
スイス
2012年6月7日~6月16日
6月7日
ロンドン経由で20時半頃ジュネーブ着。ホテル・ワーウィックには21時半頃の到着。
日航(JAL)のマイルが貯まってヨーロッパ往復ファーストの1人分のチケットが貰える。奥さんにまたスイスへ行ってくると言うと、私も行くと言い出す。しょうがないファーストは奥さんに譲ろう。
私は往復ビジネスを購入しよう。
JALに、英国航空(BA)でジュネーブまでファーストで往復を頼むとロンドン-ジュネーブ間は一杯ですという。
去年の7月の話だよ。
11ヶ月先のチケットが一杯なわけはない。ただ券はなるべく少なく出そうというJALの腹に違いない。
成田-ロンドン間だけなら食事等考えると、BAよりJALの方がいいかとも思ったが、ビジネスの価格が違う。JALの方が多分20万円近く高いだろうと思われるので、やはりBAにする。
成田空港のBAのカウンターで搭乗券を出すと、奥さんのと私のとを見比べて、本日は特別サービスでビジネス+15万円でファーストに切り替えられます。いかがですか、と言う。
往復ですかと聞き返すと、いや片道です。
無理ですと断る。
6月8日 ジュネーブ(Geneva)市内散歩
ホテルを8時頃出発して大聖堂へ行く。雨時々曇り。大聖堂ではあるが祭壇などはない。ステンドグラスもいまいち。ただ王様か、騎乗の人物のモザイク画はなかなかの物だ。
この近所にJ.J.ルソーの生家があるはずだが見つからない。
レマン湖のボートに乗りニヨン(NYON)へ行く。チケット売り場で片道と言うと、帰りはどうすると聞くから、列車で帰ってくるというと列車の代金も含んでいるからとチケットを渡してくれる。一人33スイスフラン(CHF)。
船着場のそばにあるニヨン城は5階建て程度の小さい城。
今は陶磁器などを展示する博物館。ニヨンにある後2つの博物館とあわせて8CHF/人。
今はバラの最盛期かあちこちで咲いている。
昼食はニヨン街中のイタリアン。ガイドブックに出ている店。間口は狭いが奥は広い。結構繁盛していて客は一杯だ。
スパゲッティー、ピザ(小サイズ)、ワイン1本で68CHF。ワインはスイス産の白を頼む。スイスではワインを輸出していないが味はいいとガイドブックに書いてある。悪くはない。
ニヨン駅から列車に乗る。目の前の車両に乗る。きれいな室内だ。通路を挟んで1座と2座。ゆったりしている。
動き出して車掌が来る。レマン湖のチケット売り場で買ったチケットを見せる。車掌はチケットの中の2と書かれた場所を指差し、ここは1等席これは2等席のチケットです、と言う。
隣の車両に移る。通路を挟んで2座ずつになるがそんなに狭くはない。結構きれいでもある。

ニヨン城
カルージュ(Carouge)
出発前にインターネットでSWISSINFOというサイトを見つける。その中には“住む人がこっそり明かす観光スポット”と言うページがある。ジュネーブから南に3kmほどだ。バス乗り場で聞き、バス、トラムを乗り継いで行く。
かわいい町並みは昔のままの調和を残し、ジュネーブの町並みとは違う雰囲気を放つ、と記事にある。
でも正直よく分からない。夜はとっても楽しいの、音楽を聴きたかったら地下に潜ってライブハウス。とも書いてある。
奥さんには夜遊びは向かない。なにせ9時になったら寝てしまうのだから。30分ほどの散歩だけで帰ってくる。

