
クロアチア(ザグレブ、プーラ)
2008年5月3日~5月12日
5月3日 ザグレブへ
今回は大学時代の同級生、尾関さんとのじっちゃん2人連れ。
フランクフルト経由で予定通りザグレブ着。着いた第一印象は結構暖かいな、ということだった。レンタカーはヨーロッパカーのオペルコルサ。まだ1,200km程走っただけの新車。市街地図を要求したが、ないらしく最初の信号を右に曲がればセンターだと言うだけ。
市内に入りきょろきょろしていると道路わきにホテルの道案内がある。案内に従い今夜の宿シェラトンに到着。値段の割には立派過ぎるので、フォーポイント・バイ・シェラトン・パノラマ・ザグレブかとドアボーイに尋ねると、ここはファイブポイントだと言い返される。ドアボーイに市街地図を貰いフォーポイント・バイ・シェラトンに印を付けて貰う。行く途中の道案内にはパノラマ・ホテルの名前で出ている。また建物屋上の看板にはFour Points Panorama Hotelと大きく書いてある。最近パノラマ・ホテルをシェラトンが買収した模様。
ホテルの前にカジノ・ロイヤルがある。一風呂浴び着替えて早速出かける。土曜日の夜なのに客はルーレットにたった1人だけ。なにこれ、と言う感じ。
2台あるブラックジャックのテーブルの1つを開けて貰う。ミニマムは20クーナまたは5ユーロ。どちらでも良いらしくポーカーチップは2種類用意している。
クーナで始めるが400クーナあっという間に負けてしまう。400追加。
尾関さんは散歩にと出かけている。
挽回して21:30頃には1,100になったので終わりにする。300クーナの勝ち。スタートは上々。
カジノ・ロイヤルは1階がスロット、2階がテーブルゲーム。ルーレット2台、ブラックジャック2台、ポーカー1台、レイズアップ・ポーカー4台という構成。壁、天井共にクリーム系で明るい感じ。天井中央を少し引っ込めて青色にして変化を出し単調さを消している。
5月4日 プリトヴィツェ
8:00前出発。高速道路を使いプリトヴィツェを目指す。他の車は皆前照灯を点けて走っている。法律で決まっているのかも。明るいから、まあいいかと思いそのまま走る。トンネルに入る。長いこと長いこと、おまけに曲がっている。対向車はライトを点けろと何台も何台もが合図を送ってくる。がライトの点け方が分からない。方向指示器を回せば大体点くはずなのだが、この車の方向指示器は回らない。高速のトンネルだから真っ暗ということはないのだけれど、いやーあせったね。ようやくトンネルを抜ける。路肩に車を停めスイッチを探し点灯する。

プリトヴィツェ湖概略図
係員が来て “May I help you?” と聞くので、思わず “Big fall.” と答える。目の前のバスを指差し乗れと言う。乗るとすぐに出発。

3両連結も器用に細い道を脱輪することなく走る
緑の林の中を歩く。尾関さん曰く、「いつも歩いている鎌倉と同じようで外国に来た実感が湧かないな。」

遊歩道は滝に沿って敷設されている

大滝と遊歩道
大滝からP3(PはPortの略と思われる)まで歩く。P3の売店でホットドッグと水を買い昼食にする。P3からP2へ、P2からP1へボートで移動。P1とST2はすぐそば、登り降りするだけ。
ホテルに入りチェックイン。昼寝後(と言っても15:00頃)P1、P2を通ってP3までボートで行き、湖の西側を通ってP2まで歩こうと思いスタートするも道が水没している。道を間違えたかと係員に聞くと、今からP2へ歩いて行くと時間がかかり過ぎて暗くなってしまうというので、東側を通ってP1まで歩く。

比較的落差の大きい滝
18:00前にホテルに戻る。夕食はホテルのレストランでアラカルト。私は魚料理。赤魚みたいな魚の蒸し焼き。付け合せはゆでたポテトにほうれん草。レモン1切れ。ワインは白を1本。
5月5日 1日中プリトヴィツェ湖
8:00前に出発。ST2からST3(概略図のST2の赤丸の左斜め上の赤丸)を通りST4(もう少し左斜め上のSTと書いてある所)へ。ST4から湖の西側の湖畔の遊歩道を通ってP2へ出る。P2からP3へやはり湖の西側の道を行く。ここは人通りが少ない。

