ネパール

2011年1月3日~1月11日  

今回は奥さんとの二人旅
 ヒマラヤのある国ネパールというと誰もが「寒い」と思うようだ。インターネットやガイドブックを調べると、カトマンズと東京とほぼ同じ気温、カトマンズは標高は高いけれど緯度が低いためそうなるようだ。ポカラは標高がもう少し低いためカトマンズより暖かい。
 うちの奥さんも「寒い」というイメージから抜けられなくて、たくさんの衣類とホッカイロをスーツケースに詰め込んでいる。
ホッカイロはまったく使わなかった。1月11日の午後3時に成田に着くが6℃という気温にびっくりする。10日のカトマンズの午後の気温は16〜7℃あったのだから。
 ネパールに行くにはタイのバンコク経由が一般的なようだが、タクシン派のストライキで空港が閉鎖されてはたまらないので、香港経由にする。香港からはキャセイパシフィックの子会社ドラゴン航空が週6便飛ばしている。
今回は奥さんとの二人旅。
1月3日 羽田空港
 キャセイに成田-香港-カトマンズの往復を頼むと高いので成田-香港、香港-カトマンズを分ける。香港-カトマンズはドラゴンしかない。成田-香港を日航にすると合計金額がかなり下るので日航に頼むと、行きは羽田発で帰りが成田着となっている。誰かに車での送迎を頼むか、電車で行くか考えるがどちらも難しい。
成田空港-羽田空港をシャトルバスが走っている。これにしよう。成田空港へ車で行き、駐車場業者へ預け、シャトルバスで羽田へ行く。帰りは成田の駐車場業者から車を受け取り家へ帰れば良い。
 家を6:00に出発。6:35に駐車場に着き、第2ターミナルには6:45に到着。7:00発のシャトルバスに乗る。第一ターミナルからも客が乗り結構な人数となる。8:00過ぎには羽田空港に着くが国際線ターミナルには停まらないので、空港内循環バスで国際線ターミナルに行く。
 日航のカウンターには8:30頃着。カウンターの女性が色々手続きをしてくれる。日航とドラゴンのチケットは別々に取得したが荷物はカトマンズまで行くという。同じワンワールドに属しているので大丈夫なのだ。
そのうちにネパールのビザに有効期限が書かれていないと指摘する。私もそれには気が着いていたが、何とかなるだろうと心配はしていなかった。(ネパールに到着後ビザを取ることも出来るが、私の性格上事前に取得した)係員の女性が上司に聞いてきますと出かけるが、帰ってきてからの返事は分からないとの事。
 到着後の申請にも備えてはいかがですかと言う。ビザ申請に必要な写真4.5×3.5を撮ろうということになる。コンビニに写真をプリントする機械がある。空港内無地の壁を探し奥さんと私の写真を撮る。メモリースティックドュオを取り出しプリントマシーンのメモリースティック指定の場所へ挿入。うんともすんとも言わない。よく見るとメモリースティックとドュオは別の場所だ。何とも言わないわけだ。でもドュオが機械から出てこない。これには参った。店員は何も分からないし別の客もどんどん来るからこちらの相手はしてくれない。
 最悪ドュオは捨てて行かなければならないと覚悟を決めるとコンビ本部の担当者が来る。彼が機械設置業者に電話をし、指示に従って少々厚手の紙をドュオの幅に切り、端を2mmほど立ち上げてドュオの下に差し込み引き出してくれる。あ〜良かった。400円かけて2人分の写真をプリントする。でもよくまあコンビニ本部と機械設置業者の担当者が正月早々働いてくれていたと感心する。
 羽田の国際線ターミナルは開業したばかりだから当然初めて。奥さんと探検してみようと話していたが、そんな時間はなくなってしまい搭乗口へと行く。
 香港からのドラゴン航空には日本人フライトアテンダントが一人いる。その女性にビザの有効期限を聞くと、15日間のビザとなっていますから今日の15日後の日付を入国カードに記入してくださいという。ビザそのものは取得日から3ヶ月有効だが
入国日がいつか分からないのでネパール大使館の担当者は記入しないのだという。聞いてみれば簡単な話だ。
 予定通り22:00過ぎカトマンズに到着。時間がかかったのは、香港-ダッカ-カトマンズ-香港と廻る便だからだ。
インターネットで頼んでおいたホテルの迎えの車でアンナプルナホテルへ行く。
1月4日 ポカラへ
 朝食後ダルバール広場方面へ散歩。ものすごい排気ガスとクラクション。マスクは必需品。耳栓もしたいけど余り音が小さくなっても危ない。車、オートバイ、人力車、リヤカーそして人。もうごっちゃごちゃ。
 商店はみな間口奥行きともに狭く、鍋などをぶら下げたり、肉の塊を大きなまな板の上に置いていたりする。道端に座り少しの野菜をござの上に並べている人たちもいる。
混沌としているが活気のある街
