
アメリカ、プエルトリコ
2014年2月5日~2月26日
2月5日
またマイルが貯まったのでJALのファースト。洋食を頼むとバターはエシレだし、キャビアは瓶ごと出てくる。座席は縦にも横にも広く快適。
ニューヨークJFK空港でアメリカンに乗り換え。手荷物を2個にしろと言う。リュックサックにパソコン、肩掛けバッグにウエストポーチ。全部で4個あるからそれを2個にしろと言う。ウエストポーチを肩掛けバッグに入れ(これは簡単に入る)、この肩掛けバッグをリュックに入れるのに大苦労。リュックのファスナーが最後まで閉まらないがまあOKとなる。
JALではそんなこと何も言わないし、帰りにはアメリカンも何も言わない。どうなっているのやら。ただ航空券の約款を読むとそういうことは書いてある。
2月6日 オールドサンファン
宿はベストウェスタン。ただタクシーにベストウェスタンと言っても分からない。コンダードパームと言えばすぐ分かる。コンダードパームと言う昔からのホテルがホテルチェーンのベストウェスタンに最近加盟したのだろう。
ベストウェスタンの北側を賑やかな海岸道路が走っている。海岸道路を横切ってさらに50mも行くとビーチ。初めて見るカリブ海。朝早いせいか人は何人も出ていない。
オールドサンファン方向へ歩いていくがきりがない。バス停があり何人かの人が待っている。聞いてみるとオールドサンファンまでまだ6〜7マイルある。バスはオールドサンファン行だがいつ来るかは分からない。時刻表はないが月〜金は20分間隔、土日は30分間隔で運行と書いてある。この20分間隔と言うのがあてにならないらしい。
バスは来た。料金は一律75セント。1ドル札を出すとお釣りがない、そのまま乗っていろと言う。最後までそのままで結局はただで乗ってしまう。他の乗客は皆25セント玉を箱に入れる。そのうち1個を手渡しで貰って、私へのお釣りにするという考えはしないようだ。

ホテルそばのカリブ海
まずオールドサンファンの要塞壁の外側を歩いてみる。片側は当然石造りの高い壁。反対側はすぐ海だが、歩道と海の間には波消し用の大きな石を積んである。少しある砂浜には10人以上のサーファー?がいる。波はないのでボードの上に立ったり、膝立ちしたりして櫂をかいている。
地図を見ると西北端部で行き止まりになっているが、その手前で工事中のため通行禁止。少し戻ってSAN JUAN GATEよりオールドサンファンに入る。
ごみごみした街を抜けると政府系の物か大きい建物が出てくる。その向こうに広大な芝生の中1本の舗装路がまっすぐ西北に伸びている。その先がエルモロ要塞。スペインが1,539年に建設を始め1,783年に完成した新大陸最大の要塞とネットの記事があった。要塞内には1,625年にオランダが攻めてきたと記してある。
道路は基本的に石畳。坂が多い。両側には商店がびっしり。2階建てが多くたまに3階建てもある。

エルモロ要塞の大砲
カズさん
カズさんと知り合ったのは仕事上のこと。私が屋根工事業をしていた時の、お客の建設会社の見積もり担当だった。
若いころから英語留学をしたりして海外には頻繁に行っていた模様。仕事を辞めた今は2か月は日本、2か月はアメリカのフロリダ州のタンパ、そしてまた2か月は日本という暮らしをしている。
今回のサンファン出発サンファン帰港の南カリブ海クルーズは私が行きたかった。クルーズは2人が基本。1人だと倍も取られる。そこでカズさんがタンパにいるときに2人でクルーズに乗ろうよと私が持ちかけたのだ。
15:30頃ホテルロビーでカズさんと合流。落ち着いた後、私の履いている靴の糊がはがれ駄目になったので、カズさんに一緒に買い物に行くよう頼む。
どこに何があるかまださっぱり分からない。カズさんがホテル前で待機しているタクシーに話すと、タクシーはモールに連れて行ってくれる。無事にアディダスでスポーツシューズを購入。110ドル。
駐車場の向こうにKマートがあるので行ってみる。なんとスポーツシューズが20ドルから売っている。このKマートでピザ他を買い、ホテルの前のウォルグリーンで白ワインを購入。
このウォルグリーンの商品には値札が2枚付いている。安いほうは会員価格、もう一方は非会員価格。白ワインの場合7.99と8.99の値札が付いている。1割以上だ。会員かどうか聞かれて、カズさんは会員だが証明は電話番号でもいいかと聞き返しタンパの家の電話番号をプッシュするとOK。会員価格で購入できる。
マリファナ騒ぎ
夜寝ていると、だれかの大声がしてカズさんがそれに応えている。2,3分で騒ぎは終わるのだが、カズさんの話では“変なにおいがする。マリファナでもやってんじゃないか”と言って様子を見に来たみたい。
蚊取り線香だろう。昨日も焚いたし今日も焚いた。今日はカズさんの助言もあって寝る前に火を消したけど。掃除のおばさんあたりが、あの部屋に変なにおいが残っていた、とでも言ったのかもしれない。
いずれにしろもうこのホテルでは焚かない方がいい。
2月7日 またオールドサンファン
グリーントロリー(緑色のバス)がオールドサンファンまで走っているという。いつ来るか分からないが待つことにする。75セントのバスでもとにかく早く来た方に乗ろう。
反対方向へ行くグリーントロリーが来る。手真似で早く戻って来いと合図すると、乗れと手招きする。
二股の道の右側の一方通行を入って行き、ホテルの横を通ってから左折し海岸道路をまた左折して、マリオットの前を通りさっき乗車したところを過ぎてオールドサンファンへと向かう。
無料のバスだが、見ているとほとんどの人がチップの箱に25セント玉を入れている。私たちもそれに倣う。昨日は有料バスにただで乗り、今日は無料バスに25セント支払うこととなる。
バスの終点はクリストバル要塞の入り口前。エルモロ要塞が西北の海に突き出ていて東側以外へにらみを利かせているが、クリストバル要塞は北側だけににらみを利かせている。

