オーストラリア パース、シドニー

2013年7月10日~7月19日  

7月10日 JALラウンジ
 成田空港で出発前にJALのさくらラウンジに入る。ファースト専用を通り越してビジネス用に行く。
お粗末の一言。飲み物は結構豊富だが食べ物は少ない。
柿の種的な煎餅、一口チーズ、クラッカー、クッキー。これだけ。
と文句を言いながらもワインを3杯いただく。
まあ飛行機に乗ればすぐにも夕食が出てくるのだろう。
JALの名誉のために言っておくとANAも似たようなもの。
7月11日 パース到着
 シドニーでカンタスに乗り換え14:00頃無事パース到着。シドニーで1時間時計を進め、パースで2時間遅らせる。結局日本とパースの間の時差は1時間。
ハーツレンタカーでカムリを借り、ホテルのクラウン・プロムナードには15:00頃の到着。ホテルの隣のコンベンションセンターの前にはEMPIREと書かれ沢山の輪を操っている女性の姿が描かれた垂れ幕が沢山ある。
 ホテルのコンシェルジュに13日のラグビーのチケットと、12日のエンパイアーのチケットが欲しいと言うと、それぞれの販売店を教えてくれる。ラグビーチケットはマレイストリート159番地のチケット・マスターで売っていると調べてくれる。エンパイアーはコンベンションセンターの中に販売所があると言う。
 カムリのGPSにチケット・マスターの住所を入れ出発。マレイストリートのパース鉄道駅に近い中央部分は、Murray Street Mallとなっていて車は店のそばまで入れない。手前の道路の枠の中に駐車する。1時間3.5オーストリアドル(以下ドル)。パーキングメーターにお金を入れ、領収書を車のダッシュボードの上に置き、外から見やすいようにする。
番地を頼りに歩いて探す。コンビニがあり奥の壁にチケット・マスターとも書いてある。まあ日本でもラグビーのチケットはコンビニのローソンでも買えるから似たようなものか。
いろいろな金額を言うから高いものにする。76.63ドル。それにしても高すぎだよね。テストマッチじゃないよ、スーパーラグビーのウェスタン・フォース対ACTブランビーズの試合だよ。
 エンパイアーのチケットは96ドル。
オーストラリアドルはじりじりと上がって、米ドルと大して変わらない。
カジノ第1回
 16:00過ぎよりカジノへ行く。相変わらず広いが客の入りは30%程度か。
ミニマム5ドルのブラックジャックのテーブルを探して席に着く。5ドルを賭け、そして別枠のパーフェクトペアー(以下PP)にも5ドル置く。
いきなりスペードの5が2枚来てPPだ。5ドルに対して30倍の150ドルの配当が来る。
2回目もPPが来てまた150ドルゲット。もう300ドルの儲けだ。3回目はというとそうそう来はしない。5時半頃夕食に行くときには600ドルの手持ちになっていたから500ドルの儲け。
PPはカードを2枚配った時に同じ型の同数字が来ると30倍の配当。同じ色の同数字なら12倍、異なった色の同数字なら5倍の配当をくれる。
夕食
 夕食はカジノの隣のイタリアン。シーフードスパゲッティ。33ドルと高い。ビールがグラスで9.5ドル。トータル42.5。高いけどおいしかった。シーフードが皆いいし、ソースも抜群だった。マネージャーらしき人に感想を聞かれたから、日本人にとっては高いけどおいしかったと言う。明日また来るかとも聞く。これには分からないと答えておく。
 帰りがけにまたちょこっとブラックジャックをすると儲けは700に増える。
7月12日 ヤンチェップ国立公園
 8:30出発でヤンチェップ国立公園へ。この公園はパースの北50km程のところにある。車で1時間ほど。
まずは公園内湖一周のトレイル(Wetlands Walk Trail)。1時間ほど。トレイル中誰ともすれ違わないなと思っていると、最後のほうになって1家族とすれ違う。
ヤンチェップ国立公園内湖
 これでは物足りないのでWoods Lands Walk Trail(やはり1時間ほど)も追加する。いきなりワラビ―と遭遇。動かないでじっとこちらを見ている。帰ってくるときにはもういなかった。