 11:00出発で国内線ターミナルに向かう。タクシーはターミナル前には着けず、駐車場で停まる。チップ目当てに4人の男性が現れスーツケースを担いでいく。キャスターが付いているのに担いでいく。2ドルを渡すと「ルピーにしてくれ」と言う。着いたばかりで細かいルピーが30しかない。タクシーとグルになってこいつら、と思い30ルピー(40円ほど)を渡し「Get out」と大声で数回叫び、身振りも交えて追い払う。
 飛行機はBuddha Air(ブッダエアー)で仏、釈迦。日本人は縁起が悪いと乗りたがらないらしい。イエティーエアーが有名だが数年前に軽い事故を起こしているので、ブッダを選ぶ。
12:20発だが遅れて13:30頃の出発となる。
電光表示板など何もなく、搭乗口で飛行機会社名と便名を大声で叫んでいる。何を言っているのかうまく聞き取れず、大声が聞こえるたびに搭乗券を見せに行く。そして「No」と言われまた椅子に戻る。
 乗った飛行機は片側1席の観光用。通路を挟んで1席しかない。つまり全員が窓側。遊覧飛行の場合行きか帰りか、必ず山側になるが片道飛行の場合はそうは行かない。
 右側に座った奥さんが山側。途中交代して貰う。
 ポカラのホテル、シャングリラには14:30頃到着。
飛行機からのヒマラヤ山脈と低い山
市内観光
 15:00過ぎにホテルロビーに行き、何かオプショナルツアーはないか尋ねる。ロビーのすぐ裏にアドヴェンチャーツーリストがあるから行ってはどうかと言う。訪ねてみると誰もいない。
またロビーに戻るとマネージャーが市内観光3時間で30ドル/人、明朝のサランコットのサンライズツアーが同じく30ドル/人と言う。共に申し込む。
 市内観光はすぐに出発。ホテルロビーの前で待機している車で行く。
まずチベット難民居住区へ行くが誰もいない。いつもはこの建物で織物などやっているんだが、と運転手。
 次がグプテシュワール・マハーデヴ洞窟。チベット難民居住区のすぐそば、道路わきの階段を降りていく。降り切ったところに岩の割れ目があり日が差していて滝が流れている。
 次が洞窟の上の公園。滝が落ちていくところが見える。それからフェワ湖畔、街中のオールドハウス(昔チベットからの交易で栄えた時代の建物)を廻ってダムサイドへ。
ダムサイドからのアンナプルナ連山
 左からアンナプルナ・サウス(7,219m)、アンナプルナI(8,091m)真ん中尖った山が霊峰マチャプチャレ(6,993m)登山禁止、アンナプルナIII(7,555m)、アンナプルナIV(7,525m)、アンナプルナII(7,937m)
カジノ・フルバリ
 フルバリ・リゾート&スパは、ガイドブックには広大な敷地に屋外プール、ジャグジー、スパ、ゴルフコース、カジノなどの設備が整っておりヒマラヤの眺めもすばらしい、とある。
ホームページを見てみると、スパには力を入れているようで色々なものがある(例えば顔だけでもアロマセラピー80分、クレンジング&プリファイ50分、男性向け50分とか5種類、ボディーが4種類、マッサージが5種類)。
 パッケージも色々用意していて、カジノパッケージは2泊3日で空港の送り迎えやウェルカムドリンク、6,000インドルピーのカジノ優待券、ランチ・ディナー無料など11種の特典がついて一人7,999インドルピー(約16,000円)と割安だ。
 レクリエーションパッケージは3泊4日で1時間のスパ利用、30分の足マッサージ、1時間のジャグジー、サウナの利用など13種の特典がついて一人12,999インドルピー(26,000円)だ。
 他にもハネムーンパッケージ、ゴルフパッケージもある。今回は奥さんも一緒でなおかつ3泊なのでレクリエーションパッケージをフルバリのホームページの宿泊予約フォームで申し込んでみた。
一週間たっても音沙汰なし。次にホームページに出ているメールアドレスに同じ内容で申し込む。やはり一週間音沙汰なし。今度はホームページに記載されているFAX番号に送ってみる。やはり返事なし。これではしょうがないとホテルはシャングリラ・ビレッジに決めたのだ。
 市内観光の後運転手にカジノ・フルバリに行くように頼む。帰りはフルバリからタクシーで帰るからと言うと、フルバリまでの道は狭くでこぼこだ、客は少なく待っているタクシーなどいない。1,000ルピーくれれば2時間ほどなら待っていると言う。
 本当にすごい道だ。大型バスはまず入れない。車は左右に大きく揺れながらゆっくりと進む。何とか到着。
ロビーを入ってすぐ左側にカジノはある。まずは夕食と場所を聞き入っていく。10数個もあるテーブルには誰もいない。メニューを貰い眺めていると、マネージャーがメニューにはありませんが焼きそばもチャーハンも出来ますと言う。ひとつずつ貰うことにする。ワインも白をボトル1本。まあいつものパターンだ。食べている間に一人入ってくる。
