ラグビーワールドカップ(ロンドン&マン島)

1999年10月29日~11月8日  

さあ第4回ラグビーワールドカップだ
 いろいろ考えた結果、ジャパン戦を見ないで準決勝、決勝を見るツアーに参加することにした。10月29日~11月8日の9泊11日コースだ。
阪急交通社、JTB、ジェイワールドトラベルの3社からパンフレットが来たが当然ながら日程はどこも同じ。阪急、JTBが598,000円。阪急の最初の売り出しは628,000円だったがJTBが598,000円で発表するとそれに合わせてきた。
 もっとも阪急では行く気がしない。もう6~7年前になるが、オールブラックス対ブリティッシュ・ライオンズの観戦ツアーが阪急から発売され参加した。場所はニュージーランド。オークランドのホテルで、洗濯物をランドリー袋に詰めたが部屋の外に出さなかったため洗濯されていなかった。添乗員の大貫氏にTELで相談すると、「そんな物廊下に放っぽり出しとけばやりますよ。」と言って電話をガチャンと切った。確かに私のワイシャツとか下着だからたいしたものではない。でも普通そんな物とは言わないよね。それからはダイレクトメールが来ても阪急とはなるべく付き合わないようにしている。
 最後に売り出したジェイワールドトラベルは498,000円と10万円も安い。ジェイワールドトラベルとはあまり聞かない旅行社だが、前回のサッカーワールドカップも手がけていて、サッカー協会公認で唯一チケットトラブルのなかった旅行社ということだ。ラグビー協会の公認も取っているというのでジェイワールドトラベルに決める。
 東京発16人、大阪発1人の総勢17人のようだ。皆世界のラグビー、ラグビー選手に詳しい。やはりスカイスポーツの702チャンネルのおかげだろう。JTBのツアーには、4年前の第3回ワールドカップの南アフリカで一緒だった石川さんご夫妻、去年のブレディスローカップのシドニーで一緒だった北九州のおじさんが参加している。
 阪急には、五井の西山さんが御長女と、貧乏OLだからツアー料金をためるのが大変なんですよと言うのが口癖の山口さん、8年前の第2回のベルファストで一緒だった植木さんご夫妻が参加している。
10月29日 金さん
 予定通りにロンドン ヒースロー空港に着く。しかしガリバースポーツトラベルのバスが遅れていていつ来るかわからないので、阪急のバスに便乗してホテルに向かう。ジェイワールドも阪急もJTBも現地旅行社はすべてガリバースポーツトラベル。
 18:00過ぎにホテル レンブラントに到着。6階建ての小さなホテル。部屋も狭い。所々にレンブラントの絵が掛かっている。風呂に入り19:00頃金さんにTEL。10分ほどで運転手つきのベンツで迎えに来てくれる。
 私の会社で、友人の話に乗り、フランス製の天然セメントの販売を始めた。まだサンプル出荷の段階で売れてはいない。金さんはこの天然セメントの販売権を持っておりイギリス在住。9月に来日したときにカジノを紹介してくれるよう頼んでおいた。
 ガイドブックには殆ど出ていないが、イギリスはかなりのカジノ大国。全土で150軒程ある。ただ会員制になっていていきなり行っても遊ばせてくれない。申し込んでから24時間経って初めて会員になれる。ちょっと前までは48時間必要だった。旅行者には遊びにくいシステムなのでガイドブックは載せないのだろう。それでも会員にくっついていけばその時から遊べる。
 金さんが最初に連れて行ってくれた所は皇朝という中華料理屋。小さいけどロンドン一おいしいと言う。そういえば金さんは東京でも中華が良いと言っていたから、中華がよほど好きなのだろう。
 貝柱、カニ、魚、ご飯。魚のたれをご飯にかけるとおいしいと言って、私のご飯にもかけてくれる。魚は丸のまま皿に乗って出てくるが、ボーイがスプーンとフォークで頭、エラ、骨を器用に取ってくれる。
 次はいよいよカジノだ。リッツ ホテルのそばのパームビーチカジノだ。パームビーチといってもポーカーチップに椰子の図柄があるだけ。スロット6台、ルーレット12台、ポーカー7台、バカラ1台、ブラックジャック8台という構成。
パームビーチ カジノ概略図
 ノーネクタイの人もいるがやはりジャケットは必要。雰囲気はまあまあ。アメリカ、オーストラリアほどくだけてはいず、ウィーンほどの堅苦しさでもない。賭け金は全体に高く、ブラックジャックのミニマムが10ポンド。ルーレットで2ポンド。併設されているレストランで食事している人も結構いる。金さんは会員ではあるが遊ばずにすぐ戻る。100ポンドの負け。
10月30日 ティッケナム
 9:00出発でティッケナム競技場へ行く。15:00キックオフなのだが添乗員の山崎氏の考えでそうなった。彼は開幕戦を見るコースも添乗したそうだ。渋滞もなく9:30到着。ティッケナムとは地名で住宅地の真ん中に競技場がある。飛行機が低空で飛んでいるところを見るとヒースロー空港からそんなに離れていないようだ。
 ガリバーのビッグパブで時間をつぶす。このビッグパブという大きなテントの中でラグビーボールを1つ購入。ビニール袋に16.90ポンドと書いてあるので20ポンド札を出すと、25ポンドだと言う。ビニール袋の金額は間違いだと全部剥がしだした。あとで山崎氏はスタジアム内のオフィシャルショップでは17ポンドですよと言う。もう少し早く言ってくれればいいのに。