名は分からないがいろいろな花が咲いている。オーストラリア特有のワイルドフラワーかどうかさえも分からない。
 コアラを見るためのボードウオークが整備されている。ここは子供ずれが多い。
あるワイルドフラワー
ノースブリッジ、キングスパーク、南パース
 ヤンチェップ国立公園を12時過ぎに出て、パース駅北側のノースブリッジには13時過ぎに到着。たしかこの辺りに比較的安い食堂が何軒もあったはずだが、と探すが分からない。駐車する場所も限られるので適当に中華に入る。焼きそばがなんと20ドルもする。ワゴンに蒸籠を載せ焼売などを勧める。すぐに食べられるので3品取る。21.5ドル。
 キングスパークは以前とは変わった模様。遊歩道など出来ているし植物園もある。8月から11月まではワイルドフラワーが満開だそうだ。もちろん今だって種々咲いている。
 南パースは以前と全然変わらない。宝くじでも当たったら住んでみたいなという高級住宅街がある。窓はすべてスワン川を隔てて北にあるシティーに向いている。日当たりの良さ、そして眺めは抜群だ。
ぽつぽつFor Saleの看板が目立っている。
南パースの高級住宅街 公園を挟んでスワン川、シティーが見える
カジノ第2回
 16時頃ホテル着。一風呂浴びてからカジノへ行く。昨日と同じテーブル。浮いてそして落ち目になって手持ちは400ドル。しつこくやって100の損。隣のテーブルに移って100沈み、儲けが100ドルに減ってしまったところでやめる。
 このカジノのブラックジャックは、ディーラーの手持ち札がエースでも絵札でも、プレーヤーの札の合計が21になればプレーヤーの勝ちとして掛け金の同額を支払ってくれる。エースと絵札ならブラックジャックとして1.5倍ではなく2倍の配当をくれる。またカードを5枚引いても21以下ならプレーヤーの勝ちとしてくれる。
 こんなにプレーヤーが有利なんだから何かあるなと思っていると、ディーラーが22の場合は引き分けとなる(他所ではプレーヤーの勝ち)。
 でもまあ若いころとは違って、集中力が続かない。30分程度か、あとは惰性でやっているよう。
夕食は昨日のイタリアンの隣の中華。チャーハンがなんと30ドル。ビールはハイネケン330ccが9ドル。チャーハンの量は多いが味はたいしたことはない。
カジノの中にヌードルハウスがあるが最低で20ドル、バフェでは26ドルから(曜日によって金額が異なる)。
ちなみにカジノでの飲み物はワインがグラスで5ドル。ビールが1パイント(600cc弱)10ドル。ホテルの朝食は31.9ドル。
エンパイアー
 20:30からエンパイアー。コンベンションセンターの2番入り口から入れと言う。係員の誘導の通りに入っていくと裏口から外に出てしまう。外にサーカス小屋がある。サーカスといっても綱渡りや動物は出てこない。アクロバット的なものが多い。
 人気があったのは2つ。1つは男性のペアーで一人が特注の椅子(ベッド?)に寝そべって、足で相棒の男性を空中でくるくる回すもの。上の男性は顔を下に向け水平状態でヘリコプターの羽のように回っているが、そのうちに回りながら体全体が上を向いたり下を向いたり交互にする。これがハイライト。
もう一つは男性一人。比較的大きな羽(30cm程か)をもう少し長い木の棒の先端に直角にバランスよく乗せる。この羽と木のペアーになったものをまたもう少し長い木の先端に直角にバランスよく乗せる。羽と今使った木とは平行になっている。この作業を8回ほど繰り返す。最後に使う木は長さが3mくらいにはなっている。これを今度は2m程の立てた木に乗せる。全体に自立している。もう大拍手だ。男性は羽のそばに行き、息を羽に強く吹き掛けると(男性の身長は190cmはある)羽は落下し全体もバランスを崩し落下する。
私としてはもう一つ輪が気に入った。女性の輪の芸で右手、腰の上、左足で同時に3つの輪を回したりする。よく見る芸だが女性がきれいだった。色は白くロシア人的な顔だちもよく、美人だったなあ。
7月13日 ヨーク