途中こんなところもありました
歩いている途中尾関さんは肩掛けバッグからりんごを出し私にくれる。その他オレンジやチョコも次々出てきてまるでドラえもんのポケットみたい。午前中は霧雨。

ST4付近での説明図。ST4は最上流。
P3近くに道路が水没している所あり。木の枝に掴まりながら山を3〜4m登り、下りは枯葉の絨毯を滑り降りる。やはりここは昨日見た水没地点であった。
この山登り、山下りで左足ひざ内側を痛めてしまう。尾関さんは鎌倉の山道を毎日のように歩き回り、山登り、山下りのプロなのだ。私も毎日歩いているが行けども行けども田んぼの平坦な道ばかり。

P2のボート乗り場のすぐ横も水が溢れかえっている
そうだ駐日クロアチア大使のインタビューを思い出した。
「プリトヴィツェはシーズンを通していいですが、冬にぜひ行ってみてください。湖も滝も皆凍ってそれはそれはきれいですよ。」
きれいだろうけど寒いよね。
昼食はホテルでスパゲッティー。
午後になると雨はあがり晴れ間も出てくる。バスでST4へ行き湖畔をP2へ向かい歩き出すも足が痛くなってくる。ST3で私は脱落。バスでST2へ戻りホテルへ。尾関さんはそのまま歩く。尾関さん曰く「僕は元々体育会系なんだよね。高校の時はボート部で国体にまで出たんだよ。ボート部は別名気違いクラブでめちゃくちゃ練習したんだ。でも一つだけ失敗があるんだ。筋肉を付けるためウェイトリフティングをしたら背が伸びなくなっちゃったんだ。」
夕食は肉にする。ビーフのソテーに付け合せはゆでたポテト、ニンジン、インゲン。レタスが1枚。ワインは赤が1本。
5月6日 プーラへ
8:00前出発。霧が濃い。気温は7℃。セニエ(senj)を通りリエカへ出て、リエカからは地図にない新しい道路を通りプーラに到着。晴れて来ていて気温は20℃まで上がっている。
プーラの街に入るとすぐ左側にローマ遺跡の円形競技場が見える。今はホテルにチェックインするのが先。2度道を聞いて14:00頃ホテル ヒストリアに到着。
チェックイン後昼食をと思いレセプションで聞くと、もうホテルのレストランは閉まっている、隣のホテル パルマの前に数軒のレストランがあると言う。イタリアレストランでピザ2枚注文。出てきてから思い出した、こちらのピザの大きさを。何とか平らげる。
プーラ市内観光

円形競技場内部 今もコンサートなどに使われている
次にカテードラルの外観を見てから門を3つ。双子門、ヘラクレス門、セルギウスの凱旋門。セルギウスの凱旋門を中心部の方へくぐるとすぐ右側にカフェがあり、一番端の椅子にはジェームス・ジョイスの銅像が腰掛けている。若い時に英語教師として半年間プーラで過ごしたとガイドブックにある。

モザイクの床
モザイクは床に貼ってあり、この床は現在の地面より1m程低いところにある。簡単なビニールトタンの屋根で保護し、手摺もつけて降りられないようにしてある。モザイクの上に散らかっているのはチラシなどのゴミ。
ホテル ヒストリア
ホテル ヒストリアはプーラの南部の半島の東端海岸沿いに建っている。観光案内図では右端上部。部屋は広く明るくきれいだ。
料金は1人1部屋で、ハーフボードで1泊54ユーロと安い。でも最低3泊から受付とこの地域の観光案内のホームページに書いてある。
そのためこのプーラで3泊する事にした。もっと安いリゾートホテルもあるのだが最低7泊からになってしまう。このヒストリアだけが3泊から受け付けていたのだ。
夏のシーズンになると54ユーロが93ユーロに上がり最低7泊からの受付になる。50ユーロ程度であれば日本の蒸し暑い夏の時期、引退してからのロングステイにはもってこいと思うのだが。