 ビールはギネスを2杯。日本人はギネスが好きですね、と言うが、知名度の割には日本でなかなか飲めないからじゃないかな。サッポロビールが缶入りギネスを売っているが中身は全く違う物。
ビッグパブ内部
準決勝 オーストラリア対南アフリカ
今日はオーストラリア-南アフリカ戦だがサポーターは圧倒的に南アが多い。私のジャンパーは南アのロゴ入り。オーストラリアの優勝を予想し、オーストラリアのファンでもあるのだからオーストラリアのジャンパーを着てくればよかったのだが、あまりにも薄く防寒にならないだろうと持ってこなかった。
13:00に競技場の正門より入る。通路両側はいっぱいの人だかり。その人だかりの真ん中を通っていく私のジャンパーを見て、南アのサポーターは大拍手をしてくれる。何でこんな所にこんなに人がいるのだろうと思っていたら、両国チームの選手の入場を待っているのだった。
 席はゴールポストの後ろのずっと上のほう。いい席ではないが屋根があり雨が降っても大丈夫。
本日の入場券
 試合はノートライながら非常に緊迫したゲームとなる。終始オーストラリアが押し気味で18-15でノーサイドかと思われた時、南アがペナルティーキックを得る。ゴール成功で18-18の同点で後半戦終了となり延長戦に入る。延長戦は10分ハーフ。
 先手を取ったのは南ア。やはりペナルティーゴール(PG)で18-21。その3分後オーストラリアもPGで同点とする。延長の後半オーストラリアの10番ラーカムがドロップゴール(DG)を決め3点追加。24-21。5連続ドロップゴールのデビアを向こうに回しよくぞ決めた。今日のデビアはDGを3回狙って1回成功。
 その後オーストラリアは1PGを決めて27-21。これが最終スコアとなる。延長戦になると交代で引っ込んだ選手が再度出て来れるようだ。南アのスキンスタッド、オーストラリアのチューンがそう。ノートライでもこんなに真剣に客が見る試合もあるのだ。
 ゲームは17:20頃終わりビッグパブでバス待ち。しかしバスの整理がなってなく、もうじきですもうじきですと言われながらバスに乗ったのは20:30。ホテル着21:30。汗を流し、昼食用に持ってきたカップラーメンを食べパームビーチへ行く。
パームビーチ 2
 会員証はまだ出来ていない。ウェートレスはコーヒーやコーラなどのノンアルコール飲料はプレイ中の客の所まで持ってきてくれるが、アルコール類は客がバーまで行って金を払い、バーまたはフリーテーブルで飲まなければならない。これも法律で決まっているのだろう。会員制だけあって客は上品そう。(もっとも入会金も年会費も不要。)中には人相の悪いのもいるけれど。
 女性のディーラーは皆ワイン色のベルベットのロングドレスで上品そうな仕草。しかしなかなか勝たせてくれず300ポンドの負け。
10月31日 準決勝 ニュージーランド対フランス
 今日は11:00ホテル出発。競技場正門前の広場の芝生の上に車を停めて、テーブルを出しビール、シャンパン、つまみでパーティーを開いている。その数、数十台で数え切れない。試合前のひと時だが日本では絶対に見られない光景だ。
試合前のパーティー
 17-10で迎えた後半、ニュージーランドはNo11ロムーの今日2本目のトライとゴールの成功で24-10とする。このままどんどん差を広げていくのかと思っていると様子がおかしい。
 フランス2本続けてPGを決め24-16。フランスのラックからのサイド攻撃がすごくニュージーランドのペナルティーを誘い、またPG成功で24-19。
 ニュージーランドはペナルティー得るもNo10マーテンズのキックの調子が悪く得点伸びず。ニュージーランドのロビンブルックがペナルティーをおかし、フランス3点追加して24-22。
 フランスは自陣で、ニュージーランドが持ち込んでラックにしたボールを奪い返してキック。これをNo11のドミニシが拾って、マーテンズのタックルをかわしてトライ。ゴールも決まって24-29の逆転。
 フランスがペナルティーキックを得てタッチに出し、ラインアウトのボールをモールにして押し込み、22m内に入ってからニュージーランドのディフェンスの裏にキックしてNo13ドルスがトライ。ゴール決まって24-36。
 ニュージーランドはバックの攻撃でオブストラクションの反則を取られたり、No15のウイルソンがゴール前でタッチに押し出されたりと得点には結びつかない。フランス陣内でペナルティーを得るが、ゴールを狙わずスクラム選択も22mライン上でNo14 ウマンガがノッコン。
このボールをフランスに蹴られ、また蹴られNo14ベルナサルがトライ。ゴール決まって24-43。終了2~3分前にウイルソンがトライを返すも31-43。
 誰もがフランスがニュージーランドに勝つなんて思ってもいなかった。フランスのサポーターも、いや選手も思わなかったに違いない。意見の相違は得点差が大きいのか、小さいのかということだけだった。
