
アメリカ ラスベガス2
1999年9月20日~25日
9月20日 ラスベガスへ
2回目のラスベガス旅行。やはり1回目と同じ社内旅行だ。景気が悪いせいか総勢11人とこじんまりしてしまった。
2ヶ月前に日本旅行へ連絡したのだが日航、ノースウェストのラスベガス直行便は満席で駄目。取れたのはアメリカンエアーラインのサンフランシスコのそばのサンノゼ(Sanjose)経由。サンノゼはシリコンバレーに一番近い空港なのでビジネス客の利用ほうが観光客より多い、と乗り継ぎのガイドが言っていた。
成田-サンノゼ間はめちゃくちゃ寒く、肺癌騒動のあった私は最初から最後まで毛布に包まっていた。45分遅れでラスベガスに到着。
ホテルはサハラ。少し古くなった特別な売りのないホテル。ロケーションは昔からのホテル街のダウンタウンと、ベラッジオやパリスの出来た新興ホテル街のほぼ中央。周りはぱっとしないがタクシーでチップ込みの10ドルも払えばどこにでも行ける。歩いてもストラストフィアには15分で、サーカスサーカスには20分で行ける。
部屋に荷物を置くと、やはり肩慣らしというか軽くやるかという感じで足はカジノの方へ向いてしまう。本当に軽くあしらわれて210ドルの負け。
夕食はバフェ(バイキング)。5.99ドル。税込みで6.42ドル。ソフトドリンク付き。味はいまいちだが安い。サハラは食事が安いことで有名で朝食は3ドルちょっとだそうだ。でも私は今回湯沸かし器を持ってきたので紅茶を入れ、パン、バナナを買って朝食とした。
ストラストフィア観光
空港まで迎えに来てくれたガイドのミキさんの、夜行けば最高ですよ、という助言に従い、夕食後7人でストラストフィアへ行く。塔の下までは迷うことなく行けたが入り口がわからない。1度ホテルの中に入りカジノを通って2階に上がり、ショッピングアーケードを通ってようやくエレベーターの乗り場に着く。そうだ、忘れていたがラスベガスではどこに行くにもカジノを通らなければいけなかったのだ。
地上260mのところに展望台があり、その上をローラーコースター(ジェットコースター)が廻っている。シートは2人掛け。外側のほうが眺めはいいですよ、と言われたが遠慮して内側に座った。外側のシートの下には何もない気がするから。2,3周もすれば十分なのに6周もしている。
さらにこのローラーコースターの上にビッグショットがある。これはローラーコースターの上に突き出ている70mの四角い尖塔の各面に4人掛けのシートが付いていて、ドッカーンと時速70kmで発射される。ここではワーでもキャーでも何でもいいから精一杯大きな声を出すのが礼儀らしい。発射といってもそのまま宇宙に飛び出すわけではなく、50mも上がったら下に戻りぷわんぷわんして終わり。備え付けのカメラで撮られた私は、眼鏡をはずしていたせいか、なんとも情けない顔をしていた。