プーラ観光案内図
ホテル ヒストリアのある小さい半島には4つのホテル、高層(5階建)のリゾート・マンション、低層の貸し別荘と思われる建物、スーパー、レストラン、テニスコート、プールなどがあり入口にはゲートがあり門番がいる。
リゾート・マンション、貸し別荘には殆ど人が住んでいない。まだシーズンではないのだ。最初はなぜマンションなどに人がいないのか不思議だったが夏のバカンスだけの住まいではないかと考えると納得がいく。
そうは思ってもスーパーなどはかわいそうなくらい人が入っていない。
ハーフボードと書いてあるから何だろうと辞書を調べると2食付の宿泊の事と出ている。3食付くとフルボード。
2食ともバフェなので期待をしていなかったが、夕食の料理は毎日異なっている。同じ肉料理でも毎日違う調理方法で出てくる。魚もそう。味も良く目移りして食べ過ぎてしまう。
ワインは1L瓶。多いな、と言うと250cc瓶を持ってくる。これではめんどくさいしやはり1L 瓶になって飲み過ぎてしまう。

ホテル ヒストリア RIAの下が私の部屋
カジノ・ラスベガス
21:00頃ヒストリアにあるカジノ・ラスベガスへ行く。ルーレットに客が1人いるだけ。ブラックジャックを開けて貰う。ミニマム10ユーロ。2箇所以上に賭けてくれと言う。途中若い男性が来るも質問しただけで戻ってしまう。
女性ディーラーで減り、男性ディーラーで盛り返し、また女性ディーラーが来てどんどん減る。200の元が300になった時もあるが150に減った時に終わりにする。1人でやっていて盛り上がらず面白くなかった。22:00寝る。
5月7日 ロヴィニ(Rovinj)観光
8:00出発。まずプーラから10km程度北側のファザン(Fazan)へ行きブリユニ島往復の明日のチケットを購入。150クーナ/人。
ロヴィニの街を散策後、客引きのお姉さんの話に乗りクルーズ。11:30から1時間程度。100クーナ/人。
ボートを降り街で買ったホットドッグを昼食にして、さあ出かけようかと車に乗るとワイパーに何か挟まっている。駐車違反のチケットだ。駐車した場所は1時間4クーナのタイムパーキング。4クーナは入れてあるが大幅に時間がオーバーしたため駐車違反となったようだ。請求は80クーナ。客引きのお姉さんに100クーナを渡し払ってくれるように頼む。お釣りの20クーナはもちろんお姉さんへのチップ。

ボートからのロヴィニ
ポレチュ(Porec)
もう気温は22℃まで上がっている。尾関さんは半袖。私は寒いと思い半袖は持って来なかった。
ここにはエウフランシス・バシリカという世界遺産がある。エウフランシスは人の名前。バシリカは建築様式の一種。バシリカ式の聖堂とは長方形の建物で内部に柱を2列に並べ側廊、中廊、側廊と分けた様式を指すよう。
金色のモザイクでキリストを描いた門を入ると右側にバシリカがある。中に入り中廊正面上部にはキリストを抱いたマリア、マリアから左に3人目黒い衣装を着たエウフランシスをモザイクで描いている。

バシリカ内部

門上部のキリストのモザイク

これは何、椅子だろうか?
ダウンタウン・カッシーノ
夕食後タクシーを呼んでもらいダウンタウン・カッシーノと告げると、ダウンタウンにはカジノは5箇所あると言う。
一番大きい所を指定するがスロットとマシーン・ルーレットのみ。近所を散歩しながら4箇所までカジノを見つけるが皆同じ。
またタクシーでヒストリアに戻りカジノ・ラスベガスへ行くが客は誰もいない。最初へこみ、いくら頑張っても元になるのがやっと。ヒストリアはいいホテルと思うがカジノはノーグッド。
5月8日 市場
8:15出発。今日のブリユニ島観光は11:30発なので、時間つぶしにプーラの市場を見物予定。
尾関さんはヒストリアの周り、ヨットハーバーの周りに随分と詳しい。朝食前に9,000歩歩いたんだよね、と言いながら色々説明してくれる。なぜ歩数まで分かるの、と聞くと、携帯電話が万歩計にもなるんだよと教えてくれる。私も昔は旅行に来ると朝食前に歩いたが今では殆どしていない。
と言う事は、尾関さんは私より若いんだ。
市場は2階建て。1階は肉と魚が半分ずつ占めている。鶏肉店には卵も置いてある。2階はカフェバー街。ワイングラスがたくさんぶら下がっている。すぐ横は果物、野菜の青空市場。ニンジン、グリーンアスパラは見た感じ貧弱。ほうれん草は葉っぱの部分だけ売っている。
一番外側に衣類の店。半袖を持ってこなかったので、何かないかと探していると、ありました。クロアチアのサッカーのユニフォームが。その店に置いてあるのはMサイズ。Lサイズはないかと言うと他の店に連れて行かれる。150クーナ。価格交渉も前の店のオヤジがして120クーナで商談成立。