クリストバル要塞では2時間ほどぶらぶらする。その間雨がザーッと降り10分程度で上がる。いわゆるシャワーというやつか。

カズさん(右側)と
オールドサンファンの街を散歩しビール製造会社直営のパブ&レストランで休憩する。スタウトビールを注文。請求書が面白い。
ビール代2杯に2種類の税金がプラスされていて15ドル。その下にチップが15%の場合は2.25ドル、20%の場合は3ドル、25%の場合は3.75ドルと書いてある。20ドル札を出してTwo dollar back please. と言って2ドルのお釣りをもらう。日本では1万円札が一番流通しているようだが、アメリカでは圧倒的に20ドル札が幅を利かせている。ATMで500ドル引出すと20ドル札が25枚出てくる。
パブ&レストランからちょっと戻るとシェラトン・オールドサンファンがある。カジノに寄ってみる。20分もやって50ドルが100ドルになったところで終わり。昨日の夜はマリオットで200も負けてしまった。
コンダード地区
私たちの宿のベストウェスタン・コンダードパームは名前の通りコンダード地区にある。ここの海岸通りには大ホテル、飲食店が沢山ある。
私が歩いた限り、東側からラディソン、マリオット、アトランティック、ヒルトンにカジノがある。歩いて10分もかからない所に4か所もカジノがあるのだから参るよね。
ベストウェスタンから歩いて1分もかからない所に日本食・中華のKayzanがある。私たちは中華しか食べないが、巻きずし、幕の内弁当など食べている人も多い。大きな体の東洋人以外の人が小さな猪口で日本酒を飲んでいるのがおかしいとカズさんは言う。このKayzanには何回も世話になる。
2月8日 ロイヤル・カリビアン ジュエル・オブ・ザ・シーズ乗船
13時から乗船。船室は9階の9234号。左舷だ。入るとベッドはダブルになっている。客室係にツインに直すよう頼む。

クルーズ船には必ずあるプール

ロビーから見た吹き抜け部

シアター

カジノ

メインダイニング

アスレチックジム

パターゴルフ
子供専用のプール&滑り台、バスケのコート半分、変わったところでは画廊もある。
ジュエル・オブ・ザ・シーズは総トン数90,090トン、乗客定員2,112人、乗組員数859人、全長293m、全幅32m。今となってはそう大きな船ではないが、だいたいのことは船内で間に合う。
ディナー
ディナーはファーストシッティング(6時から)にしてもらってある。
同じテーブルには韓国人夫婦、日本人大学生1名。テーブルの係は2名。料理の説明をする者と、飲み物を持ってきてくれる者。当然ともに皿を扱う。
ワインの売り込みもある。5本、7本、10本の3種。クルーズ中に20種類ほどのワインの中から選んでその数を飲めばよい。7泊なので7本を契約する。1日1本だ。7本で268.4ドル。とりあえず今日はカリフォルニアの白にしよう。
ロイヤル・カリビアンはクルーズ代が安い代わりに飲み物で稼いでいる。ワインだって1本38ドル以上する。外から船への持ち込みは禁じている。またソーダ類飲み放題で60ドルなんて値段を付けている。たとえ7泊でも6,000円もソーダを飲むだろうか。日本人では飲まないと思うけどアメリカ人は違うのか。
アメリカ人にとっては気楽なバカンスだろう。ニューヨークからの飛行機は往復で200ドル程度だし、クルーズ代だって1,000ドル程度だから。
前菜は、これからほとんど毎日食べるようになるシュリンプカクテル。
カズさんはタンパの家族と一緒に何回もクルーズに行っていて慣れている。
通常だと前菜1品、メイン1品、デザート1品を注文するが、カズさんはおいしそうだとダブって注文する。前菜はシュリンプカクテルの他にスープを。メインでは1品頼んでから他の物を私とシェアーするからと頼んでいる。おかげでクルーズ中は食べすぎだった。
タカ君
日本人大学生はタカ君。卒業旅行だそうだ。このクルーズの前にマチュピチュ、ナスカの地上絵を見てきたと言う。このクルーズも一人旅だそうだ。
クルーズの一人参加は倍近い金額を取られる。ケチな私は倍近い金額を支払いたくないからカズさんを誘ったのに。
7泊8日のこのクルーズが終わるともう1回この船に乗るとも言う。同じコースを回るが寄港地は違うと言う。例えば明日はイギリス領ヴァージンアイランドに寄港するが、来週はアメリカ領ヴァージンアイランドに寄港する。
帰国後はフィンランド、インドにも行くそうだ。
おおらかな性格のようで笑顔には育ちの良さが溢れている。
2月9日 イギリス領ヴァージンアイランド
ここではオプショナルツアーには行かなかった。
カズさんと街を散歩して早めに帰ってジャグジーにでも浸かろうと。
他もそうだが島全体が山。岸辺近くは平らだがすぐ急坂となり山となる。
フェリー乗り場がある。この辺りの島と行き来しているのだろう。このフェリー乗り場にインターナショナルラウンジやイミグレーションがある。ふ〜ん、近くの島でも外国なんだね。