ニュージーランドの年配のサポーターは顔面蒼白で「Historical match.」と呟いている。
 ニュージーランドは、ロムーが2トライしたが、そのロムーにボールを回し過ぎ、頼りすぎ、こだわり過ぎだろう。トライネーションズの前節のニュージーランドはものすごく強かった。どこにも負けないという勢いがあった。その時ロムーは控え選手だったのだが。
 フランスがニュージーランドに勝ったことで北半球勢の意気も上がってくるだろう。
満員のティッケナム競技場
ホテル レンブラント近辺
 レンブラントはたいしたホテルではないが立地が良い。デパートのハロッズまで歩いて10分。その先のスローンストリートまでは15分。スローンストリートにはルイ・ヴィトンからコーチ、シャネル、アルマーニと一流ブランドのブティックが目白押し。そこに行くまでにバーバリーやバリーもある。今日は日曜日で殆どの店は休みだが、試合前は暇だったので歩いてみたのだ。
 スローンストリートの商店街の一番奥にオイスターバー&シーフードと看板を出した店がある。試合後、添乗員の山崎氏と夕食を一緒にということになりオイスターバーの話をすると、山崎氏はコンシェルジュの所に行き予約を入れてもらうが電話が通じない。今日は休みだろうということになり、コンシェルジュは近所のフランス料理屋もオイスターを扱っていると言って予約を入れてくれる。オイスターを含むシーフードプラターと白ワインとで60ポンドちょっと。味はまあまあ。オイスターは日本と同じ細長いものと円く平べったい物との2種。
 この後山崎氏とは別れシェラトン パークタワー ホテルに行く。スローンストリートのハイドパーク側の角から少しハロッズと反対方向に行ったところ。バスからこのホテルにカジノがあるのをチェックしておいたのだ。レンブラントから歩いて20分程だが一本道で分かりやすい。
メンバーになりたいと言うと、OKと言って書類を出す。住所、パスポートナンバー他を記入し手続きを終えるが、やはり今日は駄目で24時間後と言う。明日からマン島なので水曜日に来ると言っておく。
パームビーチ 3
 またパームビーチに行くが会員証はまだ出来ていない。ルーレットで100ポンドの負け。ブラックジャックで500ポンドの勝ち。
 左隣に座っていた人は30歳前後か。この人が最後。この人のカードの引き具合がみんなの勝敗を結構左右する。比較的うまくいき共に手持ちのチップは増えている。ディーラーが21オーバーしたときには、大騒ぎをするのではなくグッドと言って親指を少し立てる程度の付き合い。
 人によって好きな場所があり、右端の椅子が空いたときに左隣の人は移っていった。カードが最初に配られるのが好きなのだ。その人は私にすまなそうなので「No problem.」と言っておいた。私はどちらかというと最後が好き。
 帰りにドアボーイにタクシーを頼むと、オースチンのロンドンタクシーではなく、ベンツの白タクが来た。
「いい車を持っているな。」と言うと「仕事だから。」と言う。また私の車はなにかと聞く。
「BMW735」と答えると、「なぜ日本車じゃないんだ。前に乗っていた日産は5年間何のトラブルもなかった。」
「それではなぜあなたはベンツなんだ。ジャガーやロールスロイスではなくて。」
「ジャガーは毎日のようにトラブルがある。部品が足りなくて2週間工場に入りきりの時がある。」
 白タクなのでメーターがない。幾らか聞くと、幾らでも良いと言う。ロンドンタクシーが6~7ポンドだったので10ポンド支払う。
11月1日 マン島へ
 7:00ホテル出発。タクシーを呼んでもらうとまたベンツの白タク。ヒースロー空港まで30ポンド。9:05のマンクスエアーラインズは90人乗りのジェット機だが満席。1時間ほどでマン島に着く。
 なぜマン島かって。準決勝と3位決定戦の間にフリータイムが3日間ある。ロンドン郊外をレンタカーで回っても良かったのだけれど。まず私は飛行機が好きなのだ。次にイギリスのガイドブックを見ていたら、マン島に1ページだけさいてあった。その中にカジノの3文字を見つけたのだ。これは行かねばなるまい。
 空港では小雨。レンタカーで30分程走って首都ダグラス。ここでは大雨。大雨の中1回道をたずねてエンプレス ホテルに着く。夏には良さそうな所。ビーチが弓状になっている。歩道、車道、ホテル群も弓状になっている。ホテルは5階建て。連なって建ててあり隣同士は色を違えてある。パステルカラーできれいに色分けしてある。これは住宅も同じで、ダグラスの隣のオンチャンの住宅街へ行ってみたが、長屋は各戸きれいに色分けしてあった。
マン島 オンチャンの長屋
 昼食はエンプレス ホテルで摂る。スパゲッティーを食べたかったがなくシーフードサラダにビールを2パイント。(1パインとは500ccちょっと。)サラダのくせにボリュームがあり食べ切れなかった。ここでカジノのオープンの時間を聞くと、調べてくれて7pmと言う。ずいぶんと遅いスタートだ。シェラトン パークタワーは2pmになっていた。
 雨も上がったので街へ行ってみる。ツーリストインフォーメイションに行き観光用地図を貰う。地図を広げて、ちなみに魔女博物館はどこかたずねると、25年前に閉鎖したと言う。えっ。JTBのポケットガイドのイギリス版(1998年9月改訂)に出ているのに。いい加減に直してもらわないと読者が恥をかいてしまう。