 カジノのテーブルゲームは4台。ルーレット、バカラ、ポーカーそしてブラックジャック。客はポーカー、バカラに数人ずつ。ブラックジャックを開けてもらう。最初からいい調子。ハイピッチで進んでいく。運転手との約束の20:00に終わりにする。
最初に両替した300ドルの他に42,000ルピーくれる。これが儲けだ。55,000円ほどだ。儲けの分まではドルでくれない。
1月5日 サンライズツアー
 5:00起床の5:30出発。サランコットの丘でサンライズ。織物屋の屋上で見せてもらう。
サンライズ時のアンナプルナ連山
 屋上に上がらせてもらって何もしないわけにはいかない。奥さんが布団カバーを買う。亭主の言い値は6,700。奥さんは考えてから4,000と言う。まあ思い切った値段を口に出したものだ。5,000で話がつくが、サランコットでミニガイドが2名ついたのでチップが必要だからあと200負けてくれ、とは私。5,000出してお釣りの200をチップとして渡す。
ミニマウンテンフライト
 ホテルに戻り朝食後アドヴェンチャーツアーを覗くと人がいる。マウンテンフライトは3種類ある。窓付き飛行機、窓なし飛行機そしてパラグライダーだ。パラグライダーは問題外。窓付き飛行機は超小型のパイロットのほか客1名の飛行機。窓なし飛行機は昔はやった凧のゲイラカイトにエンジンを付けたようなもの。
 奥さんは超小型飛行機、私はエンジン付き凧を選ぶ。値段は皆同じ。各15分、30分、60分とコースがある。60分を選びたかったが、奥さんがカトマンズからポカラまで何分かかったのと聞くから、30分程だよと返事すると、それなら30分で充分と言う。2人分で25,000ルピー支払う。1.3倍すると32,500円、ちょっと高い気がするが、まあいいか。
 アドヴェンチャーツアーの人が電話をして、「OK、すぐOK」係員を呼んですぐに空港へと向かう。国内線搭乗と同じボディーチェックなどして空港内に入り端っこまで歩いていく。
ヘルメットを付けて乗り込みシートベルトを締める。前方に風防があるだけで何もない。目の前のちょうど掴みやすい位置にバーがある。電車のつり革代わりかと掴むと、パイロットが触ってはだめだという。操縦かんなのだ。上下左右に動かしエンジン付き凧を操作する。凧の翼の右端にカメラが着いていて、パイロットの指示でそちらを向くと写真を撮る。
奥さん
 エンジン付き凧の時速はどのくらいだろうか。200km/h近くは出ているのではないだろうか。風防のおかげで風を直接受けることはないが、手を外に出すと、おおっと言う感じで後ろに引っ張られる。
 尾根を越すときには下から風が吹き上がり、凧もぶわっと上昇する。怖かったのはこのときくらい。エンジン音はかなり大きいがそれほど気にならない。
凧からのアンナプルナ連山 風防と支線も写ってます。
 ホテルに戻り昼食にネパール名物のモモを摂る。その後やはりホテル内でマッサージを頼む。トラディショナルコースを頼むと、オイルをつけただひたすらこする。力を入れてこする。
散歩
 ホテルの周り、田んぼ方面を散歩する。気温は16.7℃か。冬支度だと暑い。
平らなようだが少しずつ段差が付いている。ところどころ深い谷がある。山と山の間に谷があるのは当然だが、ここポカラには平地に突然谷が現れる。
突然現れる谷
 また住宅を結構建てている。田んぼの中にも進出してきている。ちょっとした住宅ブームのように思われる。基礎を打ち鉄筋コンクリートの柱を立て、屋根のスラブを打ち、柱の間をレンガで埋めるというのが一般的なようだ。余裕のある家はレンガに薄い石を貼り化粧している。
建築中の家(余裕がありそうな家)
 谷の向うには昨日行ったフルバリリゾート&スパの建物も見える。直線で2kmくらいだろうか。それにしても行くのに時間がかかった。
カジノ・グランド
 夕食後運転手にまたフルバリへ行くように言うが行きたがらない。カジノならもうひとつあるからそちらに行こうと言う。ポカラにフルバリのほかにカジノがあるとは知らなかった。そちらでOKする。
 ルーレット1台、ポーカー1台、バカラ3台、ブラックジャック1台とテーブルゲームはフルバリより少し多い。
子供がいる。就学前の子供を親が連れてきている。これは良くない。多分インド人だろう。人を見て「Good Evening」など言うが絶対に良くない。
 ブラックジャックで150ドル負け。もう運転手との約束の時間が来ている。2ドルをルーレットの13番に賭ける。当り、35倍の配当だ。次に2ドルを35番に賭け、残りを黒に掛ける。35番の黒が当り。元を取ったところで帰ることにする。もう一回は難しいと判断したのだ。