土産物屋街
16時からテレビのスポーツ番組でラグビー6か国対抗のフランス対イタリアを見る。前半イタリア押すも仏9-3伊。後半フランス3トライを挙げる。イタリアはノーサイド寸前に左隅にトライ。仏30-10伊。
チップ
昨晩カジノで飲み物の売り込みがあったのでジントニックを頼む。
請求書にはジントニック6.25、Gratuity0.94、サブトータル7.19と書いてありその下にAdditional Tipの金額を書く欄がある。まあいいかと2.81と記入しTotal欄にも10.00と書き入れる。
カズさんにこの話をして請求書の控えを見せると、このGratuityとはチップのことだからこうこれ以上チップをやることはないと言う。
Gratuityとは何のことかわからなかったから更にチップをあげてしまったけれど、チップの2重取りとはロイヤル・カリビアンもひどいことをするね。
またサービス料はクルーズ代に入っているのだけれど、部屋掃除のボーイとダイニングの2人のウェイターにはチップをあげたいとカズさんは言う。同意するとカズさんは用意よく心づけ用の袋を出し、私の名前とカズさんの名前を書き20ドルずつ3袋作る。
2月10日 セントマーチン
セントマーチンとは北半分を占めるフランス名。南半分はオランダ名でサンマルタン。船はオランダ領のフィリップスバーグに着く。
オプショナルツアーの“山頂からのダウンヒル・トレッキング”に参加する。59ドル。フィリップスバーグからバスで北上しフランス領に入り(当然だがイミグレなど何にもなし)、途中4WDのトラックに乗り換えて低山の山頂より歩いて下山。フィリップスバーグの街にカジノあり。あれば覗かないわけにはいかない。損しない程度に遊ぶ。
桟橋の反対側にノルエジャン・サン号が着いている。オプショナルツアーに出た客が帰ってくると、乗員が10人以上も並び音楽を鳴らし迎え入れている。大騒ぎだ。こちらは何もなし。荷物チェックは忘れない。
今日のディナーはフォーマル。タキシードはやめてスーツにする。それでもスーツ用の靴、スマートカジュアル用、トレッキング用、水中用と4足もの靴をスーツケースに入れてきた。靴だけでかなりの体積を占めている。

セントマーチン 山頂からの風景
2月11日 セントキッツ ハイキング
オプショナルツアーはリアムイガ火山でハイキング。99ドル。カズさんは休み。4WDのトラックで山のふもとに行き登り始める。休憩なしでどんどん登る。だんだん遅れて1時間半たった時に私だけちょっと休憩。5分もするとだいぶ楽になる。よし行こうと、私の後ろにいるガイドに言うと、彼は “ダウン” と言う。
何この野郎、と思うが他の人に迷惑をかけるから戻ることにする。でも休みなしで登るとは考えていなかった。
私が戻ってから1時間ほどすると皆は戻ってきた。1時半頃。この時でたのはパン数キレとバナナ、水。これで99ドルは高い。ロイヤル・カリビアンは儲け過ぎだ。飲み物といいオプショナルツアーといい値段が良すぎる。クルーズ代を安くして客を集め、他で儲けているのが見え見えだ。
ペリカン
港に戻ると茶色ペリカン(白でなく茶色に見えるので私が名づける)が数羽大空を飛んでいる。桟橋から10分もかからない所にボートを修理しているところがある。撮影には絶好の場所だ。作業している人に断ってペリカンを撮り始める。
シャッターボタンを押している間にシャッターが3回落ちるように設定して撮り始める。飛んでいる物だからなかなか難しい。船の修理している人が手を休めて、どうだとそばに来る。Very difficultと返事して今まで撮ったものを液晶に表示して見せてあげる。

茶色ペリカン
桟橋に近いレストランにビール(300?)2本5ドルの看板が出ている。でももうちょっと離れたところのレストランは3本5ドルだ。ビールを3本飲んで船に戻る。
カジノ
ブラックジャックがどうもうまくない。3カードポーカーというのに挑戦する。使うカードは1組。名前の通り客、ディーラー共に3枚ずつ配り、カードの交換はない。
客の前にはチップを置く場所が縦に3個並んである。殆どの人はディーラーに近いところ、真ん中とに5ドルずつ置く。(5ドルがミニマムの場合)それからカードが配られる。
客はカードを見て役(ワンペアー、フラッシュ、ストレート、3カード、ストレートフラッシュ、ツウペアーや4カードはあり得ない)があれば、自分に近いチップを置くところに5ドルを置いてディーラーとの勝負を告げる。
役がない場合(エース1枚でも勝負できる)はカードと今までに置いた2枚のチップをディーラーに渡し勝負を降りる。
ディーラーに近いところに置いた5ドルは役に対する5ドル。ワンペアーだと2倍になるので1倍の配当を受ける。フラッシュは4倍、ストレートは8倍、ストレートフラッシュは40倍とか決まっている。これは勝負に負けても貰える。
真ん中の5ドルは勝負に対する物。例えば客が7のワンペアー、ディーラーが8のワンペアーとすると、勝負では客が負けだから真ん中の5ドルは取られてしまう。でもワンペアーの役はあるわけだからディーラーに近いところの5ドルには5ドルが付いてくる。勝負するための客に近いところの5ドルはやはり勝負に負けたため取られてしまう。
駄目なときは何をやっても駄目で今日は惨敗。
2月12日 ドミニカ(ドミニカ共和国ではない)トラファルガー滝とサルファー泉
どんどん山に登り熱帯雨林に入って行く。雨が降ったりやんだり。雨量は多い。これなら滝はあるよね。滝は2本ある。展望台止まりで奥には行けない。滝壺はともかく滝のちょっと下の渓谷には入ってみたかったんだけど。