 マンクス博物館へ行ってみる。石器からバイキングの舟(マンクスの祖先はケルトとバイキング)、野生動物や蝶の標本、リバプールと大型客船で行き来していた時代、現代のオートバイレースの模様など全ての時代を展示してある。
 マンクス博物館にはスズキのオートバイが2台飾ってある。カジノのあるスタキス ホテルにはホンダが1台飾ってある。記念にマンクスのマーク スリーレッグスが入ったスプーンを購入。大通りの1本裏の道が歩行者天国になっていていろいろな店があるが土産物屋はない。土産物は博物館の売店にしかない。大型店舗はマークス&スペンサーがある。
 マン島は独立した地域。外交、防衛はイギリスに依存しているが、その他は全て自前でやっている。マンクス エアーラインズという航空会社もあるし、マンクス テレコムという電話会社もある。電力会社も当然あるだろう。
 軌道もある。複線の立派なものだ。走っているのを見たわけではないが、資料を見ると4種ある。
夏にダグラスのビーチを走る観光用鉄道馬車。ダグラスから北のラムゼイまで行く電車(都電みたいな物)。ダグラス、ラムゼイの中間のラクセイからスナエフェル山までの電車。ダグラスから南のポートエリンまで行く蒸気機関車(Steam Railwayと書いてある)。電車の時刻表を見るとウィークデイは毎日2往復となっている。
 マン島の人口は7万人とガイドブックに出ていたがもっといるような気がする。私の住んでいる八日市場市が3万人、会社のある旭市が4万人、両方で7万人だからマン島はもっと多く17万人の間違いじゃないかと思い、聞いてみるとやはり7万人という返事。
スタキス カジノ 1
 19:00になるのを待ってスタキス カジノへ行くとやはり一番乗りだ。パスポートを提示すると紙製の会員証に私の名前を記入して渡してくれる。
スタキス カジノ 概略図
ルーレット4台、スタッドポーカー3台、ブラグポーカー3台、ブラックジャック4台、スロット50台程度。
 ブラックジャックのミニマムが一番安い2ポンドのテーブルを開けてもらう。客はまだ私1人なので2ポンドチップを1枚ずつ2箇所においてのんびりと始める。いろいろ考えながら。
 例えば私の2箇所目の手が12や13の時でディーラーの札が10の時、次の札が6以下の小さい数が来ると予想した場合、普通ならヒットして自分の手を良くするのだがあえてステイして、ディーラーの手を16以下にしてもう1枚引かせて21オーバーを狙う。これがうまくいくと本当に気分爽快なのだがいつもうまくいくとは限らない。
 30歳代半ばの女性ディーラーのミッシェルの時には少しずつ増えていったのだが、若い男性ディーラーに替わると全然駄目。この頃には客も増えて10人を超えている。ペースを上げられ調子が狂ってしまった。こちらも何か変化をと、ジントニックを飲むが効果なし。イギリスと違いゲームテーブルまでアルコール飲料を持ってきてくれる。777の21が出てもボーナスなし。
 300ポンドの負け。夕食はカップラーメン。
11月2日 日本人2人
 朝食のとき日本人2人と会う。昨日の夕方、日本からのFAXが間違えて私の部屋に来ていた。KATSU何とかSATOHさんだ。私との共通点はKATSUだけ。
 ラグビーワールドカップを見に来て3日間あいたのでマン島に来たと言うと、佐藤さんはもう引退していらっしゃるのですかと聞く。
 とんでもないことを言う人だ。人を何歳だと思っているのだ。あと13年働くように言われていますと返事をする。
 佐藤さんはいすゞ自動車の所属で、製造工場の作業改善の指導に来て1週間の予定だそうだ。連れの女性は通訳のよう。
マン島観光 1
 8:00出発で島の北半分の海岸線を回る。ダグラスからラクセイ。ラクセイには記念物となっている水車がある。鉄製、直径15mくらいの巨大な物。佐藤さんの話だと、鉱山の湧水を汲み出すのに使っていたらしい。
放牧風景
 田舎の風景はアイルランドのよう。緩やかな起伏があって石や潅木で境界を仕切り羊や牛を放牧している。アイルランドだけでなくイギリスの田舎も多分こうなのだろうと思うけど。
 次にラムゼイに入る。Grove Museumという看板があったのでその方向へ進むが、そのうちに街を外れてしまう。引き返してまた探すがわからない。目的地に大きな目印がないのだ。
 これはキャッスルタウンのグラマースクールも同じ。白い壁に50cm×30cm位の看板が掛けてあり、これに何とかかんとか書いてあり、別名グラマースクールと呼ぶとある。これではわからない。グラマースクールは探してもわからず諦めたのだが、その後偶然に見つけた。13世紀に出来たマン島最古の学校だそうだ。Grove Museumはついにわからなかった。
 ポイント オブ アレイへ行く。原野を過ぎて灯台がポツンと建っている。原野は潅木と野バラか。茎に棘が生えているものがびっしり。