 パースの東100km(内陸部となる)程のところにあるヨークへ行く。10:30頃の到着。ガイドブックには1831年に入植がはじまった西オーストラリア内陸部で最も古い町とある。1,853年に建てられたタウンホールの1階にiがある。
ヨーク タウンホール
このインフォメーションに入りボランティアらしいおばさんにいいトレイルはないか聞く。
 おばさんはMt Brown Walkと書かれた紙を出し色々説明してくれる。地図には大きく迂回した道が描かれている。地図の道をなぞってこういう風に行くのねと言うと、それは自動車道で歩いていくには近い山道があると言う。往復7.5km。
 Avon Walk Trailという紙も出し、エイボン側に沿って歩くコースでこちらは片道1.5kmと言う。往復で3kmだ。
 次にYork’s Attraction Guideという紙を出し、Courthouse&Gaol,Perts Pantry,Swinging Bridge,The Sock Factory,The York Mill Galleryにチェックを入れながら説明してくれる。
 今これを書きながらガオル(Gaol)とはなんだろうと思って辞書を引くと、これは英国古語でジェイルと読み、同じ読みながら今はJailと書き刑務所の意味。Swinging Bridgeは吊り橋で、これを渡らないとブラウン山には行けない。
インフォメーションのあるタウンホールを出て道を横切るとThe Sock Factoryの看板が見える。Sockだからソックスを作っているんだろうと思いながら入っていく。小さい店内にはソックスだけでなく靴や帽子などいろんな物が飾ってあるが私の趣味に合うものはない。
 地図を見ながら吊り橋を目指して歩く。道の両側は古い建物ばかり。
赤レンガ造りのPost OfficeとCourt Houseが並んでいる。ちょっと離れてFire Stationも赤レンガ造り。両側に建物が建っている繁華街?の長さは200mもあるかなあ。
 おばさんは何も言わなかったけれど、York Motor Museumというのも同じ通りにある。ここに入ってみる。9ドル。個人の車の修理屋が営業している感じ。
かなり古い車もあるけれど、私が高校生の頃爆発的に売れたフォードのマスタングがある。
 同じ時期の製作だろうが、日本車のカローラ、コロナ、スバル360もある。びっくりしたのは左ハンドルのトヨタスポーツ800、通称ヨタ8があることだ。 アメリカ向けに作ったんだろうか。
 ヨタ8はパブリカを改良して作ったはずだ。あの頃のトヨタのCMに1,000ドルカーパブリカというのがあった。昔は1,000ドル(当時は1US$=360円)で新車が買えたんだよね。私も大学生の頃親にねだって中古のパブリカ・コンバーチブルを買って貰い遊んでいた。
吊り橋を渡りしばらく歩くと車道に突き当たる。地図にある道はここを左に曲がって数百m行って右に曲がるようになっている。ただ真っ直ぐ行く未舗装道路がある。おばさんが言っていた山道はこれかなと思い進んでいく。二股に分かれる。右に行く道のほうが上に登っていく感じがする。右を選ぶがまたさっきの舗装道路に戻ってしまう。
 またやり直しで、二股を左に取る。今度はお墓の横を通りまた舗装道路に出てしまった。結局地図通りに車道を通っていくことにする。少し前をカップルが歩いている。やはりブラウン山を目指しているようだ。
ヨタ8 左ハンドル
 頂上にはさっきのカップルだけでなく数組の家族が車で来ている。低い山だけど視界は360度きく。
 街に戻り昼食のためのレストランを探すが適当なものはない。やはり古そうな建物に入っているYork Co-opでサンドウィッチを買い公園でかじる。
吊り橋に戻りエイボン川沿いを東方向へと歩き出す。特別に散歩道として整備しているわけではない。川沿いの木も自然に任せるという感じ。木には野生のインコ、川にはカモやシラサギがいる。山火事のあとのような場所もある。
 前方から見たような人が来る。さっきのカップルだ。女性のほうがHello Againと言いながらすれ違う。
エイボン川
ラグビー