トラファルガー滝
サルファー泉は間欠泉。ボコッボコッと2、30cm上がるだけ。パッとしない。間欠泉から出たお湯をバスタブに入れての有料お風呂の看板が出ている。覗きもしなかったが入る人はいるのだろうか。
植物園にも行く。カズさんがハチドリを見つける。早く写真を撮ってと言うが、花や葉が邪魔してピントがハチドリに合わない。いつもオートフォーカスにしているから。

ジュエル・オブ・ザ・シーズ号
隣のおばさん
カジノでは毎日見かける顔が何人もいる。一人のおばさんが私の隣、カードを配る順番でいうと最後の席に座っている。しばらくして最初の席が空くとすかさずそこへ移る。またしばらくして4番目の席(真ん中)が空くと、さっと移動する。
するとどうだろうか、40倍のストレートフラッシュが2回も来た。意気揚々と引き揚げる。今日は勝って帰れるのね。
2月13日 バルバドス 散歩
オプショナルツアーは取らないで朝はゆっくりジャグジー。10時過ぎに街へと向かう。繁華街の手前に魚市場がある。
魚市場ではいろいろな魚を捌いている。大きな魚はマグロかと思い、カズさんはツナかと聞くが違うようだ。
船から海面を見ているとチョコッ、チョコッと飛び跳ねるものがある。トビウオだ。市場ではトビウオを3枚におろしている。ここで食べれるかとカズさんは聞く。
市場の奥の隅に小さい小屋があって、市場で働く人のために簡単な料理を出す店がある、そこで食べられるという返事。行ってトビウオのフライを注文し、しばらく待つとトビウオのフライと野菜がパンに挟まって出てくる。正直パンはあまりおいしくない。トビウオのフライだけ食べる。

3枚になる前のトビウオ
木造2階建て、3階建ての妻面を飾った古い建物が道路に並ぶ。新しいしゃれた建物はみな銀行だ。
そうだ手持ちのUS$が少ない。(カジノで負けてばかりだから)銀行のATMでおろそう。でもその前に確認をしておこう。
窓口へ行って、この銀行のATMからUS$を引き出すことは出来ますか、と聞く。
答えはノー。ATMからはバルバトスドルしか出てきません、それをまた窓口でUS$に両替してください、とのこと。やはり船のATMを使おう。
ディナー
ディナーにようやくロブスターが出る。ロブスターはおいしかったが付け合せのライスとニンジンが駄目。ライスは味付けが悪くニンジンは固かった。
ディナーのメニューにジャパニーズギョウザというのがあった。カズさんはタカ君とシェアーする。タカ君は普通の揚げ餃子ですよと言うが、カズさんはこれならおれの作ったものの方がおいしい、こんな物にジャパニーズなんて付けて欲しくないよねと言う。みんな日本の料理はこんなものかと勘違いするよね。
ウェイターのロナルドが、私たちが朝食、昼食を摂っているウィンドジャマーで夜には寿司バーが出ていると言う。
よし行ってみよう。巻き寿司が主体(それもカリフォルニアロールみたいな裏巻)で握りもあるが、サーモンと茹で海老に限られる。もうおなかは一杯だが4個ほど食べる。握っているのはインドネシア女性。

寿司バー
2月14日

トビウオ
カジノは午後5時から。私も勝たなくちゃ、とスリーカードポーカーの真ん中の席に座るが、どうしたことか全然駄目。7日間全敗だ。
ムーヴィングクオーター(私が勝手に名付けた)がおかしい。25セント玉を入れると適当なところに落ちる。落ちた先は平らな板で水平に出たり引っ込んだりしている。落ちた25セント玉が先に落ちている25セント玉を押して落とすと、また4平らな板の上に乗る。それも出たり引っ込んだりしている。そこから落ちた物は下に転がって客の物になる。
これがなかなか難しい。落ちた25セント玉が素直に他の25セント玉を押してくれればいいのだが、先にある25セント玉の上に乗ったりすると何にもならない。父ちゃんが25セント玉を入れ、母ちゃんが出てくる25セント玉を拾い集めてポップコーンカップに入れている。
お札もある。20ドル札が落ちそうで落ちない。板の上25セント玉にまみれて出たり引っ込んだりしている。父ちゃんはこの20ドル札を狙っている。一所懸命25セント玉を入れている。その甲斐あってか20ドル札が落ちた、が硬貨のように素直に落ちてこない。落ち口が微妙に狭くなっているのだ。
機械を蹴飛ばしたら落ちるんじゃないか、と私。そりゃまずいよ、係員が来て怒られるよ、とカズさん。
でもしばらくして落ちてきた25セント玉に押され無事20ドル札もゲット。20ドル札を得るために結構な25セント玉を入れたが収支はどうなっているのだろうか。この夫婦は毎日のようにやっているのだから大損はしていないだろう。
2月15日
8時半から下船。スーツケースなどは昨晩出してある。飛行機に予約している人などが優先的に降りて、あとは順番。アメリカに再入国手続きをしてタクシーでベストウェスタンへ。9時に到着してしまいチェックイン出来ず。
ロビーでスーツケースを広げ洗濯物を出して、ホテルの地下にあるコインランドリーへ。コインランドリーなるものは生まれて初めて。 洗濯機には25セント玉が8個必要。乾燥機には25セント玉が8個入るが4個でも機械は動き、乾燥も十分される。
40歳前後の白人がズボンを1本持って来る。隣の洗濯機にズボンを入れ、洗剤を山のように入れる。私たちが洗濯は終わっただろうと様子を見に来ると、隣の洗濯機から洗剤の泡が流れ出ている。
私も今現在一人暮らしで洗濯はしているから洗剤の量はだいたい分かる。彼はその後どうしたんだろう。うまくいったのかな。
2月16日 エルユンケ
マリオットの中にあるハーツに寄りレンタカー(カローラ)を借り、カズさんと別れエルユンケへと向かう。カズさんは今日タンパへ戻る。
GPSの指示通りに行くのに道に迷う。なんだろうか。
11時頃エルユンケのビジターセンターに到着。入山料を取られるかと思ったが無料。エルユンケの正式名はEl Yunque National Forest。
ビジターセンターではおじさんがA4のコピーをくれる。そしてそのコピーの地図に印を付けながら説明してくれる。コピーは両面に印刷してあり、片面は英語で、もう片面はスペイン語で書かれている。見出しはEnjoy Your Visit to the Rain Forest
おじさんは英語を喋っている。
3回聞いてようやく分かる。191号線が頂上まで走っている。その191号線からいろいろなトレイルが枝分かれしている。そしてそれぞれの所要時間を話しているのだ。車で来ているが駐車場はあるのかと聞くと、全員が車で来ている、大丈夫だ、とのこと。公共交通機関はないのだから全員が車利用だよね。
ビジターセンターに近いコカの滝を見る。数人の人が滝壺のそばに登っている。だがそれ以上はいけないようだ。コカトレイルの入り口にある駐車場に車を停めて、靴をトレッキングシューズに履き替える。
若いカップルが先行して行く。私が入って5分もしないうちにカップルが戻ってくる。
Oh, hello again。
Down Downと男の方が言っている。ずっと下りで戻るときに大変だということらしい。足元は2人ともスニーカーだ。道はぬかっていて、岩や木の根が沢山ある。私も、今日は下見なので、10分程歩き川に出たところで戻る。