1月6日 トレッキング
 ガイドブックに出ているフォクシン村へミニトレッキングと予定していたが、運転手がフォクシン村よりも強く勧めたのがダンプス村。ホテルに内緒で直取引で、フェディまでの往復タクシーとガイドを付けて4,000ルピーでやりますと言う。ここがそうだと私たちの持っているガイドブックの後ろのほうのページを開く。そんな後ろのほうまで見ていなかったと奥さん。
 ホテルを6:00出発でフェディまでタクシー。フェディの御茶屋(時代劇の峠のお茶屋よりもう少し汚いか)でお茶を貰い、朝食を食べ、トイレを借り、御茶屋の横の登山口から登り始める。
ずっと階段。4〜5cmの厚さの石を階段状に並べてあるので歩きやすいがとにかく階段ばかり。2時間掛けて標高差600mの階段を登りきる。これならスカイツリーも階段で登っていける。
 さすがここから見るアンナプルナ連山はきれいだ。ポカラから一山近づいて見ることになる。
 日本人らしい2人が来る。老夫婦だろう。ポーター2人に荷物を持ってもらい、ガイド付きで登ってきている。念願かなってきているのかも知れない。
ダンプスから見たマチャプチャレ
 有名な大きい山だけでなく小さい山は無数にある。その小さい山のほとんどが上の方まで人が住み、段々畑が作られている。水は豊富なのだろう。共同の水道蛇口がたくさん見られる。でも水を引けない村もあるそうで、それはもう大変だそうだ。
 歩きながらのガイドの話:元グルカ兵5,000人がイギリスから年金を貰っている。今も3,500人がイギリス兵として働いている。インドの兵になっている者もいる。こういう人たちがいい家を建てている。
フルバリは政府とうまくやれずに道路などは悪いまま。出来た
当初はシャングリラなどの従業員もフルバリに移りたがったが今は逆。客も減ってシャングリラやグランドが満員のときに客が行くくらいになってしまった。経営者は三菱自動車の販売権も、持っていたビルも売ってしまった。
電話を止められた時期もあったはずです。
 フルバリのカジノの共同経営者が独立してホテルを買い、5ッ星に改装してカジノグランドも作った。
 私がメールでフルバリに予約を入れていた時期に電話を止められていたのかもしれない。メールは電話回線を使っているからね。
サンセット
みんな商売上手で、今度はガイドがサンセットにいいところがありますと言う。サランコットの丘ではなくもっと東のカリカスタンというところでマナスルも良く見えます。マナスルに一番先に登ったのは日本人です。
それは知っている。子供の頃マナスル登山隊は有名だった。
 15:30ホテル出発で、1時間以上車で走っただろうか。
山道には当然ながらガードレールなどというものはない。山側はまだ良いが谷側は怖い。転落の恐れがある。
 車を停め10分ほど歩いて頂上。頂上付近に3人の男性が立ち止まって話をしている。ガイドによると、ここにホテルを立てたらどうだろうか、というような話をしているとの事。
左端がマナスル
 いつの間にか現地人の男が付いてくる。また付近の家の子供3人が丘に上がってくる。
付いてきた男は物売りで担いでいたリュックサックから膨大な種類の品物を並べ始める。ここはまだ穴場らしく観光客は他に誰もいない。仕方なしに奥さんがアンナプルナ地区の地図を購入。
カジノ・グランド
 運転手は今日もフルバリには行きたがらない。仕方なくまたグランド。
しばらくたつと別のテーブルでガタガタッと大きな音がする。そのテーブルにいた人全てが奥のほうへ駆け出していく。
私も一瞬身構える。
 ディーラーの女性は一言「ネパリ」と言う。このカジノはネパール人が禁止らしい。警察の手入れ情報があってあわてて逃げ出したのだろう。
 昨日も帰るときに、カジノの部屋の出入り口、廊下の先の出入り口共に鍵が掛けてあった。警察が少しでも遅れて部屋に入るようにしているのだろう。
 日本にも裏カジノ、闇カジノ呼び名は色々あるだろうが、非合法な所での遊びは厳禁だ。ラスベガスなどで職業はと聞かれて「カジノでディーラーをしています」と胸を張って言えても、日本では何も言えない。経営者も従業員も非合法でしか生きられない人たちだから、客もどんな目にあうか分からない。決して近寄ってはいけない。
昔韓国の金浦空港で同業者とばったり出会った。どこへ行くのと聞くと、
「済州島のカジノへ行く、飛行機代は往復カジノ持ちだ」と言う。
どうも何回もカジノ持ちの飛行機で遊びに来ているらしい。
これはまずい。カジノが只で招待してくれるわけはない。飛行機代の何倍ものお金を落してくれるからチケットを送ってくるのだ。