カルージュの停車場前
今朝の朝食はひどかった。トースト1枚にクロワッサン1個。コーヒーか紅茶。これで全て。
すぐ横にバフェもあるのにそちらには入れさせてくれない。宿泊費とは別料金なのだろう。
カルージュからの帰りにジュネーブ駅構内のスーパーに行き、サンドウィッチ、ヨーグルトなど明日の朝食を仕入れる。
夕食はホテルのそばの中華料理で焼きそば。ワインも飲んで61CHF。味はもうひとつ。
6月9日 モンブラン(Mont-Blanc)
今日はモンブラン1日観光。私は3年前に一度行っているが、奥さんが是非行きたいと言うので付き合うことにする。
バスターミナルに8:15集合、8:30出発。私は日本でJTBに頼んだのだが、現地旅行社のキーツアーズ主催で日本人だけのツアーと言うわけではない。例えばスカーフを巻き顔を全面出している女性もいれば、目だけ出して全身を黒布で覆っている女性もいる。黒布の下はジーンズであったけれど。
10時頃シャモニー着。晴れ。ロープウェイ乗り場の土産物屋の日本人店員は、昨日の夜から今朝に掛けて大雨でした。また明日も雨ですよ。今日は晴れてよかったですね、と言う。
出発前にインターネットでスイスの天気予報を見ると、1社だけ1週間分の予報をしている。日曜日は晴れだが他は全部傘マークが付いている。見なきゃよかったと思ったほどだ。
ロープウェイで標高3,842mのエギーユ・デュ・ミディー(展望台)へ。やはり空気の薄い感じがする。足元がおぼつかない時もある。
3箇所ある展望台のうち一番高いところは工事中で閉鎖。モンブランや下のシャモニーの町をばかりを見ているが、ちょっと目をそらし他の山を見ると、雪の上を歩いている人がたくさんいる。
3年前のときは5月初旬で雪もまだ多く、ロープウェイの客は大多数がスキー客だった。今はスキーではなく歩いているようだ。

モンブラン(標高4,807m)

どこまで歩く

雲の下のシャモニーの街
昼食はキーツアーズ指定の店。ツアー料金に含まれている。日本人青年2名と一緒に食事をする。別々の参加で1名はポーランドで仕事をしていて休暇にモンブランに来たと言う。後1名は研修でスイスに来てやはり休暇でモンブランに来たと言う。食事が料金に含まれているのは私たち2名だけ。他の人たちはそれぞれ自由時間を楽しみながら食事をしているはず。
モンタンヴェール展望台
フランス国鉄シャモニー駅の裏にモンタンヴェール行きの駅がある。登山電車だ。1日観光ツアーに含まれてはいない。
展望台から見える氷河はやせ細っていて見る影もない。氷河にトンネルを掘って、中に氷の彫刻などを展示してあるところも解けてなくなってしまっている。
季節のせいではなく温暖化のせいだろう。季節だけの氷河ならトンネルを掘ったり、彫刻を飾ったりしないだろうから。
18時前にジュネーブ帰着。
昨日の夕方の散歩で見つけた日本食材店「うちの」へ行く。
カップラーメン、ほうれん草のおひたし、ひじきを購入。閉店間際だったのでほうれん草、ひじきは半額。キャベツ、人参の漬物も半額、ピクルス味であった。

6月10日 スイスパス
ホテル・ワーウィックはジュネーブ駅のまん前。8時にホテルを出て、スーツケースを押しながら駅へ行く。切符売り場でスイスパスとパスポートを見せ、スイスパスにパスポートナンバー、今日の日付を記入してもらう。
スイスパスはスイス国内では販売していない。外国人旅行者専用のパスだ。私が選んだのは有効期間1ヶ月、乗車日数3日間。1ヶ月の間に3日間だけスイス国鉄に乗り放題というもの。
JTBで購入する。
去年のグリーンジャンボで10万円の旅行券が当たったのだ。
当選番号をチェックしていると、下3桁が当たり。上3桁も当たり。これは凄いぞ、当選番号記事の上のほうだから高額賞金だ。いくらだろうかと金額を見るとなんと1億円。
さあ組数は合っているかと見るとちょっと違う。16が13になっていれば2等の1億円だ。
でもいつもは2等の組み違い賞はないのだけれど、今回に限って旅行券10万円の賞になっている。現金ではないが何もないよりいい。日本旅行、近ツー、JTBの3社から選ぶようになっている。
JTBを選ぶ。でもなかなか使う機会がない。今回ようやく使う機会が訪れる。
スイスパス2人分で6万円、ジュネーブからのモンブラン1日観光に2人で4万円。ちょうど10万円だ。とはいっても高いよね。
ツェルマット(Zermatt)へ
ジュネーブ発8:36。今度は1等車。この前間違えたおかげで1,2等の区別が付くようになった。2階席に座る。すいてはいるが廻りはすべて日本人男性。
乗換駅のVISPには10:52着。VISP11:10発でツェルマットには12:13到着。
ツェルマット駅からはタクシーに乗る。ツェルマットはガソリンでもディーゼルでもエンジン車は乗り入れ禁止。ツアーバスも隣町止まり。電車で入ってこなければならない。