コカフォールズ
セイバ・カントリー・イン
今日から3泊するセイバ・カントリー・インには午後2時半頃の到着。
すごい山の中の1軒屋。B&Bで夕食は付かない。エアコンなし、天井に扇風機が付いている。窓には網戸が付いている。
今となってはなぜここを頼んだか分からない。たしかカグアスという地域の宿を探していてここを予約したと思うが、カグアスとは方向が全然違う。

セイバ・カントリー・イン シルバーの車が私が借りたカローラ
夕食もないので3時半頃出かける。比較的近くに大きな町のFAJARDOがある。GPSのカジノの項目の一番近いところを検索するとFAJARDOのホテルが出てくる。そこをセットして出発。
門番がいてバーが下がっている。門番のおばさんにカジノに来たと言うと、カジノはない、一番近いカジノはリオグランデのWyndham Hotelだと言い、Wyndhamと紙に書いてくれる。やはりGPSが古いんだね。
Wyndham Hotelも門番がいてバーが下がっている。カジノに来たと言うとバーを上げてくれる。このWyndham Hotelは広い。ゴルフコースを持っているし、プライベートビーチもある。本当のリゾートホテルといった感じだ。
結果は負けて悔しい花100匁といったところ。
セイバ・カントリー・インに戻る途中に中華の店がある。ここで食べることもできるし、テイクアウトも出来る。ブロッコリーwithシュリンプをテイクアウトで頼む、とローストポークが沢山入ったチャーハンが付いてくる。
2月17日 ミナフォールズ・トレイル

ミナフォールズ
川沿いに進んでいく。ミナフォールズ・トレイルはビッグトリー・トレイルと名前を変えるが進んでいくと191号線に出る。191号線を戻ってもいいのだが、やはり来た道を戻る。もう11時を過ぎている。この時間になると子供たちの姿が増えてくる。11:45に車に戻る。
12:45からはMt. Britton Towerに挑戦。トレイル入り口そばに駐車場はない。道路の比較的広いところに駐車スペースが設けられている。やはり舗装。

上図のPR9938の道路上の駐車スペースに車を停め紺色のトレイルを進む。午後になると人は増えてくるが、皆気楽な格好をしてトレイルしている。トレッキングシューズを履きストックを持ってトレイルしているのは私くらい。でも小グループのお姉さんが一人、私にストックを貸してくれと身振りでせがんでいる。

Mt. Britton Towerからの眺め
2月18日 エルユンケ頂上
トレイル図のKm12.2に車を停め9:15にピカピカマークよりグリーンの道を歩き始める。今日は雨。まだ誰も歩いていない。11:10に頂上到着。雨やむも全部乳白色。頂上には電波塔があり、ここで働いている人はFS10を使って車で来る。
このトレイルは未舗装で雨の水で道に川が出来たり池が出来たりしている。(当然共にすごく小さいが道が狭いので、道に占める割合は大きい)それを避け慎重に歩く。帰り道は30人ほどの人とすれ違う。
12:45に駐車場到着。晴れていて駐車場はもう一杯。頂上はまだ霧に隠れている。

熱帯雨林の感じが出ていますかね
セイバの住宅
エルユンケからの帰り道、セイバの海に行ってみる。小さいボートで漁をしている人が、膝まで海に浸かって網の手入れをしている。5人の人が海の中こちらに歩いてくる。一人はスイミングスーツを身に着けている。二人は水中を覗くような道具を持っている。サンゴ礁か何かを見ていたのだろう。
海のそばの住宅の色遣いがなかなかしゃれている。何軒か写真を撮っていると、夫婦で車を洗っている隣にいるおふくろさんが、あんた写真を撮っているようだけど何のため撮っているのさ、という感じで私に聞く。
私は日本で建設業を営んでいる。ここの住宅がきれいなので写真を撮っていると言うと、おふくろさんは破顔して拳骨を前に出す。私も拳骨でタッチ。夫婦も喜んでいる。写真を撮り終え帰るときには手を振ってくれる。