 やはりラスベガスに招待された人の話だと、毎日何時間以上カジノで遊んでくれと厳しく注文が付くそうだ。統計的に何時間遊べばいくら使うか出ているのだろう。
 済州島の同業者については、そこで働いている職人からたまに亀戸あたりの裏カジノで遊んでいるみたいですよ、と聞く。
それからしばらくして自己破産を申請したとも聞く。
1月7日 足マッサージ
 今日は移動日。10:00のフライトだが実際に飛んだのは11:00過ぎ。ホテルのアンナプルナには昼頃着。
旅行前から奥さんがガイドブックを見て、足マッサージの店フット・フェティッシュに行きたいと言っていたが調子を崩し、私1人で行く。
 地図を見ながらマスクをして歩いていく。メガネのレンズが曇るからマスクはしたくないのだが背に腹は変えられない。大きな交差点には警官が立って交通整理をしている。
信号もあるのだが点滅にしている。警官は大変だ。笛を吹かねばならないからマスクをしていられない。そのうち肺がんになってしまうのではないかと人事ながら心配する。
 乗用車は圧倒的にスズキが多い。軽並みのサイズがタクシーに使われている。トラック、バスはタタ。物資のほとんどはインドから入ってくると聞いたが、車を見るとうなずける。スズキはインドで圧倒的なシェアを誇っているし、タタはもともとインドのメーカーだ。最近20数万円で乗用車を売り出し話題になっている。
 フット・フェティッシュには20分ほどで到着。客はいない。
すぐに始めてもらう。ひざから下をオイルを付けてこする、押す、叩く。60分。そのあと肩や頭を30分。600ルピー。
 帰り道にナイフ専門店で山岳民族のナイフ「ククリ」を購入。大きいものは持ち込み禁止だから小さいものを2本購入。1本は友人への土産。
 道路をすし詰め満員の大型バスが3台連なって走ってくる。大音響でラッパを鳴らし、右側には旧ソ連の赤地にハンマーと鎌を描いた旗を、左側には旧日章旗に似た絵柄の旗を立てて。日本の右翼団体みたいに。
 想像するにネパール共産党毛沢東主義派ではないか。王制を打破し内閣に参加したと聞いたが、また分かれたようだ。武力闘争をいとわない集団だ。
ネパール共産党毛沢東主義派の物と思われるポスター
カジノ・アンナ
ホテルアンナプルナの30m程横にカジノ・アンナはある。3階建て。1階はスロット、2階はテーブルゲームにレストラン、3階はレストランだけ。木造で古い印象。
ブラックジャックを開けてもらう。2箇所に賭け、3箇所に賭け、くそっOnly Oneと1箇所に賭けてもぜんぜん駄目。あっという間に100ドル負けてしまう。
 マネージャー助手みたいなのが、調子はどうですかと寄って来る。「どうもこうもあるか。このデブでブスの女はぜんぜん勝たせない。もう2度と来るか」と日本語で言うと、マネージャー助手は「私日本語分かります」と言って去って行った。
「あっ、むむっ」だんだん品がなくなってくる。
カジノ・ロイヤル-1
 カジノ・ロイヤルはヤク・イェティホテルに属している。アンナプルナの前の大通りを渡って奥に入ったところにある。歩いて5分ほどか。ホテルも立派、カジノもきれい。平屋建て。アンナよりテーブルゲームは少ないかもしれない。
 キャッシャーで200ドル交換すると900ルピー分のチップを寄越す。ちょっとおかしいなと考えているとインドルピーだと言う。経営者がインド人なのか。
ここは大丈夫、適当に遊ばせてくれる。勝ったり負けたり。ホテルで待っている奥さんの調子がいまいちなので早めに切り上げる。少しの勝ちでキャッシャーに行きUSドルでと言うと、最初に出した200ドルとネパールルピーを寄越す。やはりドルは出したがらない。
1月8日 マウンテンフライト
 今日のマウンテンフライトは日本にいるときに頼んでおいた。やはりブッダエアー。85ドル/人と思う。6:30の出発。
5:00に起き5:30にホテルを出発。早朝なので15分で空港に到着。空港ロビーには鍵が掛かっていて入れない。6:15頃鍵が開き搭乗券を貰う。6:30何もおきない。7:30になって8:30の出発とアナウンスがある。外には靄が漂っている。
9:30にようやくバスに乗る。10:00に飛行機に乗る。10:20機長登場。やっと出発かと思いきや、機長が話し始める。
「今入った情報ではエベレスト他・・・が見えません(合計3箇所)この飛行機を降りて明日、明後日に振り替えることも出来ます」
満席16人のうち3人が降りる。
マウンテンフライトの機内
 30分もたつとフライトアテンダントがこちらへどうぞと、機長、副機長のすぐ後ろへ案内してくれる。操縦室の窓はずいぶんときれいなんだね。客席の窓は傷が付いていたりして外が見づらいんだけど。まあきれいじゃなきゃ危ないもんね。