 ジャービィ(ここは交差点に自動車修理工場が1軒。そばに住宅が1~2軒あったかなという程度の所)を通ってバラーに出て、ガイドブックにあるワイルドライフ パークへ行く。しかし冬の間は週末だけの営業と書いてあって閉まっている。今年は10月30日(土)の夜中に時計を1時間遅らせて10月31日から冬になった。
 ピールに向かう途中ちょっとした崖がある。アイルランドのクリフ オブ モハーには程遠いけれど。ここらは西海岸だ。島や半島はどうも東側の方が発展しているように思える。
 まず東側が発展しそれから西が、という地域が多いように思える。マン島の首都ダグラスは東側、アイルランドのダブリンも東側。伊豆の西海岸なんて私の学生時代は秘境扱いだった。東側から発展するのが多いのは偏西風の影響だろうか、誰か教えてください。
 ピールに昼頃到着。ピール城はやはり休み。昼食をとレストランを探すがなかなかない。ピール湾の海岸沿いに1軒あるのだが、道路は駐車中の車でいっぱいで私の車を停めるスペースなどありはしない。諦めてダグラス方面へ向かう。
 10分もするとちょっとした交差点があってレストランが2軒ある。雰囲気が今までと異なるので良く見るとティンワルドの丘だ。世界最古の民主議会が開かれたことで有名な所だ。今も年1回ここで議会が開かれている。
ティンワルドの丘
 2軒のうちの1軒に入り、またサラダとビールを2杯。8.5ポンド。チップ込みで10ポンド払うが、マン島では基本的にチップは不要のようだ。ホテルで枕元に小銭を置いておいても持っていかない。カジノでも半端な額のポーカーチップをあげても受け取らない。
 このティンワルドの丘の裏の1段低い所に商店街がある。30店舗。本当に変な場所なんだよ。
ピール-ダグラス間の道からは見えないし、入っていく道も狭いし。全体でも何人も客はいないがパーマ屋さんだけは賑わっていた。
 夕食はホテルと同じ海岸道路沿いにあるイタリアレストランでスパゲッティー。ワインもグラス1杯。ワインはハーフボトルを頼んだがなくグラスになってしまった。
スタキス カジノ 2
 19:00過ぎからカジノ。最初に相手をしてくれたのはやはりミッシェル。ミッシェルとは相性がいいらしく少しずつ増えていく。このまま行けば昨日の負けを取り戻せるのではないかというくらいの調子。
 ディーラー替わってフランケン。フランケンは大きな身体にごつい顔。もちろん本名ではなく、名づけ親は私。フランケンはまだ新人らしくカードをさばく手つきがおぼつかない。もたもたして時々監視人から注意されている。
 新人相手にこれはチャンスかなと思ったがとんでもない。もたもたしながらも2とか3とか小さい数を引いて最後は21にしてしまう。ディーラーなんか辞めてマジシャンになれと言ってやった。
 昨日いたお婆さんが今日も来ている。(ここは年配の方が多い。)席に座って賭けたり賭けなかったり、ぶつぶつ何か言いながらやっている。ミッシェルが替わるとき、私が「Come back soon.」と言うと、このお婆さんは聞こえるか聞こえないか位の声で「Not coming.」とつぶやいていた。ミッシェル相手に損をしたようだ。フランケンのもたもた21とお婆さんのぶつぶつに悩まされ席を立つ。
 ブラグポーカーというのをやってみる。カードを3枚しか配らない。3枚でもワンペアー、スリーカード、ストレート、フラッシュの役があり、それなりの配当が決まっている。3枚だからワンペアーも出来にくく、ただAを持っているだけで結構勝負になる。
しかしここでも稼ぐまでにはいたらず手持ちの100ポンドを両替して終わりにする。20ポンド札5枚貰う。100ポンド札はロンドンでも見たことはない。100ポンドの負け。
11月3日 マン島観光 2
 マン島の南方面へ行く。時計台の針が1時間早い時刻を指しているのでびっくりした。ロンドンとマン島とで時差があるのかと。1時間ずれていたら飛行機に乗り遅れてしまう。ただ単に冬時間に入ったのに時刻を調整していないだけだった。
 キャッスルタウン、ポートサンマリー、ポートエリンを回る。キャッスルタウンではやはり城址には入れない。本屋を覗いてみるとマン島の風景を描いたカレンダーがあったので購入。結構高く13.5ポンド。
 ポートサンマリーの近くにVillage Folk Museumというのがあったので行ってみる。石積みの壁に藁葺き屋根が数戸ある。この村全体を遺跡として残し民族博物館としているようだ。
Village Fork Museum
このようにレポートすると博物館を何軒も訪れて勉強家のように見えるが、他に行くところがないだけの話。
 この辺りで一番大きいキャッスルタウンへ戻り、昼食をとレストランを探すがなかなかない。やっと1軒見つけるが店の前で下水工事をしていて食事という雰囲気ではない。
 10分もかからずに空港着。借りた車はローバー200という小さいもの。オートマチックではない。
 最近はオートマチックばかり乗っているので何回もエンストさせてしまった。同じローバーでも4駆のロールスロイスと言われるレンジ・ローバーをリクエストしておいたのだが、レンタカー屋さんには小さい車しか置いていなかった。
 昼食は空港内でビーフシチューにギネス。
ロンドン パークタワー カジノ-1
