくも夏休み。近所の店に入るがいまいち。
コロッセオのすぐ横のパラチーノ(Palatino)の丘に行ってみる。行列に並び手荷物チェックを終えて入場となるはずが、チケット売り場がない。係員はチケットがなければ駄目、とフェンスの扉を開き追い出す。チケット売り場はと聞くと、この先左に曲がったところだと言う。チケット売り場も大変な行列。今日はもう帰ろう。
8月15日 パラチーノの丘
 昨日追い払われたパラチーノの丘へ行く。チケット売り場に並んでいると日本人母子が来て、“ちょっと教えてください。日本で予約して来たんですがどこに並んだらいいんでしょうか。”とコロッセオの写真入りのプリントアウトを見せる。ここはパラチーノの丘の行列です、コロッセオは向こうの行列です、ただ予約して来ているならあの長い行列には並ばずに、前の方へ行って係員に聞いてください、と教える。
 チケット売り場の窓口は5か所。そのうち4か所が予約客用。予約していない人には1か所でしか受け付けない。こりゃ予約なしだと時間がかかるわけだ。買ったチケットにはコロッセオとパラチーノと両方入れると書いてある。念のため係員に聞くとそうだと答える。あれま、あの母子にうそを教えてしまった。ここに並べばすぐに入場券を買えたのに。行ったり来たりして恨んでいるかもしれない。
右側丸いところがコロッセオ、ほかはパラチーノの丘(かなり広い)
パラチーノの丘(遺跡だらけ)
エマヌエーレ二世記念堂
 パラチーノの丘のすぐ隣に大きな建物がある。屋上両端に銅像を建ててあり遠くからでもすぐわかる建物だ。屋上からの眺めが良いというので行ってみる。屋上には登れなかったが確かに眺めは良い。
カンピトリーニ博物館
 エマヌエーレ二世記念堂のそばにカンピトリーニ博物館がある。丘を登って行くと正面に市庁舎が見える。その市庁舎の左右にカンピトリーニ博物館がある。建物は皆つながっているが、左右の博物館の行き来は地下道を使う。
正面は市庁舎
カピトリーニの雌狼
 昼食は、しつこく堂さんお勧めの店を探すが、やはり休み。駅方向へ歩いて行くと結構客の入っている店がある。ここでピザを頼むと、生地の薄いおいしいピザであった。ビール共で31ユーロ、チップは含んでいないというので35ユーロ支払う。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂
テルミニ駅方向に進んでいくと大きな教会がある。サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂だ。
サンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂内部
 入場は無料だが、入口で“英語を喋れるか、英語で解説する特別ツアーがある”と言う。英語の解説を聞いても分からないが見る価値はありそうだと思い、予約し二人分の10ユーロを支払う。
 14時から20人くらいでガイドの後について2階に上がる。2階のバルコニーの壁には13世紀に造られたモザイクがある。奥の部屋には大きな洋服箪笥二つあり観音扉が閉まっている。ガイドの指名で女の子二人が扉を開けると、金糸で刺しゅうした昔の司教の衣服らしいのが飾ってある。
13世紀のモザイク
金糸の衣服
 夕食はテルミニ駅そばの中華屋さん。焼きそばにマーボ豆腐。選択が悪かったのだろうがおいしいイタリアンに当たったのは3回くらい。同じ店に2回行ったのはこの中華屋さん。時期も悪かったか。明日はもう帰国。
第70報終わり
日程
  8月8日  成田発 10:40     ヘルシンキ着 14:50  JL413
ヘルシンキ発 16:35   ヴェネチア着 18:30  AY1781
ヴェネチア4泊  Hotel Bucintoro
8月12日ヴェネチア発 15:20   ローマ着 16:25   AZ1462
ローマ4泊    Radisson Blu es.Hotel Roma
8月16日ローマ発 11;20    ヘルシンキ着 15:40   JL6848
ヘルシンキ発 17:15                JL6800
8月17日成田着 8:55

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