青空市場
ブリユニ国立公園
11:00前にファザンに到着。船に乗る前にトイレを借りようとiで聞くが、公共のトイレはない、カフェなどで借りてくれと言う。グリーンティーというのがメニューにあるのでそれを頼むがなんとも不思議な物が出てくる。色、味共に悪い。思うに古くなったティーバッグを使ったんだろうと。

ウェイトレスと
ブリユニ国立公園は大小14の島からなる。観光客が行くのは大ブリユニ島。教会の説明を受けたあと、汽車型バスで島巡りをする。
ユーゴ時代にはチトー大統領の別荘があり一般客は入場禁止。色々な客を招待して会議やパーティーを開いたとある。
この島にはホテル、乗馬場、ゴルフコース、テニスコート、プール、そして動物園もあり象がいる。一般客が入場禁止なのに動物園だなんて、なんともチトーさんは趣味が悪いと思っていたが違っていた。
上水道、電話を敷きホテルから動物園まで全ては第1次世界大戦前のハプスブルグ家が作った物だった。
またローマ遺跡ももちろん点在している。

大ブリユニ島の教会内壁に掛かっている絵
5月9日 モトブン(Motovun)
8:00過ぎの出発。道を間違えたらしくどこを走っているのか分からなくなる。ガソリンスタンドがあったので、油を入れるから今どこにいるのか聞いてきてよ、と尾関さんに頼む。
地図を持って事務所に行ってきた尾関さんは、「こちらの人は凄いね。顔を見るなりイングリッシュ、イタリアーノ、と言ってもっと言いそうだからイングリッシュと言って英語で説明してもらったけど、4カ国語ぐらいしゃべるんだね。」と。
1ヶ所曲がるところを間違えたよう。でも11:00頃モトブン到着。小高い丘の上に城壁で囲まれた村がそう。
ここにホテルがありトリュフを扱った料理がメニューに出ている。パスタ ウィズ ホワイトトリュフ、リゾット ウィズ ホワイトトリュフを頼むと、今はホワイトの季節ではなくブラックしかないと言う。ホワイトだと150クーナなのがブラックは98クーナ。OK。