駅前の電気自動車タクシー
スネガ(Sunnegga Paradise)
ホテルで持参の煎餅を昼食代わりに食べ、ちょっと休憩してからスネガへ。スネガはマッターホルン観光の最重要拠点。
国鉄駅から5分ほど歩いたところにスネガ行きのケーブルカーの駅がある。スイスパスを持っていると割引。往復12CHF/人。
このケーブルカーは全線トンネルの中。凄いスピードで登り上がって行く。3分ほどでスネガ到着。
ここに実に有名な湖がある。ライゼー(Leisee、ライ湖)。湖と言うがどう見ても池、小さい。晴れた日にここに写る逆さマッターホルンを撮るためにたくさんの人が集まる。

ライゼー 晴れの日は湖の左側に沢山の人が集まる
ケーブルカーにマウンテンバイクを積んでいる人もいる。

ペダル、サドルなし自転車?
ツェルマットの街をそぞろ歩き。奥さんが土産に腕時計を購入。
売っている物は時計、ナイフが圧倒的に多い。
土産物屋の日本人店員にお勧めのレストランを聞く。
WHYMPER-STUBEを教えてくれる。日本語メニューあり。
歩いている人も日本人が多い。着いたときには気が付かなかったが国鉄駅では乗車案内をドイツ語の後に日本語でもやっている。
これにはびっくりしたね。
久しぶりにステーキ。赤ワインも1本。
6月11日 マッターホルン

朝日に輝くマッターホルン
ホテルの朝食を抜いてでもゴルナーグラート鉄道の一番列車に乗り右側の座席に座ったほうが良い、というガイドブックの記事を奥さんが見つけていた。
それを実行するために国鉄駅の前にあるゴルナーグラート鉄道の駅に6時半に行く。何人かの客が来ているが、駅が開くのは6:50。一番列車はすいている。
ゴルナーグラート終着駅は雲の上で快晴。少し登って展望台へ。雪が積もっている、と言ってもベンチなどに10cmほど。
四方見渡せる。スネガでもそうだったが、ゴルナーグラートでもリフトは動いていない。スキー客用か。動いていれば乗りたかった。

展望台からのマッターホルン
展望台に軽装の日本人男性が上がってきた。ジャンパーを着ているがリュックなどの荷物を何も持っていない。
「ずいぶんと軽装で来ましたね」と話しかけると、
「そこのホテルに泊まっているんですよ。泊り客は私ら日本人の団体15名だけです。私ら団体の平均年齢は70歳ですよ」と言う。
ゴルナーグラート駅と展望台の間に建物があり、それがホテルだそうだ。
ツェルマット8時発の列車が来る。日本人のおばさんが沢山で賑やかだ。

賑やかなおばさんたちと入れ違いに列車に乗り、リッフェルアルプ(Riffelalp)駅で下車する。降りたのは私たちだけ。
降りたフォームから線路を渡り反対側のフォームの端から歩き出す。左側は深い谷。その向こうに目的地のスネガがある。谷に降りることなく大きく迂回し、なだらかな下り坂を歩く。
花を見かければ写真に撮りながら歩いて行く。すれ違う人もいない。時々振り向きマッターホルンの具合を確認するが、やはり雲に隠れている。
見かけた動物はカモシカ、鹿、狸、マーモット、リス。写真に撮れたのはカモシカ、マーモット。マーモットはすぐそばを歩いても、知らん顔をして動かない。


花2点
ようやく谷が終わり方向が逆になる。晴れていればマッターホルンを見ながらのハイキングになるのだが。

グリンジゼーを出発するときに日本人青年が1人スネガ方向からやってくる。久しぶりに人に出会った感じがする。
ライゼーの横を通りスネガに到着。3時間ほどの歩行だ。
スネガで休憩の後ケーブルカーで帰るかどうするか考えるが、まだ早い時間だ。また歩くことにする。
昨日ペダルなし自転車で親子が降りていったのは右側の道だ。私達は左側の道を選ぶ。スネガ、フィンデルン、ヴィンケルマッテンを通ってツェルマットへと行く道だ。
道は結構狭く九十九折のところもある。途中ねずみ返しの付いた倉庫もある。足の上部にコンクリート製の傘を付けて、ねずみが倉庫の中に入らないようにしているのだ。足はコンクリートの傘を貫通して倉庫の柱になっているのかと思ったが、そうではなく足はコンクリートの下で終わり。コンクリートの傘の上に倉庫を置いてある感じだ。