 19:45からスーパーラグビーのウェスタン・フォース対ACTブランビーズのゲーム。スーパーラグビーは南半球オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ3か国の15チームで行われる。
 会場のニブ・スタジアムには駐車場がない。駐車禁止の表示のない道路に停める。キーのロックボタンを押し鍵をかけるが、念のため運転席のドアーを引っ張るとドアーは開いてしまう。多分キーを持った人が引っ張るから開くのだろうと思うが心配だ。10m程離れたところにキーを置いて、再度引っ張ってみる。今度は開かない。私の車は10年前の製造でこういう機能は着いていない。
 会場には一眼レフを持って入れない。素人が写真をとっても自分で楽しむだけでどうこうするわけではないのに、荷物検査してまで禁止している。
思い切って買ったD800だから置いておくのは心配だ。やはり車の中ではなく会場のクロークに預けよう。
 肝心のラグビーはというと、私が応援しているブランビーズはミスばかりしている。簡単なボールをノッコンしてうまく攻められない。特に9番、10番、15番がひどかった。そんなものだから21対15で負けてしまった。
以前のワラビーズ(オーストラリア代表チーム)のメンバーで、ここ2年日本のサントリーの選手として活躍しているジョージ・スミスは後半10分過ぎから出場する。
ニブ・スタジアム
カジノ第3回目
 ラグビー観戦から22時頃ホテルに戻ると土曜日のせいか駐車場は一杯。近所の駐車場も一杯。かろうじて歩道に半分乗り上げている車の後ろに何とか駐車する。駐車違反なのは間違いない。
 駐車違反、スピード違反では懲りている。特にスピード違反の場合はカメラでの撮影が多く、帰国した後に罰金の請求書が来る。
オーストラリアでは郵便に現金を入れるのは違法。昔50ドルの小切手を作ってもらうのに、日本の銀行で手数料を6,000円取られたことがある。
 23時頃になれば少しは駐車場もすくだろうと思い、時間待ちをカジノでする。
ところがなんと全然つかず、あっけなく200ドルの負け。PPは色違えさえ来なかった。まあこんなこともあるさ。
くそっ。
7月14日 マンジュラ
 パースの南100km程のところのマンジュラへ行く。9:30頃着。公営の無料駐車場に車を置きガイド紙を見ながら歩く。桃色インコが虫でも啄ばんでいるのか、集団で芝をつついている。
 1時間の湾内クルーズに乗る。ガイドブックにはほぼ確実にイルカに遭遇と書かれているが、イルカの背びれらしきものを見ただけだった。
イルカは背びれだけだったけれど、野生のペリカンがいる。そばでも見れたし飛んでいるところも見た。ギリシャのどこかの島で見たペリカンは飛べなくしてあるし、当然餌をやっている。
飛んでいるペリカンが見れたから来た甲斐があったというものだ。
ペリカン
湾内には沢山の入り江がある。その入り江には桟橋付きの住宅がびっしり。
小さな町でこんなに沢山の大金持ちがいるわけがないから、別荘と考えたほうがいいだろう。
でも南パースでもヨークのような田舎町でも、ここでもFor Saleの看板は目につく。じりじりオーストラリアドルが上がっている影響だろうか。
こういう家が数えきれないほどある
どこにでも日本食レストランはあるのだが、こんな小さい町にもある。昼食はここで牛の照り焼き定食を頼む。13.5ドル。まあ妥当な値段だ。皿の上にライス、牛の照り焼き、生野菜が乗り味噌汁もお椀で出てくる。
カジノ第4回
 夕食は初日に行ったカジノ隣のイタリアン。パスタがおいしかったが今度はピザに挑戦する。スモールサイズと頼んだのに直径30cm位の大きいものが来る。ウェイトレスのおばさんにヒュージと言うと、レギュラーサイズはもっと大きいと言う。ペッパーはいるかと言うから、レッドペッパーはあるかと聞くと、Noと言う返事。何もかけなくてよかった。胡椒が効きすぎてものすごく辛い。
辛いし大きいしで半分食べるのがやっと。パスタのおいしかったイメージはどこかへ行ってしまった。
 いつもの席に座る。隣のおばさんはついている。PPを自分の分だけでなく他の人のところにも賭けている。そうするとどこかしらで当たって、チップを増やしている。私もおばさんのPPに賭けさしてもらう。