この家の色は濃いほう、パステルカラーが多い
2月19日 ポンセへ
8時過ぎの出発で次の宿泊地のポンセのホリデーインに向かう。ポンセはプエルトリコ島の南側海岸沿いで真ん中より少し西側にある。人口20万ほどでプエルトリコ第2の都市。
ハイウェーを使って10時半にはホリデーインに到着。ハイウェー途中に休憩所など無し。驚いたのはハイウェーを人が歩いていること。路肩を人が歩いているのを2回見た。それぞれ男1人。
もっと驚いたのは、ハイウェーを横断している人がいたこと。デブ女3人が柵を乗り越え反対側車線を横断して、こちら側の車線に入ってきた。並行して走っている隣の車線の車が停まったので、私も停まったが追突されるんじゃないかと気が気ではなかった。
ジュアナフォールズ
ホリデーインのチェックアウトが15時なのを確認して、さあどこへ行こうか。A3よりちょっと横長のプエルトリコ・トラベルマップを入手してある。プエルトリコ全図が載っている。トラベルマップにポンセの少し北側にCerrillos湖があり歩行者のマークがある。歩行者のマークはハイキング、ウォーキングが出来るマークだ。
着いたのは湖のダムの下。何人かの人がいる。見た感じ子供の林間学校的な施設のような気がする。聞いてみるとトレイル的なものはない、歩行者マークについては、そこらを歩こうと思えば歩ける、といったもの。
湖そのものにはレクリエーションエリアと書いてある。行ってみるが門が閉まっていて入れない。 湖のもっと北の方にChorro de Dona Juana(waterfall)がある。ここへ行ってみよう。
近づいたなと思ったころ、わき道から女性の運転する車が出てきた。一旦停車したので聞くタイミングが出来る。地図を見せジュアナフォールズに行きたいと言うと、彼女も旅行者で分からないと言い、後ろから来た車を停めて聞いてくれる。案内の車の後に彼女の車、私の車と3台連なって走っていく。ジュアナフォールズは道沿いにあって、案内の車はここだと指さし去っていく。
彼女はメキシコからの旅行者でスペイン語も堪能。やはり一人旅のよう。写真を撮らせてもらうと、メールアドレスを書いて寄こすので送ってあげる。
ホリデーインはハイウェーそばの丘の上。周りには何にもない。風が強くいつもビュービュー風の音がしている。小さいホテルだがカジノを併設しているので駐車している車は多い。ここにもコインランドリーはある。洗濯機も乾燥機も1.25ドル。クオーター5枚ずつだ。日本のコインランドリーはいくらするのだろうか。

ジュアナフォールズとメキシコ女性
2月20日
ポンセの周りには名前の付いたForestが沢山あるのだけれど、トレイルは全く整備されていない。Look Outもない。全図を眺めると、ポンセのそばに3つの滝が出ている。そこへ行ってみよう。
Cascada Las Garzas(waterfall)
10号線を北上し123号線を少し走ってから522号線へと出る。もう山の中で道は狭い。農場らしき所から出てきて門を閉めようとしている男性に道を聞く。門を閉めるのを手伝うと、後を着いて来いと言う。
5分も進むと左手に滝が見える。もうちょい進み、滝への降り口を教えてくれる。道路わきに10台位の車が置けそうなスペースがある。

滝上部から

滝下部から
Charco Mango(waterfall)
522号線から518、131と移り525号線へと出る。道路わきの数少ない家の一つ、庭の車でくつろいでいる年寄りがいる。その人に地図を見せながら聞くと、スペイン語で何か喋るが全く分からない。チャルコマンゴだけ聞き取れる。あっちかこっちか指さすと、あっちと指さす。
あっち方向へ進むが何もない。全図に出ている滝だから、道案内ぐらい出ていてもよさそうだが何もない。車が停まっているので聞くと、向こうだと言う。反対方向、今来た方向だ。戻って右に入る道があるので入ってみる。民家があり5,6匹の犬が出てきてわんわんうるさい。民家の手前に左に入る道がある。入って行くと道はぬかるんでいる。ぬかるみにはまったら大変だ。これは違うかなと引き返す。
さっきの年寄りの所に出る。やはりあっちだと言う。停まっていた車はもういない。民家の外に若者が出ている。聞いてみるがやはりスペイン語だけ。身振りから判断するとぬかるんでいて引き返してきた道を進むようだ。
行ってみるとぬかるんでいるのは部分的で車は走れる。
道路左下に滝らしきものが見える。もっと先に進むが行き止まり。さっきのがチャルコマンゴだろう。落差は3mほどか。

Charco Mango Waterfall
3mで滝かよ、と思うが滝でなければ何なんだ、やはり滝と言うしかない。でも全図に載せるようなものかな。

山の中の一軒家 こういう色使いの家もある
Salto Curet(waterfall)
135、128,105号線から425号線を入って行く。途中の景色はいい。
山の中の道沿いの家はみな谷側に建てている。谷側の側面に柱を立てて道路と水平になるようにして家を建てている。大雨の時とか怖くないのだろうか。
確かに眺めはいい。谷が見え、その向こうに山がある。
美人を奥さんにしても3日もたてば飽きるというから、景色の良いところに家を建ててもすぐに飽きるのではないか、それならもっと安全を考えて家を建てたほうがいいんじゃないかと思うがどうだろうか。