 副機長があれがエベレストですと指差してくれる。とは言っても山だらけ、ピークだらけで定かではないが多分そうだろうと思って見る。客は順次交代して副機長から説明を受ける。
雲が掛かっているがエベレストと思われる
 1時間半のフライトであった。今日乗って良かったと思う。明日見れる保障はないし、予定も狂ってしまうから。
復路にはフライトアテンダントは売り子に早変わりして、TシャツやDVDを売る。免税かどうかは分からないがDVDを購入。25ドル。
ホテル着12:30。
買い物
 奥さんがガイドブックを見て、石鹸の店タッチ・ネイチャーとアロマグッズの店アロマ・ガーデンに行きたいと言う。共にシャッターが降りている。土曜日だから休み、ということではなさそう。廃業した模様。ペーパー・パークは昨日行った足マッサージのちょっと先。
 レターセット、フォトアルバム、ノートなどを売っている。変わったところではランプシェード、60wまでと言う表示をして売っている。奥さんがノートを3冊購入。店の責任者は若い女性。その人目当てに来ているらしい若い男性が、私の店にも来て下さいと隣の隣の店に連れて行く。仕方なしにマフラーを購入。
ペーパー・パークの店と責任者
 ちょっと戻ってピルグリムズ・ブックハウス。ここは本屋だが奥に入るとアロマグッズや石鹸も置いてある。他にも何でもある感じ。ヤクミルク石鹸などを購入。
ここは他と違って定価が付いている。他の店では定価が付いていない。すべて値段の交渉をしなければならない。昨日買ったナイフ屋さんでも定価は付いていず、いくらか聞いて値引き交渉を忘れて払おうとすると、向うから2,100を1,900に負けてくれた。
カジノ・ロイヤル-2
 夕食後カジノ・ロイヤルに行く。2台あるうちのブラックジャックのテーブルには4人ほど客が付いている。もう1台のテーブルを開けてくれと頼むが、向うで一緒にやってくれと開けてくれない。しばらく一緒にやっていたがタバコの煙がすごい。他の全員がプカプカ吹かす。
タバコの煙は苦手だからあちらのテーブルを開けてくれと頼むと開けてくれる。
 1人でのんびり遊んでいるとインド人の団体がやってくる。夫婦らしい3組だ。旦那方は手に赤いクーポンを持っている。100ルピー分30枚ほど。ヤク・イェティーホテルでくれたのだろう。
このクーポン1枚から賭けられる。負けるとクーポンを取られる、勝つとクーポンと同額のチップをくれるがクーポンは取られる、という仕組みになっている。
 皆初めてらしく、後ろにいる若い女性の添乗員にどうしたら良いか聞いている。私も時々教えてあげる。
しばらくたって隣に座った奥方に100ルピーチップを4枚渡し、どうぞ賭けてくださいと言う。
奥方は結構勝ってチップが20枚くらいになる。
これではまだアンナプルナくらい、このくらいになるとエベレストだね、と手を今のチップの高さから倍くらいの高さに上げていく。
最後はやはりお互いになくなってしまうのだけれど楽しかった。旦那がまた明日も来るかと聞く。もちろんと答えて帰る。22:00頃。ディーラーになかなか美人がいない。フルバリが一番であったか。
1月9日 トレッキング
 ホテル内のツアーデスクにトレッキングを頼んでおいた。タクシー、ガイド付きで100ドル。
朝は昨日と同じで靄がかかっている。ポカラみたく早朝の出発ではなく8:30の出発とする。ガイドは日本語が不得手で英語でしゃべる。ナガルコットから1時間半のトレッキングだと言う。
それでは短すぎるので午前中2時間、午後2時間の4時間くらい歩きたいと言うと、ナガルコットから1時間くらい歩いてナガルコットに戻り、それから別のコースを歩きましょうと言う。
 タクシーはスコダの新車。グッドカーと言うと運転手はうれしそうな顔をする。古い小さいタクシーばかりだから目立つ。車の温度計は9℃を示している。
 10:00頃ナガルコット着。右にヒマラヤを見ながら下っていく。
1時間ほどでカティチ(?)という村に着きここから折り返す。
復路は登る一方で結構大変だった。
 タクシーでテルコットという村に移動。ここからチャングナラヤンへと歩く。
 いつの間にか女の子、男の子、女の子の3人が付いてくる。一番大きい女の子は英語をしゃべる。何歳か聞くと13歳、中学生だという。学校はと聞くとホリデイと答える。今日は日曜日であったか。他の2人の歳を聞くと知らないと言う。兄弟ではないみたい。男の子は10歳くらいか、女の子は7歳くらいか。
 年下の2人は良く動く。山へ駆け上がったり、木を折って振り回したり。
年長の女の子は「You help me?」と言い出す。Can you help me?かHelp me please.の方がいいかと思うが意味は通じる。でもどういう意味か考える。お金がほしいのか、ネパールから連れ出して欲しいのか。まあいずれにしても駄目だけど。