展望台上のローラーコースター

ストラストフィア サハラのプールから
展望台、ローラーコースター、ビッグショット合計で14ドルは安いと思う。もちろん展望台だけ、展望台とローラーコースターというように分ければもっと安くなる。
サーカスサーカス
午前中山本さんとサーカスサーカスへ行く。山本さんは元スレートメーカーの営業マン。ストリップに面した正面入り口からアドベンチャードームに行くまで広いカジノを縦断して行かなければならない。以前オーストラリアのシドニーのカジノは広いとレポートしたが、サーカスサーカスのカジノはもっと広そうだ。
今回のツアーにはアドベンチャードームの1日券が無料で付いていたので来て見たのだ。アドベンチャードームはサーカス小屋と想像していたが遊園地。メリーゴーランドから宙返りコースターまでいろいろある。親はカジノで、子供はこの遊園地で遊んで欲しいという発想から出来たよう。ホテル名となったサーカスは別の場所で営業しているそうだ。
まずリムライナーと呼ばれる川下りに乗ってみる。終わり近くに18mの落差を一気に滑り落ちるのでずぶ濡れになりますよ、という話だったが、16人乗りのところ私たち2人しか客がいなかったから殆ど濡れずに済んだ。
山本さんは“この前横浜で一回転するやつに乗ったら腸閉塞を起こしましてね。”と言いながら大きなボートが回転するものに乗っている。私が乗ってみようかなと思うものは豆自動車などで子供しか乗っていない。結局昼前にはサハラに戻る。
サーカスサーカスとサハラの間にはネプチューンというホテルがあるが閉鎖されている。買い手もなくしばらくこのままだという。新しい何らかの特徴を持ったホテルが次から次へと建っているのだから、何の特徴もないホテルが閉鎖されるのは自然の成り行きだろう。
昼食はストラストフィアにいく途中にあった中華料理屋へ行く。客は誰もいず店主は新聞を読んでいた。せっかく来たのだからそのまま座り、バドワイザー2本と焼きそばを食す。味はやはりいまいち。食べ終わる頃中国人らしき4人の客が来る。18ドル。
マジックショー
17:30サハラのタクシー乗り場集合で、全員でモンテカルロ・ホテルのランス バートンのマジックショーを見に行く。19:00開場、19:30開演だから早いのだが、サハラのタクシー乗り場にはタクシーが殆ど待機していないので、早目になってしまった。もっともモンテカルロ・ホテルに早く着いたからといっても退屈することはない。
ランス バートンはアメリカ人で初めて世界マジックコンテストで優勝したそうだ。それも最年少で。かなり人気が高いというので、日本にいるうちにチケットを手配してもらった。額面は40ドルであったが9,000円支払った。いたし方のないことだ。
印象的な出し物は、インディアンのテントが出てきて中に誰もいないのを確かめさせる。ランス バートンが大きな風呂敷で入り口を覆うと、テントの中から同じ柄の風呂敷に包まった人がリズムを取りながら3人出てくる。姿はおろか足さえ客には見せずに。
3人が出てきた後ランス バートンがテントの中に入り封印される。風呂敷に包まって相変わらずリズムを取っている人は3人いるわけだが、風呂敷を取ってみると1人目は美女、次も美女。そして3人目はランス バートンだった。

カジノ内部 右側はスロット、左側はテーブルゲーム
夕食
マジックショーが終わってからニューヨークニューヨークの前をとおり、エクスカリバーをかすめストリップを渡り、MGMを見ながらホテル・サンレモへ歩いて行く。サンレモは今現在唯一オーナーが日本人(西武の堤氏だそうだ)で非常に小さいホテル。ここの日本食レストラン彩膳に入る。予約なしであったが15分待ちで奥の1室に11名全員が着席できた。
全員特上寿司、つまみ1品(揚げだし豆腐など)、ビール好きなだけ頼む。特上寿司にはシーフードサラダ、吸い物が付いている。味はまあまあ。日本での普通クラスか。税、チップ込みで496ドル。1人当たり5,000円位。
今日はモンテカルロの時間待ちのときに100ドル、サンレモのスロットで10ドル、サハラで25ドルの負け。
9月22日 デスバレー
オプショナルツアーでデスバレーへ。170ドル/人。若い2人はグランドキャニオンへ。残り9名と他のホテルから1人乗せてデスバレーへ。運転手兼ガイドはデイビット。厚木基地で生まれたハーフで湾岸戦争ではヘリコプターに乗っていたと言う。デスバレーまでは120km/hで飛ばして2時間ちょっとだそうだ。
道路の横に平屋のモデルハウスが何棟か置いてあり、それぞれに35,000ドルとか50,000ドルとか値段がついている。買うとトレーラーで運んでくれてすぐ住めると言う。トレーラーハウスといってベンツより安いですよとデイビット。
郵便受けが道路際に8個だの10個だのまとめて置いてある。その近辺に住んでいる人たちのもので、郵便配達の人は各家まで行かずにこの郵便受けに入れるのだそうだ。新聞も同じ。
「こんな辺鄙なところに住んでいて仕事は何を。」と聞くと、
「やはりラスベガスに通っているんでしょうね。」と言う。
デスバレーには当然何もない。バレーというとすぐ谷と思うがここは盆地。砂漠と石ころと塩。バドウォーターと名付けられた所は海抜-85mで塩の大平原。道路から見ると奥のほうに湖があるように見えるが、行けども行けども塩の平原だった。穴を10cmも掘ると濃度35%の塩水が出てくる。そしてこの辺りはめったに降らない雨が降ると、大洪水になるらしい。