 14:40の飛行機でロンドンに戻る。
 ロンドンタクシーでレンブラントまで35ポンド。20ポンド札2枚を出すと運転手はお札をじっと見て、これは受け取れない、と言う。あらためて良く見るとマン島のお札だ。マン島では貨幣も発行していたのだ。昨晩ポーカーチップから現金に両替した物がマン島のお札だったのだ。イギリスポンドはマン島で使えるが、逆は駄目なようだ。運転手は、「マン島へ行ったのか。夏の避暑地の憧れの場所だ。」とも言っている。
 ホテルの受付で両替を頼むと、3軒先に両替屋があるからそこへ行けと言う。両替屋へ行くと、うちでは両替できないからトーマスクックへ行けと言う。記念品にするには額が大きいなと思いながら財布の奥にしまう。
 シェラトン パークタワー ホテルのカジノ(カジノ名はロンドン パークタワー カジノ)へ行くと会員証が出来ている。ルーレット4台、ポーカー2台、バカラ1台が1階に、ルーレット1台とブラックジャック3台が中2階にある。落ち着いた雰囲気だなと周りを見渡すとスロットマシーンがない。スロットマシーンのないカジノもいいものだ。
会員証 シルバー地にタワーの絵は金色
パークタワー カジノ 入り口
 ブラックジャックで使っているカードは4組。(ちなみにパームビーチでは6組、スタキスでは8組だった。)ブラックジャックのミニマムはパームビーチと同じ10ポンド。ゲームテーブルに座るとすぐにコーヒーか紅茶はいかがですかと聞きに来る。なかなか感じの良いカジノだ。ルーレットには何人かいたがブラックジャックでは私が今日初めての客のよう。ミニマムで遊んでいるが手持ちは段々増えて450ポンドになる。落ち目になった時にやめる。350ポンドの勝ち。
 パームビーチでも会員証が出来ただろうと思って行くが、帰りに寄ってくれと言う。
 隣に座っているアラブ人らしき人は25ポンドチップを8枚置いている。来たカードは2と2。スプリットすると片方に8が来てダブル。合計24枚の賭けだ。ディーラーは21オーバー。600ポンドの勝ちで大喜びをしている。私はというと、200ポンドの元が300ポンドになったときもあったが最終的には300ポンドの負け。
 受付で会員証と言うが、まだないと言う。先週申し込んで月曜日には出来ると言ったのに、と言ってもI'm sorry.も言わずにただNo.だけ。もう2度と来るもんか、と口には出さなかったが腹で思って帰ってくる。
11月4日 カーディフへ
 8:00出発でウェールズの首都カーディフへ。日程表では列車での移動になっているが実際にはバス。12:00ちょっと前着。まず鉄道の駅に向かう。荷物を預けるために。
 今日は20:00キックオフのナイトゲームだから寒いといけないので、オーバーコート、ホッカイロ、マフラー、座布団、雨合羽、手袋と考えられるもの全てを持ってきたので重くてしょうがない。この荷物と一緒にカメラバッグ、一脚と合わせて3点預ける。3ポンド。1つ預けても3ポンド。
 昼食は馬鹿の一つ覚えでサラダとビール。たまには暖かい料理もと思うがメニューを解読するのが面倒くさい。あちこちのパブはもうNZ(ニュージーランド)、SA(南アフリカ)のサポーターでいっぱいで皆立ち飲みをしている。
ウェールズのカジノ
 2人いるバスの運転手のうち1人はウェールズ人だと言う。カジノのことを聞くと場所を教えてくれるが会員ではないと言う。
 1つはル クルーピエ。フランス系のようだ。駅近くのメインストリートに小さい入り口。2階がカジノのよう。入り口にFree Membershipと書いてあるから入ってみるが、やはり24時間たたないと駄目。
 もう1つはカーディフ城の東側、歩行者天国になっているクィーンストリートから少し北側に入ったところにある。スタキス カジノと書いてある。マン島と同系列だ。マン島のスタキスの会員だと言っても入れてくれない。
 カーディフに着く前には、カジノの入り口で待っていて誰か来たら友人ということにしてもらって中に入れてもらおうと考えていたが、人はなかなか来ない。実際に来てもうまく頼めたかどうか。カジノに入れたらとブレザーを着てきたが考えすぎだった。
 6日の決勝戦もここカーディフであるのだが15:00キックオフなのでカジノで遊ぶ暇はない。
市内散歩
 カーディフ城は冬のためではなく、ラグビーワールドカップのため休み。北半球で唯一ラグビーを国技にしているウェールズらしい。
 何もすることがなく歩行者天国を中心にブラブラしているだけ。トーマスクックがある。入り口やウィンドーは旅行の広告だらけだが奥に両替所がある。マン島の20ポンド札を出すと手数料も取らずにイギリスポンドに換えてくれる。多少の手数料は覚悟していたのだが。
 ショッピング街は結構広くいろいろな店舗がある。スポーツ用品店にはウェールズの国旗をデザインしたジャンパーが59.99ポンドで飾ってある。一瞬買おうかと思ったが余りにも派手なのでやめておく。でもウェールズが残っていたら買ったかもしれない。
 夕食はピザハットがあったのでピザにする。18:00前に入ったからそんなに待たずにすんだが、18:00を過ぎるとかなりの列。客の殆どがラグビーのサポーター。