英語の本が欲しいと言い出す。Noと断る。Whyと聞いてくる。理由を言う必要はないのだけれど、私はあんたの親ではないし貧乏だと答える。
ヒマラヤ山脈をバックに
 ガイドはなかなかお昼にしようと言い出さない。もう1時。こちらから適当な場所でお昼にしようと頼む。弁当はホテルのルームサービスに作ってもらった。パックドランチで通じた。日本人なのでスパイスを効かせないように頼んでおいた。
メニューは鳥のモモを叩いて平べったくしてフライにしたもの。カレーコロッケ。サンドウィッチにパウンドケーキ。リンゴ、ミカン、オレンジジュース。2人分1,980ルピー。いい値段だ。ガイドは何も持ってきていないので3人で分けて食べる。
ガイドがどうだったか分からないが、私たちにはちょうどいい量であった。子供たちはByeと帰っていく。ガイドが言うには、本を買うと言ってお金を貰ってタバコを買うんですよ、非常に良くないことです。
 テルコットからチャングナランへの道からはヒマラヤは見えない。けれどアップダウンも少なくそれなりに景色も良い。
ヒマラヤは見えないけれど
 今度は若い男2人が現れる。ガイドは何かねだってくるかもしれないが黙っていてくれと言う。男たちはガイドに何か言っている。ガイドはポケットから何かを出し渡している。多分小銭で入山料でもせびられたのだろう。私たちには何も言わず去っていった。
Acupressure Healing
 辞書で調べると指圧治療となっている。
ガイドはキーランさんといってセラピストでヨガの先生。アルバイトでトレッキング・ガイドをやっているようだ。マッサージだと思い予約して奥さんと2人で18:00にキーランさんの所へ行く。
 先客が1人いる。夫婦で来ていて奥さんのほうがもう15年も頭が痛くどこへ行っても直らない。人づてに話を聞いてここで治療を始めた。とりあえず1週間続ける予定だ。と言うのはキーランさんのガイド友達で日本語が達者な人。
 治療室は4畳半程度で電気がついてなく、電池式カンテラのような明かりの中で治療している。神秘性を出すためにわざとそうしているのかと思ったが、単に停電のためにそうしているとの事。停電はしょっちゅうだそうだ。
 私の番が来る。足の甲の外側の下から中央部へ向けて、爪を立てずに引っかく感じだ。もちろんオイルを付けて。かなりの力で結構痛い。奥さんに結構痛いよと言うと、ガイド友達がキーランさんに通訳する。キーランさんの言葉をガイド友達が日本語に訳す。
 痛いのは背中か肩に血行不良があるからです。背中か肩がおかしくないですか。
そういえば昔左官屋のまねをして背中を痛めたことがある、肩はしょっちゅう凝っているし。
 左右の足を引っかいてから首。頭の中の血行を良くするためだそうだ。また足、首と交互に引っかいていく。合計20分。
軽い脳梗塞の人にも効くんじゃないかと私は思っているんですけどね、とガイド友達。副作用はまったくないわけですから色々試してみる価値はあると思って私は来ているんですよとも言う。
 最近新聞にも紹介されて少しずつではあるが客は増えているそうだ。日本でも宣伝してくださいよとチラシを寄越す。
奥さんは帰ってきてから友人に効果を聞かれ、それが効いたのよと答えている。膝の痛いのが薄れたようだ。
夕食
 夕食は古都。ポカラにある古都と同じ。メニューまでまったく同じ。鍋焼きうどん、串揚げ等皆同じ。鍋焼きうどんは510ルピーとメニューに書いてあるが、実際に払うときにはもう少しどころか結構増える。サービス料が10%で510×1.1=561。消費税に相当するものが13%で561×1.13=633.93。634ルピー(820円位)となってしまう。
 日本人青年がいる。3日の日に日本にいましたかと聞くと、いないという返事。箱根駅伝はどこが勝ったか知っていますかと聞くと、早稲田が勝ったと聞いていますと教えてくれる。
良かったよかった。
あとラグビーが勝てば言うことなしなんだけど。
カジノ・ロイヤル-3
 今日も1人でブラックジャック。インド人はルーレットで遊んでいる。隣に中国人が来る。初めてで何も分からない。ディーラーが英語で説明しても分からない。でも賭けている。
私が自分の手のふがいなさを思わず日本語でこぼすと、彼は「日本語?」と聞く。
EighteenやThirteenより「じゅうはち」とか「じゅうさん」の方が分かりやすいみたい。
中国のどこから来ましたかと聞くと、「瀋陽です」
瀋陽は中国のどの辺りにありますか、北ですか南ですか。
「今日着きました」
隣に女性がいるので、新婚旅行ですか。
「3日間います」
日本語も簡単な言葉だけ理解するようだ。