そのほかの人のところへは賭けない。自分のところでは駄目であったが、おばさんのところでそこそこ稼がせてもらい200ドルの儲けとなる。
 でもまだ早い。他の場所で手を出すとあっという間に100ドルの損。これで本当にやめにする。
7月15日
 バースウッド公園内を散歩。西オーストラリアと言えばスワン。スワンと言えば黙っていても黒鳥。くちばしから目の周りまでが赤く、よく見ると怖い顔つきをしている。羽ばたいたところを見たが羽の裏側は白くなっている。
スワン川を泳ぐ黒鳥
黒鳥と言えば以前はモンガー湖が有名だった。今はガイドブックにも載っていないし、GPSでも出てこない。モンガー湖からあちこちに散らばったのか。
 バースウッドの公園は広い。スワン川沿い、シティーの反対側にある。
芝があったり木があったり池があったりだが広大だ。手入れも良い。
この公園の中にクラウン・メトロポール、クラウン・プロムナード、コンベンションセンター、カジノがある。
ラグビージャンパー
 ホテルのコンシェルジュに頼んで、ラグビーなどのスポーツウェアーの店を調べてもらう。インターネットでうまく出てこず、ウェスタン・フォースの公式店が出てきただけ。コンシェルジュが店に電話をしてくれて住所、地図を書いてくれる。
 GPSに住所を入れようとするが番地が登録されていない。車に乗っていて何かおかしいと思っていたが、GPSが古いんだね。
街はずれの一角に来て、コンシェルジュが書いてくれた地図を見て何とかたどり着く。店はプロバスケットチームの練習場(だと思う)の隣にある。
すぐそばにはスタジアムもあるのでウェスタン・フォースはそこで練習しているのだろう。
 店番のおばさんは人の体形を見て、Sだねと言いながらSサイズのジャンパーを出す。着てみると手の長さなどはいいが、胴回りがぴったりしすぎている。
Mサイズを着てみると手が短いのねと言いながら、袖口を折ってくれる。手だけじゃなくて足も短いんだよと返事する。66ドル。
 パース駅北側の西オーストラリア美術館、西オーストラリア博物館へも行く。
特別展示を見なければ共に無料。まあ時間つぶしだ。
ヘイストリート、マレイストリートの繁華街を歩くもウィンドウショッピングだけ。
 途中雨が降ってくる。雨季と言うほどではないが、雨の降りやすい季節で観光には向かないとガイドブックには書いてある。それで観光客が少なくカジノの入りも悪いのかもしれない。
雨は10分から20分でだいたい上がる。
カジノ第5回
 夕食はカジノの下の階のフードコート。サブウェイ、マクドナルド、ヌードルハウスがある。ヌードルハウスでシーフードヌードルを頼むと、赤い紙箱に入れてよこす。
テイクアウェイ用だ。オーストラリアではテイクアウトと言わずにテイクアウェイと言う。箸を貰ってその場で食べるがめちゃくちゃ辛い。唐辛子の辛さだ。
汗を拭き拭き食べる。
 カジノは全然駄目。気分転換を兼ねてやったルーレットも駄目。500ドルの負け。PPが来ないとあっという間にチップがなくなる。ディーラーの22が続く。勝ったと思ったら引き分けなんでがっくりするよね。
初日に見たアボリジニのおばさんはあれから見ていない。昔よく見たタイやマレーシアの女の子も見かけない。
7月16日
 移動日。パースを10時に出発して、パース時間の15時、シドニー時間の17時にホテルのアストラル・タワーに着く。同じ建物にもう一つのホテルのアストラル・レジデンス、カジノ、ショップがある。この建物全体をThe Starと呼んでいる。
カジノ第6回
 昨晩の負けで手持ちのドルが少ない。The StarのいたるところにATMが置いてある。そのどれにもシティーバンクの預金引き出しカードが使えるマークが付いていない。VISAやMASTERのマークが付いているからVISAのマークが付いているDC-JALのクレジットカードを入れる。PINナンバーも入れとりあえず必要な300ドルもインプットする。がこのカードは取り扱っていませんと言う表示が出てきて、当然キャッシュは出てこない。カジノ内のキャッシャーで30,000円を両替してもらう。294.57ドルになる。