デスバレー 白いのは塩
ランチ付きツアーなのだが、このランチがひどかった。例によってバフェで適当に皿に盛ってはみたが、食べられるものはレタスを切っただけのサラダのみ。
デイビットに「こんなもの食べれるか。」と言うと、
「私もそうなんです、サラダしか食べません。」と言う。そして
「デスバレーにはここしかレストランがないんです。」とも言う。
パンはと見ると仕入れ品らしく普通。バターを付けてレタスとともに食べる。
アウトレット
帰り道ベルツファクトリー・アウトレットで降ろしてもらう。5人。残りはそのままホテルまで。長さ400mある細長いモールで140店舗あるそうだ。おかしいことにスポーツ関連のナイキとリーボックが端と端に400m離れて店を出している。
ようやく私の目当てのハット屋さんがあった。野球帽みたいなキャップはどこでも売っているが、カウボーイハットを売っている店は少ない。土産物屋にも置いてあるが物は良くない。カウボーイハットはかさばるので買うつもりの時は被ってこない。だから早く見つけないと暑い中を無帽で歩くことになってしまう。濃い茶系を買うつもりだったがいろいろ試しているうちにグレーになってしまった。
ウォーターショー
ホテル ベラッジオでやっているショーはO(オー)というサーカス系の物らしいが非常に人気が高い。ガイドのミキさんが空港に迎えに来た時に、Oのチケットが2枚余っています、と言うので即座に買いますと返事して調べてもらったら、ランス・バートンのショーと日時が同じだった。
山本さんとキャンセルチケットがあるかもしれませんから行ってみましょう、とベラッジオへ向かう。しかし今日も明日もショーは休み。明後日は帰国日だ。
ベラッジオには日本料理シンタローと不思議な色分けだが麺の店ヌードルズがある。ヌードルズに入ってみる。日本風、中華風、タイ風、ベトナム風などの麺類、飲茶がある。私はシーフードうどん、山本さんはシーフード焼きそば、シュウマイ2皿、ビール2本で46ドル。うどんはまあまあの味。
噴水を見ようと外に出るともう大勢の人が待機している。丁度良い時間みたい。大勢といっても一番前に陣取ることが出来た。5分ほど待って19:30からのウォーターショーが始まる。音楽に合わせて5~6分。