家からの眺めはいい
Salto Curetの滝は間違いようがない。425号線の突き当りだ。舗装道路の突き当り斜め左に門がありそこを登っていくと民家がある。右側を下っていくと川があり、川沿いを左に大きく曲がっていくと滝がある。民家の北側の下あたりになる。岩が邪魔で全容は見えない。民家に入って住宅の裏側に出れば全容が見えるかもしれないが、そうはいかない。
でも1軒の家のために数百mも舗装してあるのだからやはりアメリカだ。

Salto Curet Waterfall
ヒルトン
ポンセの街にも行ってみる。中心は教会。教会の裏手に消防車の展示場、公園。道路は狭く一方通行が多い。乞食がいて銀行の出入り口にたむろしている。思わず笑ってしまった。銀行に出入りしている人にねだっている。
市街を外れると道路は広くなる。交差点には水や果物の物売りが多い。赤信号で停まると物売りがやってくる。
市街を南へ真っ直ぐ行くとヒルトンがある。ゴルフ場、プライベートビーチ、カジノがある。ロビーからプライベートビーチへ行くには1階分下がるが、そのあたりの作りはさすが高級ホテルだ。こういうところに泊まれればいいのだが、一人旅では負担が大きすぎる。
カジノのブラックジャックはミニマム3ドル。ホリデーインは5ドルだからヒルトンの方が遊びやすい。昨晩はホリデーインで負けたのでヒルトンに遠征してきたが、60ドルの行って来いで元。
2月21日 グアニカ・ドライ・フォレスト
ポンセの西3〜40kmの所にGuanica(Dry)Forestがあり案内所のマークもあるので行ってみる。9時少し前に着くが、係員が出てきてA4コピーの地図をくれ、トレッキングルートの説明をしてくれる。1時間と言っていたが、あっちうろうろ、こっちうろうろして2時間ほど歩く。

途中で見かけた鳥
グアニカ・フォレストは比較的平坦なのだが頂上はある。その頂上からの眺めがいいと案内人が言っていたが、周りは木が生い茂っている。周りを良く見るとけもの道に毛が生えたぐらいの道がある。入って行くと45°程開けている。

グアニカ・フォレストからの眺め

足を入れたカリブ海
帰り道買い物があったのでGPSのチェーンストアをクリックしてその中からウォルマートをクリックして出発。着いた先は新興住宅街だった。これでGPSの古いのが証明された。私の車と同じ。10年以上前のGPSでは役に立たないんだよね。
2月22日
今日は移動日。8時にはホリデーインを出発。しかしまあろくでもないカジノではあった。
10時頃にはCarite Forestに着くがトレイルなど何もない。全図にはウォーキングマークや案内所マークが出ているのだが。スペイン語しかしゃべらないだろうなと思っても、とりあえずは聞く。身振り手振りで分かることがあるから。結論は案内所もトレイルもない、ということに落ち着く。
全図を見ながらJardin Botanico(植物園)を目指すが分からない。14時頃ハーツに行きJardin Botanicoへ行きたいと言うと、係員がGPSをいじくりだす。10分ほど操作していたがセットできずマリオットのツアーカウンターに行き、Googleの地図をプリントしてもらうことになる。
市街から2〜30分の距離。入り口にはバーが下がっていて管理室と話す形式。日本から来たトラベラーだ。見学させて欲しいと言うと、バーが上がり無料で入場できる。かなり広く木は大きいものが沢山ある。地元の家族連れも少なくない。散歩にはもってこいのコースだ。
大きなイグアナもいる。何回も見ているがやはりぎょっとする。爬虫類には弱いのだ。時々道路に横たわったりしているのを見かける(車にはねられて)
ホテルのベストウェスタンには17時頃到着。
夕食はホテルのそばのプエルトリカン。初めてのプエルトリコ料理だ。注文したのは、おいしそうに見えたので、シーフード・モフォンゴ。モフォンゴの注釈にStuffed Mashed Plantainsと書いてある。
辞書を調べるとStuffedは材料、Mashedはすりつぶしたもの、Plantainは熱帯産バショウ科の植物でバナナに似ているとある。バナナに似た物をマッシュポテトのように調理したものと考えればいい。そして上や横にはシーフード。おいしかったが量が多くて食べきれなかった。
ビール(300cc)2本、サービス料が付いて40ドル近かった。

植物園のイグアナ
2月23日 ナショナル・ラグーナ
グーグルの地図を頼りにナショナル・ラグーナを目指す。サンファンから40km程か。今走っている左側にラグーンがあるはずだ。入り口はまだ出てこない。もうちょっと先か。
タンクローリーを洗っているおじさんがいる。聞いてみよう。全図を出し、ナショナル・ラグーナを指し示し聞く。やはりスペイン語だ。私が来た方を示している。そして着いて来いというような仕草もしている。一所懸命私に伝えようとしている。そして自分が英語を喋れないのをもどかしく思っているのが伝わってくる。私はおじさんにもうちょっと先だよ、という答えを期待していたのだろう。グーグルの地図だとそのようになっているから。
サンキューとお礼を言いそのまま進んでいく。道はほぼ直角に曲がりすぐ突き当たってしまう。これはグーグルの地図からはみ出している。突き当たったところの店で聞くと、来た道を行って右、また右と仕草する。
戻って右、右へと行き椰子の実売りに聞くとすぐそこだという返事。入り口はあった。さっき通ったところだ。グーグルの地図を信用していたので全く見ていなかった。グーグルの地図も間違いではないだろう、ラグーンの一部を矢印で指し示しているのだから。でもラグーンの入り口とは全く逆の場所を指し示している。
タンクローリーのおじさんに悪いことをしてしまった。おじさんの言うとおりにしていれば何の問題もなかった。おじさんごめんなさい。
ラグーンには岸辺で釣りをしている親子、これからボート遊びをする人たち1組、カヌーを漕ぎ出していったカップル1組他家族連れが少々。日曜日なのにこのような人出。悪くはない、来ている人たちにとってはすいていていいんだよね。