シドニーのカジノも客の入りは悪い。10年ほど前はテーブルゲームの周りには、椅子に座れなくとも手を伸ばして賭ける人が沢山いたものだが。
 ブラックジャックのミニマムは20ドルから。ルールがまた違う。21になるとディーラーの手にかかわらず配当してくれるなど、一見プレーヤー優遇なのはパースと同じだが、イーブンだと引き分けにならずディーラーの勝ちになってしまう。
例えば絵札2枚持っての20の場合でディーラーの表札が絵札の場合、他所のカジノではディーラーが絵札を引いて引き分けになっちゃうかなと思うが、ここではディーラーの勝ちになってしまう。そしてこの例がまた多いんだよね。
 例外がブラックジャックの場合。プレーヤーがブラックジャックでディーラーのブラックジャックの場合には、プレーヤーが負けではなく4倍の配当が貰える。プレーヤーが有利なのはいいことだが、何とも不思議なルールでやっている。
 PPのあるテーブルとないテーブルがある。ある場合の配当は5倍、10倍、25倍とパースより悪い。あっという間に200負け。300に入ったところでダブルでの勝ちが続き元になったところで今日はおしまい。
 カジノ内のフードコートでツナサラダ、ビールを食す。また明朝のサンドウィッチも購入。
このThe Starの建物の1Fにはいろいろな店がある。(カジノは2F)
コンビニからタイ料理、中華、日本食もある。これらはフードコートになっていて店ごとに椅子、テーブルがあるわけではない。フードコートを過ぎるとグッチやフェラガモなどのブティックが軒を連ねる。
シドニーでのアクティビティーはブルーマウンテンを考えていた。日本でガイドブックかインターネットを見てホットホリディーという旅行社に5月にブルーマウンテンの1日ツアーを申し込んだ。7月17日には私のほかに誰も申し込んでいないからツアーが催行されるかどうか分かりません、という返事だった。
まだ日にちがあるから6月いっぱい待ちますよと言うと、催行されるかどうか分からないと言っていたのに、ツアー料金をクレジットカードから引きおとしちゃうんだよね。(クレジットカードの番号を書かないと申し込みにならない)直前になって中止がはっきりした時にお金を返すと言っていたのがまた引き落とされちゃった。
しばらくたって間違えて引き落としてしまいましたから2回分返金しますとオーストラリアドルで返ってきた。ここのところのオーストラリアドルの変動は大きく最初に引き落とされた時には1ドル104円、次が93円。返ってきたときは92円で、ドルではあっているけれど円では1,300円程損している。ささやかな金額だから直接文句は言わないが、催行されないでしょうと言いながら引き落としてしまうのが腹立たしい。
 ホテルにはアクティビティーの広告チラシなど何もない。レンタカーを借りるしかないかと考えコンシェルジュに頼みに行こうとし、ふと外を見るとAVISの文字が目に入る。
明日の予約をする。
7月17日 ブルーマウンテン
 AVISの昨日の担当者が8時に来いと言ったので、8時ちょうどに行くが来ない。他の客も集まっている。8時半になってようやく別の係員が来る。昨日の者が急に休んでしまったとのこと。説明を受けたりしていて9時の出発になってしまった。
 まず最初にWentworth Fallsを目指す。GPSにWentworth FallsとインプットするとWentworth Falls Parkingと表示されたのでDoneを押す。GPSでの案内が始まり、着いたのはWentworth Falls Stationの駐車場。駅名が滝の名前そのものになっているのだ。うまい具合に郵便配達員がオートバイで来たので停まってもらい道を聞く。
 無料駐車場に車を停めすぐそばのLook Outから景色を眺める。滝のそばまで降りて行く道がある。もちろん歩いていく。20分ほど。所々水の溜まっている山道を下っていく。