モトブンをバックに尾関さん

スライスで乗っているのがブラックトリュフ
料理はおいしいのだがニンニクが効きすぎてトリュフの匂いは分からない。キノコにしてはシャキシャキしている印象。
ザグレブ到着
16:00頃ザグレブ到着。何だか今日はくたびれて昼食後の昼寝のほかに途中でも休憩を取る。
ホテルは1泊目と同じフォーポイント・オブ・シェラトン・パノラマ。1泊目と2,3泊目のプリトヴィツェは尾関さんと同じ部屋。
宿泊料金の安いプーラのヒストリアだけを1人1室にした。
そうしたら全然違うんだよね。尾関さんも同じだと思うけど、お互いにいびきがうるさい、大学の同級生ではあるけれど多少は気を使っている。1人1室だと本当に楽なんだよね。
レセプションでワン・ツーベッドルームの予約だけど空いていればツー・ワンベッドルームに変更してくれと頼む。
部屋は2つ取れたのだけれど共にシャワーのみでバスタブがない。またレセプションに降りて行き交渉するもなし。仕方ないシャワーのみで我慢する。
ファイブポイントのシェラトンへ行く。カジノへ行きテーブルゲームの開始時刻を聞き、シェラトン前の中華料理屋へ。ようやく私の定番の焼きそば。尾関さんはチャーハン。ビール2本。料理は今までと同じで半分ずつにする。
20:00過ぎてからカジノへ行くが予想通り客は誰もいない。ミニマム10の札が出ているが、5でも10でも25でもいいと言うので5にして貰う。
尾関さんは散歩に。尾関さんとの約束の時間に終わりにすると55ユーロの勝ちであった。
5月10日 ザグレブ市内観光
8:30頃出発。昨晩は疲れのせいか良く眠れる。
最初に行ったのはザグレブ大聖堂。大聖堂前の広場で近ツーの団体さんと遭遇。話をするとスロベニア、クロアチア、モンテネグロを廻るとの事。プリトヴィツェは半日観光になっていると言う。私たちは2泊して徹底的に歩きましたよ、行って良かったと思いますよ。
ケーブルカーにも乗り、ナイーブアート美術館にも入り、ザグレブ市立博物館にも入る。
ナイーブアートは素朴画と言われ、透明なガラスに絵を描いて裏側から鑑賞するアート。雪の山里、昔の農村など風景画が多い。日本のふるさとを題材にした原田泰治はナイーブアートに触発されたと言われている、そうだ。
ケーブルカーで登り、下車したところにロトルシュチャクの塔があり、最上階に大砲が据え付けられている。12時近くになると大砲係のおじさんが大砲の出ている窓の隣の窓から顔を出し、大砲の音を聞きに来ている人に手を振っている。正12時に一発大砲が撃ち鳴らされる。もう100年も前から毎日撃たれているとの事。これも真下で聞きました。

中央が独特の屋根を持つ聖マルコ教会
聖マルコ教会の東側に石の門がある。中世に建造された城壁の4つあった門の1つ。18世紀に火事がおき、当時木製だった門はすっかりと焼けたが、焼け跡からキリストを抱くマリアのイコンが無傷で出てくる。石で再建する時に奇跡のイコンを収め礼拝堂を作る。
道は門の中でほぼ90度に曲がっている。90度の外側にイコンが飾られ、内側に蝋燭を捧げるところがある。イコンの前の鉄製扉に手を当てて長くお祈りしている女性がいる。無心に何か祈っている。私など近寄れない雰囲気だ。
以前テレビで見たときにはこの道路を車が走っていたと思ったが、今は歩行者のみ通行可。

石の門 正面にイコン 左側で蝋燭を捧げる
昼食は、クロアチアの英雄の名前がつくイェラチッチ広場の北側のドラツ市場の2階のオープンエアーのレストラン。ファーストフードの店が並ぶ。そのうちのBOSという店。

おいしかったいわしのから揚げ
イカの茹でた物、いわしのから揚げ、ビール2本。合計78クーナ。料理は1品500円くらいだがおいしかった。コストパフォーマンスはピカイチ。
昼食後はイェラチッチ広場の南側の新市街(といっても19世紀の建物が並ぶ)をひたすら歩く。1919年から1977年までオリエント急行が停まったザグレブ駅(新市街南端か)まで行きまた戻る。
散歩中目に付いたのは、公園での結婚式の衣装での撮影。あちこちの公園で撮影している。韓国などと同じに、事前に撮影し披露宴で出席者に見せるためだろう。
夕食
ホテルのロビーにIn your pocket(東、中央ヨーロッパの都市のガイドブック)のザグレブ版が置いてあるので1部貰いシーフードのページを見る。アドリア海に面しイタリアにも近いクロアチアだからシーフードに期待をしていたのだが、一番おいしいのがいわしのから揚げではなんとも寂しい。
何軒かあるシーフードの店から1軒選んでもらおうとレセプションのおばさんに相談すると、しばらく考えてから、「それならうちのホテルのレストランだよ。外からも食べに来るんだから。」
スプリットやドブロヴニクを含む南部海岸地方をダルマチア地方と呼ぶ。この名前のついたダルマチア風魚料理を頼む。
パイ包みのスープはおいしかった。魚もまあおいしかった。付け合せの香草の匂いが少し強いか。私にはほうれん草で丁度いいのだが。ワインは白1本。