100ルピーチップが終わってしまい、1,000ルピーチップを同じように賭けようとするから、Noと言ってチップの数字のところを示し、両替するようにディーラーに指示する。理解したようでそのあと賭け方を色々聞いてくる。
 中国では英語教育をしていないのだろうか。EighteenやThirteen、それよりもHoneymoonを知らないのにびっくりした。若くして海外旅行に来るくらいだからそれなりの教養があるはずだが。もっとも江沢民時代には反日教育をしていたのだから英語教育をしない時代があっても不思議ではないけれど。
1月10日 散歩
 今日は帰国日だがフライトは23:20。時間はたくさんある。奥さんは昨日のトレッキングでくたびれたらしくホテルで休憩。私は散歩に行く。といっても繁華街のあるタメル地区から旧王宮のあったダルバール広場辺り。もうすでに歩いている地区だ。金物屋、肉屋、八百屋など見ながら歩く。八百屋にはずいぶんと立派なナスが置いてある。
立派なナスのある八百屋
映画
 ガイドブックには、時間つぶしには映画が最適と出ている。ホテルをチェックアウトして映画館へ行く。900と大きく数字が書いてあるので2人分で2,000ルピー出すと、違う1人100ルピーと言う。これはまたずいぶんと安い。
 偶然出会い好きあった男女がなかなか結ばれないというありふれたストーリーで、歌あり踊りありアクションありというこちらの人好みの映画だそうだ。マチャプチャレが出てきたからインド映画ではなくネパール映画だと思ったが、そのあと線路が出てきた。ネパールに鉄道はあったかな。
 主演女優は仏像みたいな顔をしている。男優は怒った顔が仁王像のようであった。
映画のあとはやはりガイドブックに出ている露天風呂もあり食事も出すロイヤル華ガーデンへ行く。しかし月、火はお風呂は休みとの事。ガイドブックには年中無休となっているが、なにせ古いガイドブックだ。図書館で借りてきた地球の歩き方07〜08年版だから。
カジノ・ロイヤル-4
結局時間つぶしはカジノしかない。いつものテーブルで遊んでいるとインド人男性2人が来る。奥方たちはまだ見かけない。立ったまま1人が1,000チップ2枚を賭ける。私がNoと言って100チップに両替するように言うと、いやこれで良いんだと言う。もう立派な勝負士だ。最初のクーポンが功を奏したようだ。
2,000負けて移っていく。
 次に来たのは、外見はどう見ても日本人の40前後の男と20過ぎの日本人以外の女性。
初めてカジノ・ロイヤルに来た奥さんがあの二人はどういう関係なんだろうか、日本人がどこからかあの女を拾ってきたように見えるんだけど。男は指輪をしているし、女はしていないよ。とよく見ている。
男は日本人に見えるが私の日本語に反応しなかったから違うだろう。二人とも毎日見かける。そして二人してすぱすぱタバコを吸う。
カジノ内のレストランは20:00から。メニューはなくバフェ式。
サラダ類、焼きそば、チャーハンなどは普通の味。肉団子、骨付の豚肉はカレー味。これがおいしかった。こんなにおいしいのなら古都に行かずに毎日ここで食べればよかった。
でも私のところでは夕食は18:00なんだよね。
 夕食後ブラックジャックを再開。一昨日隣に座ったインド人おばさんがまた座る。またチップをまわす。共になくなったところで21:00。出発の時間だ。
でもここカジノ・ロイヤルはいいね。ミニマムが100インドルピー(200円ほど)で結構遊ばせてくれるし、飲み食いは只だし。今日だって負けたのは100ドルだけ。
インド人皆に挨拶してカジノ・ロイヤルを後にする。
 香港で日本の新聞を見て大学ラグビー決勝戦で早稲田が帝京に負けたのを知る。残念。
第51報終わり
日程表
  1月3日  成田空港発 7:00  羽田着 8:00頃  バス
羽田発 10:00   香港着 14:05  JL027
香港発 17:25 カトマンズ着 22:10 CX6732
Hotel De L’Annapurna 1泊
1月4日カトマンズ発12:30 ポカラ着13:00 Buddha Air
Shangri-La Village Pokhara 3泊
1月7日ポカラ発10:00 カトマンズ着10:30 Buddha Air
Hotel De L’Annapurna 3泊
1月8日マウンテンフライト  カトマンズ発 6:30
1月10日カトマンズ発 23:20
1月11日香港着 05:45 CX6731
香港発 10:30   成田着 15:25  JL736
ベルテルスマン世界地図帳より
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