狭い道とねずみ返し付き倉庫
ガイドブックの地図を見ると、ヴィンケルマッテンの街に入る前に、ゴルナーグラート鉄道のツェルマットの隣の駅フィンデルバッハに行けそうであったが、どうも無理なよう。かなりの距離を登らなければならない。
結局ツェルマットまで歩きとおす。スネガから2時間の歩行。

ゴルナーグラート鉄道の陸橋と滝
ホテルに入る前にまたスーパーに寄り買い物。チーズ、生ハム、サンドウィッチ、カップ麺(クノールのカレーヌードル)、ビール、ワイン。
昼食がハイキング途中のビスケットだったので、その反動かよく食べ、よく飲んだ。
6月12日 またスネガ
朝5時頃にベランダに出て手を庇の外に出すと小雨。昨日より雨粒は大きい。明るくなってもやまない。午前中は街をぶらぶらしながら買い物。
午後雨が上がったのでケーブルカーでスネガへ。乗っている客全員が日本人。このケーブルカーでも日本語の乗車案内がある。
30代前半らしい山ガールが、昨日私たちが降りた道を行く。私たちは昨日とは反対側、ペダルなし自転車親子の行った右方向の道を進む。ツアーで来て自由行動で山を降りるおばさんと一緒。
道は広い。車も通れる。途中日本人のおじさん、おばさん組に追い抜かれる。
ゴミ収集車が登ってくる。これはさすがにディーゼルエンジンだ。工事現場の横を通ると小さいダンプカーは電気自動車になっている。
マッターホルン博物館
マッターホルン博物館へ行ってみる。1,865年にウィンパー(WHYMPER レストランの名前になっている)ら7人がマッターホルンの初登頂に成功した。その時代の一般の人の住居、山岳ガイドの家、家畜小屋、ホテルのレセプションなどを再現してある。
7人で初登頂に成功したのだが、下山を始めて全員がザイルで繋がっていた。一人が足を滑らせ、ザイルが切れる。このザイルは予備ザイルで径が細い。この切れたザイルも飾ってある。
4人が落下しウィンパー他2人が助かる。
ウィンパーは生還したが、生き延びるためにザイルを切断したのではないかという噂に長く苦しめられたという。
この事故によりツェルマットは世界的に有名になったという。

初登頂成功の絵

落下の絵
昼食はスパゲッティー。夕食は華園という中華料理屋。
入口に一人25CHF以上使ってくれと張り紙してある。こんなの初めて。エビチリ、野菜炒め、チャーハン、ワイン。
物価の高いスイスのことだから2人で50CHFくらいすぐ超えてしまう。日本語でも張り紙してあるくらいだからメニューにも日本語記載あり。
ツェルマットでは多くの店に日本語表記があるし、日本人店員も多い。
6月13日 またまたスネガ
ホテルのベランダからマッターホルンが見え隠れする。曇り時々晴れか。始発(といっても8:30)のケーブルカーでスネガへ。
4回目のスネガ。通り一遍ツェルマットの街を見てしまうと、スネガに行くかゴルナーグラートへ行くかしかやることがない。
マッターホルンの全体は見えない。
10:38発の国鉄でベルンへ。またVISPで乗り換えて12:54にベルン到着。今度も駅でスイスパスとパスポートを出すが、自分で日付を記入しろと言う。3日有効のパスを買ったから日にちを記入する欄が3個ある。最初は名前と共にジュネーブ駅で書いてくれたから後2箇所欄が残っている。そのひとつに自分で6と13を書いて手続きは終わり。
ホテル・アレグロ ベルン
ベルン駅からタクシーで予約をしてあるアレグロ ベルンへ行く。レセプションで予約確認書を提示すると、マネージャーらしき人が出てきて、Booking.comからキャンセルの連絡が来ていると言う。嘘ばっかり、オーバーブッキングで断りやすい方を断っているのだろう。空きはないと言う。知っているホテルはあるかと聞くと、あると言う。料金は795CHF/泊とも言う。
アレグロの料金は2泊で730CHF。倍以上だ。
今から手ごろなホテルを探すといっても難しい。OKを出し、そのホテルに送ってもらう。ベルン駅前のホテル・シュバイツアーだ。
市内散歩
まず大聖堂へ行き塔に登る。5CHF/人。遠足か小学校高学年らしき子供たちも登っている。どこにでも私と同じ高所恐怖症の人がいるんだね。子供が一人恐る恐る登っている。先生は付きっ切りだ。私は屋根工事業だが高いところはいつまでも慣れない。でもやはり眺めがいいから、そして健康にもよさそうだから勤めて高いところに登るようにしているが、慣れない。