 途中岩場で白人の家族連れの父親が、頼みもしないしよろけもしないのに、手を取って助けてくれる。そんなに年取って見えるのかなあ、それとも歩き方が心もとないのかなあ。普段から散歩は欠かさないんだけどね。
Wentworth Falls
 次にKatoomba。駅の南側1.5kmのところにiと有名なLook Outのエコーポイントがある。ここがブルーマウンテンの出発点だそうだ。乗り降り自由の周遊バスがひっきりなしに発着している。
 3つの岩のスリーシスターズへ行く遊歩道もある。もちろん行く。途中梯子に近いアルミ製の階段を降りたりもする。往復で30分ほどか。帰り道、舗装部分でWentworth Fallsで手助けしてくれた家族ずれとすれ違う。Hello Againと声をかける。
スリーシスターズ エコーポイントから
同じくエコーポイントから
次にもうちょっと奥のBlackheathの街のGovetts Leap Look Outを目指して車を走らせるが、途中にEvans Look Outの標識が目に入ったのでそちらに行く。
 どこも同じ。テーブル状の山に側面の崖そして深い谷。もうLook Outには行かないで、帰り道になるLeuraの街のGordon Fallsを見てから帰ろう。
Gordon Fallsは細い滝。そばまで歩いていくとこはできそうにない。はるかかなたから見るようになっている。
 帰りのハイウェーは大混雑。シドニー30km手前からノロノロ運転。交通事故が2件もあった。6時前には着きたいと思い4時に出たが6時半になってしまう。
カジノ第7回
 なんだか気が入らない。ブラックジャックで100負けて、大小に移るもやはり気が入らない。
 大小はサイコロ3個の出目を当てるもので、3つの目の合計が10以下を小、11以上が大。大か小を当てるのは確率2分の1で結構人気がある。
ルーレットの赤、黒を当てるのは0と00があるから確率は38分の18で2分の1より悪い。バカラのバンカー、プレーヤーも2分の1ではない。
 以前ケアンズで5のぞろ目を当てて4,000ドル勝ったのはこの大小だ。
でも今日は調子が出ない。自分でチップを置いた場所が分からなくなってしまいそうになる。(チップの色は参加者全員が同じものを使っている。)これでは駄目だ。大小で50ドル負けて終わりにする。
 夕食はフードコートの日本食店で牡蠣1ダース、エビ半ダースの皿にカリフォルニアロール、白ワイン2杯。しめて69.8ドル。
今回の旅行で最高の贅沢のような気がする。
7,000円の晩飯
7月18日 市内散歩
 昨日帰ってきたのが遅かったのでレンタカーのキーはまだ返していない。
クイーンビクトリア・ビルディングの営業開始が9時からなので、キーを返したその足でクイーンビクトリア・ビルディングを目指す。
目当ては3階のアボリジニアートのショップ。テーブルクロスが1枚必要なのだ。アボリジニ模様がテーブルクロスに合う、合わないは別にして。
 アボリジニアート・ショップは内部改装中で休み。どこかで臨時営業している様子もない。残念。
 クイーンビクトリア・ビルディングは全く変わっていない。2か所のからくり時計を含めて。
 ピットストリート、キングストリートなどの有名な通りを歩くがアボリジニアートの店はない。お土産屋にはそれなりにアボリジニ関係の品は置いてはあるが。
有名な通りはルイ・ビトンだのプラダだののブティックばかりだ。裏通りも歩いてみよう。やはりない、そのうち中華街にたどり着いてしまう。
 横浜のように圧倒的にレストランが多いわけではなく、金のネックレスなど扱う宝飾店、薬屋なども多い。
 一軒の店に入り、いつものごとくシーフード焼きそばとビールを頼む。ビールは置いてない、飲み物はコカコーラだけと言う。ボトルショップがあの角にあると言うので、行ってみる。
 まず目についたのは生ビールのサーバー。生を注いでいるおじさんに、缶ビールはあるかと聞くと、ないとの返事。おじさんの後ろの冷蔵ショーケースを見ると、瓶入りビールが並んでいる。注文をTwo Heinekenに替える。10ドル。そうだね、BottleショップだからCanは置いてないやね。
 さて午後はどうやって時間をつぶそうか。