ダルマチア風
カジノ・エスプラナーダ
食後ザグレブ駅のそばのリージェント ホテルの地下にあるカジノへ行く。やはり誰もいない。
ブラックジャックのミニマムは25。シェラトンは5だよ、こんなに高いのではシェラトンへ行くよ、と言うと、ディーラーのうちのおばさんに属する人が「コーナ、コーナ」と叫んでいる。 25クーナだと言っているのだ。それなら5ユーロと変わりない。
ここは良い。ディーラーは美人ぞろいだ。座ると飲み物は何かと来る。いつものごとくジントニック。尾関さんはジントニックを飲み終わると例により散歩に出かける。ディーラーのなかにダリアという女性がいる。日本ではダリアというと大きなきれいな花の事だよと言うと、そうだそうだとうなずいている。
7,7と来た。スリー7だとボーナスがあるのか聞くと、ジュラックジャック扱いなのとシャンパンが付くと言う。ヒットするも21オーバー。もう1杯ジントニックを頼む。もう1回100ユーロを両替。
また7,7が来た。ヒットすると今度は7。1.5倍の配当。そしてシャンパンはここで飲むか、部屋へ持って行くかと聞くので、別のホテルだからここで飲むと答える。
少しずつ飲みながら尾関さんが戻って来るのを待つ。いやー飲み過ぎだ。夕食時のワイン、ここでのジントニック2杯、そしてシャンパンだから。シャンパンは持って帰ればよかった。
結局200ユーロの負け。でも楽しかった。
I've lost,but I've enjoyed. Bye.と言えた。
歩き出したらウェイトレスが追いかけてきて、尾関さんにジントニック代を請求している。ここではただではなかったのだ。
5月11日 披露宴
朝食の時尾関さんが言う。昨日ここで2組の結婚披露宴があったんだよ。1階と2階とで。
覗いてみると、こっちへ来いと引っ張り込まれて飲まされたんだよね。バンドなんかも入っていて遅くまで騒いでいるんだよ。終わったのは4時頃じゃないかな。

披露宴でのにぎわい

披露宴に乱入し逮捕?された尾関さん
あんたはいったいいつ寝るんだ。4時まで披露宴に付き合うし早朝散歩もするし。
市内散歩
帰りの飛行機は午後便なので、旧市街から北方面へ向かって散歩。北の山が大きく見え、住宅が少なくなった所でUターン。
帰りはトラムに乗る。駅のそばにキオスクはなく、すぐ前の家のおじさんに聞く。朝から酔っ払っているおじさんはその路地を入っていけばあるという身振りをする。がない。
来たトラムに乗るも運転手は切符の販売はしていない。乗客に聞くも手を広げ、首をすくめるだけ。
これはまずいなと思い次の駅で降り、駅前のキオスクで切符を購入。無事に切符を打刻機に入れられる。
大砲のあるロトルシュチャク塔に登りザグレブの街を撮り今回の旅行の終わりとする。
第44報終わり
クロアチア旅行日程表(2008年5月3日〜12日) | ||
5月3日 | 成田発 9:35 フランクフルト着 14:15 LH711 | |
フランクフルト発 15:55 ザグレブ着 17:15 LH2484 | ||
レンタカーで空港からホテルへ | ||
フォーポイント・バイ・シェラトン・パノラマ・ザグレブ 1泊 | ||
5月4日 | レンタカーでプリトヴィツェ国立公園へ | |
ホテル・イェゼロ 2泊 | ||
5月6日 | レンタカーでイストラ半島プーラへ | |
ホテル・ヒストリア 3泊 | ||
5月9日 | レンタカーでザグレブへ | |
フォーポイント・バイ・シェラトン・パノラマ・ザグレブ 2泊 | ||
5月11日 | レンタカーで空港へ | |
ザグレブ発 14:40 フランクフルト着 16:10 LH3483 | ||
フランクフルト発 20:45 | ||
5月12日 | 成田着 14:50 LH9790 |

ベルテルスマン世界地図帳より拝借
今回はおまけに写真を数枚載せます




ここまでプリトヴィツェ

プーラ円形競技場外観

ブリユニ島 ローマ遺跡

モトブン 城壁の上の通路(1周してます)

モトブンの塔から