大聖堂の塔から見たベルン旧市街
熊公園にも行ってみる。熊はベルンの名前の元になっているもの。人気がある。旧市街から橋を越えて川沿いの土手に飼育場がある。4頭。ベルン市民には人気があるようだが、私には、ああ熊がいるなという程度のもの。
買い物もする。置時計、チョコは専門店で。チーズ、生ハムはスーパーで。
夕食はまた中華。日本食は日本で食べるのが一番おいしい、という結論になり旅先ではなるべく食べないようにする。
マーボ豆腐、牛肉野菜炒め、海老入り焼きそば。そして白ワイン。
カジノ
夕食後1人でカジノへ行く。ジュネーブ、ツェルマットにはカジノはない。ベルンにも1箇所あるだけ。
さっき断られたにっくきアレグロにある。入口はいってエレベーターに乗る。大きな宴会場の外側をかなりの距離を歩いてカジノの入口。宴会場は全面ガラス貼りで、歩いている姿が中から見えるし、当然こちらからは何を食べているか、飲んでいるか見えて余りいい雰囲気ではない。
内部のどこかを工事していてこういうルートになっているのだろうとは思う。
入場料は10CHF。フリードリンク券を1枚くれる。場内をざーっと見て歩く。喫煙者用のスロットマシン部屋があったりする。
バーでフリードリンク券を出しジントニックを頼むと、ジントニックは出せないという。ワインはOKと言うので白を貰う。
ブラックジャック(BJ)は10CHFから。パーフェクトペアー(PP)という役物もある。ここにチップを置くと賭けが成立し、配られたカード2枚が同じ数だと配当が貰える。
200CHF両替して貰う。10チップが20枚。少しずつ賭けていく。PPも当たらず段々と減っていく。
最後の3枚になったとき、2枚をBPに1枚をPPに賭ける。配られたカードはスペードの6とダイアの6。6枚の配当が付いた。これから段々と付いてくる。
BJの掛け金は4枚に、PPの掛け金は2枚になったりしている。
100チップがどんどん入ってくる。500チップも1枚来る。
落ち目になって、これが潮時だなと思ったときには1,700分のチップが残っていた。1,500の勝ちだ。久しぶりに勝ったような気がする。
21時過ぎだがまだ外は明るい。来るときはタクシーだったが帰りは歩いていこう。
バーの前に大型テレビが置いてある。その前に何十人もの人が椅子に座って騒ぎながらテレビを見ている。サッカーだ。スイスの試合かと思ったがオランダ×ドイツだ。この試合の勝ち負けでスイスのオリンピック参加が左右されるのだろうか。
6月14日 グルテン山
グルテン山はベルン郊外の小さい山。トラム、バス、電車、どれに乗っても行けるようだ。電車で行ってみよう。切符を買うのに銀行みたいに番号札を取って待つ。往復を2枚。
国鉄の駅前にケーブルカーの駅。すぐにグルテン山の頂上だ。ケーブルカーを降りて左に行くと芝の公園。一番端に行くと展望が開ける。180度の展望だ。アイガー、メンヒ、ユングフラウのマッターホルンについで有名な山も見える。