ラグーンでカヌー、ボート
2月24日 ニューヨーク
飛行機の都合でニューヨークに1泊しなければならない。JFK空港からタクシーで予約したホテル・ダブルトリーJFKへと行く。タクシー乗り場で係員が私の行先を紙に書いて運転手と私にくれる。運転手にはダブルトリーの住所を示してある。途中運転手は係員が書いて私に渡してくれた紙をくれと言う。渡してあげる。
運転手(中国人)は住所を見ながら行くが、ダブルトリーがない。仲間か会社か分からないが電話で聞きながら探している。ぐるぐる回っても見つからず、ついに空港へ戻って最初からやり直し。その住所の所に来て人に聞くと、名前が変わった、そこのラディソンが以前ダブルトリーだったと言う。ラディソンに入りダブルトリーか聞くと、そうだと答える。10分もかからない所に30分以上もかかってしまった。
運転手は50ドルくれと言う。20ドルと言いたいがわざとではないのは分かっているので30ドルと言う。しつこく50ドルを主張するので、さっき渡したタクシー係員の書いた紙をこちらに渡せば50ドル払うと言うと、今までは大きい声だったが、小さい声で30でいいと言う。
ホテルの部屋から空港は見えるのだが、周りは住宅街。3〜40坪の土地に家が建っている。庭はほとんどない。アメリカは広い土地に家が建っていて庭がたっぷりとあるイメージを持っていたから、ちょっとびっくり。
住宅街の中にデリがある。日本のコンビニをお粗末にしたようなものだが、缶入りアルコール飲料を買う。なんだか分からなかったがアルコール分は8.2%。700ccほどある。1.75ドル。
ホテルに帰って飲むとビールだ。ペールエールかもしれない、日本の主流であるラガービールとはちょっと違う。おいしいんだよね。1.75ドルなんていうのもうれしいね。たしか同じのがあと2本あったはずだから奥さんの土産に買っていこうと再度行くが、もうなかった。
アメリカはビール(レストランで飲むと高い)やガソリンは安いのだが、料理やホテル代は高い。税金が高いのだ。例えばサンファンのベストウェスタンを例にとると、
Room Charge | $161.1 | ||
Room Tax | $17.4 | ||
Hotel Tariff | $32.22 |
となっている。TaxもTariffも税金だ。税の合計は49.62となる、161.1で割ると30.8となる。部屋代の30%も税金が加算されるのだ。
2月25日
チェックアウトすると、レセプションのお姉さんはNothingと言うが、朝食を別料金で食べている。それを言うと16ドルの計算書を書いて渡してくれる。
何日かたってクレジットカードの明細をチェックすると、ラディソンは朝食だけでなく部屋代まで引き落としている。6か月前にAgodaに頼んでダブルトリーに予約を入れてもらってある。Agodaは予約成立と同時に代金を引き落としてしまう。これだとホテルからの予約のキャンセルがないからいいと思っているが、2重取りはひどいよね。
早速Agodaにクレームをつけるとホテルの計算書、クレジットカードの引き落としのコピーを送れと言ってきた。当然送るが、普通計算書なんかすぐ捨てちゃうよね。もう何でもいいから紙はすぐ捨てないで、しばらく手元に置いておかなくてはいけないね。
無事JALに乗り、夕食は日本食を頼む。料理を撮っていると、料理だけでなく私たちも撮ってくださいとスチュワーデスが言う。

ファーストの日本食(一部)

スチュワーデスと
第58報終わり
プエルトリコ旅行 日程表 | ||
2月5日(水) | 成田発 11:10 ニューヨーク着 10:05 JL006 | |
ニューヨーク発 16:30 サンファン着 21:30 AA1635 | ||
サンファン 3泊 Best Western Plus 55Avenue Condado San Juan Puerto Rico | ||
Tel 787/721-9500 | ||
2月8日(土) | クルーズ7泊 ロイヤルカリビアン ジュエルオブザシー号 | |
2月15日(土) | 下船 | |
サンファン 1泊 Best Western Plus | ||
2月16日(日) | カグアスへ移動 レンタカー | |
カグアス 3泊 Ceiba Country Inn | ||
Carretera 977,kim 1.2 barrio Saco Ceiba,00735 Puerto Rico | ||
Tel +1 7878850471 | ||
2月19日(水) | ポンセへ移動 レンタカー | |
ポンセ 3泊 Holiday Inn Ponce & Tropical Casino Hotel | ||
3315 Ponce By Pass | ||
朝食別 | ||
2月22日(土) | サンファンへ移動 レンタカー | |
サンファン 2泊 Best Western Plus | ||
2月24日(月) | サンファン発 11:52 ニューヨーク着 14:55 AA1692 | |
ニューヨーク 1泊 Doubletree Hotel JFK Airport | ||
135-30 140th street queens | ||
朝食別 | ||
2月25日(火) | ニューヨーク発 12:05 | |
2月26日(水) | 成田着 16:35 JL005 |

プエルトリコ地図