 18:30駅に荷物を取りに行く。係員が私の顔を覚えていて中へ入れと言う。後について荷物置き場に入ると足の踏み場もない程の荷物だ。
 自分でも探せと言う。また色は何色かと聞くから、バッグはブルーでカメラバッグはブラックと答える。カメラバッグで思い出したのか奥から引っ張り出してくれた。
ミレニアム スタジアム
 競技場に入っていくと係員が来て、一脚は持ち込み禁止だと言う。これがないと写真がうまく撮れない。一脚で他人を殴る心配をしているから、ニュージーランド人でも南アフリカ人でもないのに興奮して他人を殴るわけないだろ、ティッケナムではOKだった等いろいろ言っても駄目。試合が終わったら同じ出入り口で待っていて一脚を返してくれた。ISO800のフィルムを1本だけ用意してきたがぶれていないか心配だ。
 気温は思った程下がらずホッカイロや手袋は不要だった。後半になってからオーバーコートを羽織はしたが。雨は降らなかったが、私たちの席は3階のずっと奥だから雨が降っても屋根があり心配はなかった。(新装成ったミレニアム スタジアムは開閉式の屋根を持つが、試合途中に雨が降ってきても屋根を閉めないという。ボタンを押せば電動で閉まるというのに、本当に不思議だ。)
 試合はペナルティーゴールとSAのポールセのトライのみ。ポールセがNZの裏にキックして、さらに2回キックしてNZのカレンがハンブルしたのを拾ってトライ。このトライが最後まで効いて22-18で南アフリカの勝ち。
ミレニアム スタジアムで
11月5日 パークタワー カジノ-2
 午前中は買い物でハロッズ、スローン ストリートへ行く。午後はパークタワー カジノへ。時間つぶしが目的だからミニマムしか賭けずにのんびりと。
 17:00頃2階にあるバーで休憩。ジントニック2杯。最近はジントニックが多いが、色が着いていない分健康そうに見えるから。アルコールが入っていれば皆同じなんだけれどね。
 バーから下のルーレットが良く見える。こうして上から見ていると面白い。取っても取られてもひたすらチップをあちこちに置くおばさん。忙しいおばさんに代わってチップを整理する旦那さんらしき人。
 25ポンドチップをあっちのテーブル、こっちのテーブルと移動しながら置くおじさん。私もやはり必死になってやっているのだろう。
 19:00に一度ホテルに戻る。ここまでは100ポンドの勝ち。
パークタワー カジノ 概略図
夕食
 夕食はと思いハロッズと反対側のサウスケンジントン方面へ、何かあるだろうと歩いて行く。
 ツアー仲間と会ったので、食事するところはありますかと尋ねると、ああ行ってこう行くと日本料理屋がある。少し怪しいけどとも言う。
 行ってみるとテイクアウトの店に2~3のテーブルが置いてある。怪しいといえば怪しいのかな。若い女店員は日本人。メニューは写真つきだがおいしい感じはしない。他の店を探すのも面倒だし、寿司の中と何とかフライド・ヌードルズを注文して、どんなヌードルか聞くとシンガポールの細い麺の焼きそばだと言う。ビールをプラスして頼むとアルコールは置いてないという返事。
 これは大変だ。面倒臭くてもアルコールのある店に行かないと。ごめんね、と言って来る途中に見えたイタリアレストランへ行く。またスパゲッティー。
 夕食後またパークタワーへ行くが今度は300ポンドの負け。
11月6日 決勝戦
 8:00出発でカーディフへ。今日はビッグパブでランチが出ますと。出て来たのはマッシュポテトにソーセージ。ビールで流し込む。賭け屋が出ていたのでやってみる。こういうのをやるとついついいろんなところへ印を付けてしまう。10箇所に10ポンドずつ。(別紙参照)
 前半24~5分にオーストラリアがペナルティーゴール(PG)決めて9-6。さあ次はフランスの番だ。フランスもPGを決めて同点で前半を終わらないかなと。前半同点、トータルでオーストラリアが勝てば18倍の賭けが当たる。
 しかし次にPGを決めたのはまたオーストラリアで12-6。これが前半のスコアー。賭けに参加していると応援の仕方が変わってきてしまう。この位のレベルになるとなかなかトライが取れない。特にオーストラリアはディフェンスが良くトライを取られないけど、なかなか取れないチーム。こういう時は小さなミスが相手のトライを生む。63分オーストラリアPGを決めて21-12。
 フランスのリスタートのキックが10mラインに届かなかったが、オーストラリアが拾ってゲーム続行。ラックのサイド、サイドと攻めてグレーガン、ホラン、フィネガンと渡り最後チューンが右隅にトライ。最初にトライするのは誰かという賭けもはずれ。83分にフィネガンがトライして35-12。これが最終スコアー。
 オーストラリアが21~25点差で勝つというところが当たった。14倍の配当。
ゴール前の攻防
 帰りに申し込んだ時と同じ賭け屋に行くと、140ポンド寄こしてからワンと言って1ポンド硬貨をくれた。この1ポンドがわからない。しばらく考えて出た結論は10ポンドの間違えではないかというものだ。7倍だの14倍だののオッズは元金のほかにくれる金額のはずだ。私の場合は10ポンドの賭け金で14倍だから140プラス元金の10で150ポンド貰うのが正しいのだろう。