真ん中の尖っているのがメンヒ、左にアイガー、右の奥ちらっと見えるのがユングフラウ
結構遠いのに眺めが利く。今日のマッターホルンの天気はどうだろうか。どうしてもマッターホルンに心が行ってしまう。
今度は駅から見て右側の端へ行く。木製の展望塔がある。
やはり小学生の遠足か、賑やかである。
こちらからはベルンの旧市街がよく見渡せる。少し外れるともう郊外になって、まあ落ち着いた雰囲気ではある。
帰りはケーブルカーの横を歩いて下山。電車でベルンに戻り、グルテン山とは反対側のローズガーデンへ行こう。バスで1本で行けるようだがチケットの買い方が分からない。
バス乗り場で乳母車を押す若いお母さんに聞くと、丁寧に教えてくれる。ローゼンガルテン(と聞こえた)のRのボタンを押すと、Rの付くバス停が2つ出てくる。次にOを押すとRose Gardenらしき表示となる。金額も出てくるのでコインを入れるか、クレジットカードを差し込めばよい。
やはりクレジットカードは発達している。スーパーでもレジには必ずクレジットカードの差込口が、それも差し込みやすい位置、角度で置いてある。金額を確認して暗証番号を押せばいい。お釣りが不要だからスピードアップにも繋がっている
バラ園だからバラだらけ。そんなに広くはない。がけ下には昨日行った熊公園が見える。
おかしかったのは雀。親とほとんど大きさの変わらない子が餌をねだっている。当然ながら口移しに餌を貰っている。くちばしが少し黄色いか、羽の色も少し薄い。大きさが変わらないだけになんだかおかしい。ここでビスケットの昼食。かけらを雀に投げてやる。

バラ園にて

街の通りにて
美術館
ホテルで休憩後ベルン美術館(Kunstmuseum)へ行く。歩いて5分ほど。ガイドブックにピカソ、マチスがあると記されていた。
特別な展示も行われているらしく入場料が2種類ある。安いほうで通常の展示品のみを見るコースを選ぶ。

ピカソ
ホテルで貰った地図のぴかぴかマーク(見晴らしのいい所)目指してぶらぶら歩く。いずれも旧市街内なので歩いて充分廻れる。
橋の上、大聖堂の庭の2箇所へ行く。このページと次ページの写真は橋の上からの大聖堂、大聖堂庭からの橋。


ベルン大学
夕食(またスーパーでの買いだし品)後駅裏のベルン大学へ行く。少し坂を上り小高くなっている。校舎前の芝の庭には沢山の学生が座っておしゃべりをしている。
塀の外に座って足をぶらぶらさせている人が何人もいる。覗いてきると下まで5mほどある。落っこちないかと身振りで聞くと女学生は大丈夫よと笑顔で答える。
ここも眺めはいい。街並みの上にアルプス、その横に午前中に登ったグルテン山。

ベルン大学
カジノ
今日のカジノはお休み。明日5時起きということもあるが、玉には勝ったまま帰りたいというのが本音。
高いホテル シュバイツアーの費用にはなった。たった1日のカジノではあったが、まあよしとしなければならない。
6月15日 帰国
ホテルを6:15に出て、スーツケースを押しながらプラットホームには6:20には着いてしまう。
道路から駅へ行く地下道はなだらかな下り坂になっていてスーツケースを運びやすくしてある。またプラットホームに上がるのにも階段のほかになだらかな坂がある。ツーリストに便利なように作ってあるのは感心だ。
駅舎の新しいところにはもちろんエレベーター、エスカレーターがあるが、このなだらかな坂はずっと昔からあるのだろう。
ベルン発6:34、ジュネーブ空港駅着8:24
ジュネーブ発10:20 ロンドン発13:25
6月16日 成田着9:05
第54報終わり
日程表 | ||
6月7日(木) | 成田発 10:55 ロンドン着 15:10 BA6 | |
ロンドン発 17:50 ジュネーブ着 20:25 BA736 | ||
ジュネーブ泊 Hotel Warwick 3泊 | ||
6月8日(金) | ジュネーブ市内観光 | |
6月9日(土) | ||
モンブラン日帰り観光 | ||
6月10日(日) | ジュネーブからツェルマットへ移動(電車) | |
ツェルマット泊 Best Western Alpen Resort Hotel 3泊 | ||
6月11日(月) | ツェルマット近郊散歩 | |
6月12日(火) | ツェルマット近郊散歩 | |
6月13日(水) | ツェルマットからベルンへ移動(電車) | |
ベルン泊 Hotel Allegro Bern 2泊 | ||
(実際には Hotel Schweizerhof に変更) | ||
6月14日(木) | ベルン市内観光 | |
6月15日(金) | ベルン発 6:34 ジュネーブ空港着 8:24 | |
ジュネーブ発 10:20 ロンドン着 11:00 BA725 | ||
ロンドン発 13:30 | ||
6月16日(土) | 成田着 9:05 BA5 |

地球の歩き方より拝借