ダーリングハーバーに戻ってくるとIMAXがある。何を上映しているか分からないが入ってみよう。高校生の団体と一緒。
 スペースシャトルの報道映画だ。大画面3Dの映像。IMAXは相変わらず迫力がある。ある人物が出てくると高校生が拍手をする。この人はオーストラリア人なのだろう。 
半分は寝ていた。寝るために入ったようなものだから。
 水族館方向へ歩いていくと、ホエールウォッチングの看板が出ている。でももう出航した後で、あとは明日ということになってしまっている。
湾内一周Hop On Hop Offのクルーズが出ている。Hop On Hop Offとは船が立ち寄る湾内7か所の船着き場のどこで降りてもいいし、どこから乗ってもいい。ボートは9:30から4:15まで45分おきに出ている。2:45発に乗る。どこにも降りなければ4:15に元の場所に戻ってくる。
 まず最初にハーバーブリッジをくぐる。歩いている、歩いている。ハーバーブリッジのアーチ状の鉄骨の上を歩いている。話には聞いていたけど結構な数の人が歩くんだね。
ハーバーブリッジ散歩
さても一つの恐怖の散歩にシドニータワーの展望台の外側を歩くというのがある。高さ268mの展望台の外側31mを歩く、床は鉄網製だが一か所突き出たプラットホームの床はガラス張り。大変怖い散歩道だ。こちらに登っている人はいるかと見るが、誰もいない。帰りにも見るがやはりいない。
 Taronga Zooという船着き場がある。船から見た限り緑豊かで短いながらロープウェーもある。散歩にはうってつけかもしれない。乗員に、次の便はと聞くと、1時間半後に最終があると言う。最終ではまずいな、最終に何かあって今晩中にホテルに戻れないと明日の飛行機に乗れない。やめておく。
カジノ第8回
いよいよカジノも最終日。
2か所あるミニマム20ドルのブラックジャックを行ったり来たり。ということは少しずつ減っているということだ。大小も駄目。200ドルなくなり財布の中は20ドル札1枚だけ。明日のタクシー代にも足りない。
300ドル引出し100ドル残して勝負だ。
 ミニマム30ドルのプントゥーンに座る。ブラックジャックと基本的に同じだが微妙に違う。Aと絵札のブラックジャックは1.5倍の配当、ディーラーとイーブンなら引き分け、他所のブラックジャックと同じだ。
ここでは結構ついてPPを取ったりもして600ドルになる。
7月19日
 朝5時起きで空港に。土産に味付きアワビやからすみ、チョコなどを買い、残りを両替に出す。思ったより少ない金額なのでレートはいくらか聞くと、75という返事。そんなに少ないんじゃしょうがないとお金を返してもらう。
何かいいものはないかとうろうろしていると、オパールが半値セールをしている。950ドルのペンダントトップが425ドル。これを買って奥さんの土産にしよう。足りない部分はクレジットカードで支払い、ドルは全部使い切る。
奥さんにはもちろん950ドル、10万円ということにしておこう。
 成田空港で念のためオーストラリアドルの銀行の買いレートを見ると83だった。
第57報終わり
2013年7月 オーストラリア旅行(パース、シドニー)
  7月10日  成田発 19:50     JL771
7月11日シドニー着 06:35
シドニー発 08:10       パース着  11:20 QF575
パース5泊
Crown Promenade Perth Hotel   Great Eastern Highway,Burswood,Perth
+61893628888
7月16日パース発 10:10        シドニー着 16:15 QF642
シドニー3泊
Astral Tower and Residences at The Star80 Pyrmont Street,Darling Harbour,Sydny
+61297779000
7月19日シドニー発 08:15       成田着 17:07   JL772

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