賭けの用紙の、ただ単にオーストラリアが勝つところのオッズは5/11で、元金が返ってこないと元金より少なくなってしまい理屈に合わない。支払いのお姉ちゃんが間違えたのだ。今から言ってももう遅いけど。
 ビールを買いに行って2.40ポンドのところ5ポンド札を出すと、お釣りに1.60ポンド寄こした。今度はすぐ指摘してもう1ポンド貰う。続けてこういうことがあるとわざとごまかしているんじゃないかとかんぐりたくなる。
エリザベス女王からカップを受け取るキャプテン イールズ
 今日の席は1階の前から2番目でグラウンドと同じ高さ。カメラマンなどがうろちょろしているので見づらく、グラウンドをじかに見たり、大画面を通して見たりしていた。一番見やすいのは2階席の一番前か。椅子は日本人の私でも狭く感じるものだった。前後左右の間隔ももう少しあれば良かったと思う。
 エリザベス女王が出てきた時は、周りに人だらけで、大画面でしか見えない。前々回のワールドカップの時は真っ赤なカシミアのコートを着ていたが今日はグリーン。
パークタワー カジノ-3
 23:00頃ホテル着。ホテルのそばの中華料理屋はもう閉まっている。パークタワー カジノの2階のレストランへ行く。  
 ウェイターがおいしそうなスモークサーモンを持っていたので同じ物を、そしてオイスターも半ダース。ビールも頼むと野菜スティックが付いてくる。ニンジン、セロリ、キュウリ、長ネギもある。オイスターがおいしかった。海草の上に円い物6個が輪に並べてある。真ん中に何かがガーゼに包まっておいてある。レモンだと言う。搾っても種が落ちないようにしてあるのだ。円い牡蠣は31日にも食べたのだが比較にならないくらいおいしかった。サーモンも結構おいしかった。33ポンド。
 最後のカジノは目が出ず300ポンドの負け。
 1:00頃だがタクシーはひっきりなしに走っている。ただ空車がない。ホテルまで歩いて帰る。メインストリートだけど女性の一人歩きも結構いる。安全な証拠だろう。
ロンドン市内観光
 帰国のための集合時間は13:00。それまでどうしようか。カジノのオープンは14:00だからカジノで時間つぶしは出来ない。ホテルの前にビクトリア アルバート博物館というのがある。そこへでも行こうかとホテルを出るが、2階建ての市内観光バスが来る。
 循環式でまた同じところに戻ってくる。乗り込むと運転手が12ポンドと言う。また明日の今の時間まで乗り降り自由の乗り放題とも言う。私の乗ったのは5つあるルートの内No2のグリーンルート。どのルートも途中下車しなければ90分で乗った場所に戻ってくるようだ。
 ハロッズの前を通りナイツブリッジへ出て、ハイドパークを左に見てピカデリーストリートを通りピカデリーサーカスに着く。着いたら運転手が全員降りろと言う。バスの休憩時間のようだ。
 代わりのNo2のバスがすぐ来るかと思い待つがなかなか来ない。そこらをうろうろしているとバス会社の係員が来てなに人か聞くから日本人と言うと、あそこを曲がってNo8のバスに乗れと言う。全ルートこのピカデリーサーカスには停まる。行ってみるとイヤホンをくれる。No8には日本語の観光ガイドがあるのだ。(ガイド紙を見るとバスのルートナンバーは1,2,4,7,8,9とあり8番と9番は全く同じルートで、全部で5ルートなのだ。)
8番はレンブラントからどんどん離れていくルートなので集合時間に遅れたらまずいので、8番ルートは諦め2番ルートのバスを待つ。
 バスはトラファルガー広場からビッグベンへと向かう。ビッグベン越しに建設中の大観覧車が見える。ウェストミンスター寺院、バッキンガム宮殿を通りハイドパークの前の通りに入ってくる。No2のルートは大英博物館の前にも行くのだが、ピカデリーサーカスで大英博物館方面から来たバスに乗ってしまったようだ。
 あと10分もかからないでホテル前かなと思っているとケンジントン パレス ゲイトという停留所でまた全員降ろされる。
 12:00ちょっと前なのでぶらぶら歩いて行くかと歩き始めると日本食レストランがある。焼きそばを頼む。まあまあで10.5ポンド。スタッフには日本人は誰もいないというがメニューには寿司ほかいろいろな日本食が載っている。最近中国人や韓国人が営業している日本食レストランが多い。何にしても焼きそばが1,700~1,800円もするのだからロンドンの物価は高い。
 ラグビーの予想は結局オーストラリアの優勝が当たっただけだった。フランスがあんなに健闘するとは、ファイブネーションズで1勝3敗だっただけに、誰も思わなかっただろう。
 アイルランドはもともとなかなかトライの取れないチームであったが、No2のウッド等の加入でトライが取れるようになってきた。ベスト8に残るのではないかと思ったが残念だった。
 アイルランドに勝ったアルゼンチンはU21(21歳以下)で南半球3カ国と毎年試合をしているのでこれから強くなってくるだろう。
第18報終わり
マン島地図
決勝戦 賭け屋の用紙
日程表

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