ベラッジオのウォーターショー 後ろはパリスとエッフェル塔
このベラッジオが去年の10月オープン。モンテカルロが96年、ニューヨークニューヨークが97年、パリスが今月のオープンでこの辺りは前回来た4年前とは様変わりだ。今またパリスの隣にアラジンが建設中だ。社内旅行は毎年ラスベガスにしようかな。
ウォーターショーの後またベラッジオに戻り、この辺りで遊びましょうと山本さんと別れる。この辺りを強調しておかないと広くてお互い探すのが不可能になってしまう。山本さんはスロットへ、私はブラックジャックへ。
ここベラッジオは内装も良いし、何より良いのはウェイトレスが若く美しいことだ。服装は黒のスーツ(スカートはミニ)で派手さはないが、「Cocktail」、「Something to drink」と声をかけながらカジノの中をかっこよく歩いている。サハラや前回泊まったフラミンゴヒルトンでは年配の人ばかり。スチュワーデスも年配の人ばかりだよね。アメリカでは働き出したらやめないでずっと働くのだろうね。新しく出来たニューヨークニューヨークやパリスにも行ってみたけど、ベラッジオのウェイトレスがピカイチだ。
22:00頃ぼちぼち帰るかと山本さんを探しに行く。スロットの前で居眠りをしている。
「いやー失敗しちゃってね。」と山本さん。「いつも3枚入れてスイッチを押すんだけど、酔っ払っちゃって1枚しか入れないでスイッチを押しちゃったんですよ。そうしたら絵が揃って600ドル出てきたんですよ。3枚入れとけば1,800ドルになったのに。」と。
山本さんはそんなにアルコール好きではなく、酔っ払ったところを見たことはないのだが、ただ女性に弱い。声をかければ美女がいくらでも持ってきてくれるので飲みすぎたのかもしれない。居眠りしながら5~6万円勝ったのだからたいしたものだ。私は150ドルの負け。
9月23日 エッフェル塔
9:00頃の出発で従業員の通称おっちゃんとエッフェル塔へ行く。旅行会社がくれたラスベガス ファンシャトルの無料乗車券は、ファンシャトルがサハラに停まらないため、役に立たずサハラに停まる何とかトロリーに乗る。1.5ドル。
日本人の若い女性2人と一緒になる。ファッションショーモールへ買い物に行くとのこと。私は行ってないがデューティフリーショッパーズは日本の若い女性でいっぱいだそうだ。本当にいいことだ。日本の若い女性が世界の景気を良くするのだ。日本国内では企業がリストラと称して首切りを行っている。企業に残っている人もいつ自分の番になるかわからないからお金を使えない。首切りなど行わないで、景気が良くなったら元に戻すから、と言って全員で給料を下げればよい。みんなが安心してお金を使えるようになれば景気はすぐ良くなると思う。もっとお金を使おうよ。
エッフェル塔は結構混んでいて、チケットを買ってエレベーターの前に並ぶまで30分、並んでからエレベーターに乗るまで30分の合計1時間待ち。上には何もなく鉄格子を通して景色を見るだけ。土産物屋も何もなく非常に狭い。2周してから降りる。10分もかからず8ドル。
またヌードルズ
昼食はピザでも食べようかと思いホテル パリスの中をうろうろするが見つけられず、いつの間にか隣のホテル ベリーズから外へ出てしまう。
ストリップを挟んで反対側はベラッジオ。そうだベラッジオはイタリア系だからピザ屋があるだろうと思いストリップを渡る。イタリアレストランはあったがピザはやってなく、結局またヌードルズに入る。今日は焼きそば、餃子、ビールにする。焼きそばはおいしかった。この店は値段も手ごろだしお勧めだ。
隣の女性はなに人だかわからないが、タンメンを頼み一緒に砂糖も頼んでいた。1人分になっている砂糖の紙袋を2つ一緒に真ん中から破りタンメンにかけている。これを2回やって味見をして、まだ不足なのか合計8袋を入れている。いろいろな味覚の人がいるものだ。

フリモント ストリート エクスペリエンスの映像-1

映像-2
フリモント ストリート エクスペリエンス
夕刻フリモント ストリート エクスペリエンスを見に行く。次から次へと出来る大型テーマパークに負けまいと、ダウンタウンのカジノが共同でフリモント通りに長さ450m、幅27mのアーチ型屋根を乗せ、天井には210万個の電球を付けていろいろな映像を描き出す。
19:50に着き20:00からのショーを見る。5~6分の映像。何と表現したらいいか、まあラスベガスに行ったら見てください。
夕食
夕食はステーキにする。今回初めての肉料理。サハラ内のステーキハウス。
私はペッパーフィレを頼む。長径10cm、短径8cm、厚さ2.5cm位の物。名前のとおり胡椒が効きすぎているきらいもあるが柔らかくおいしい。
本当においしいと思ったのはジャガイモ。肉より大きなジャガイモが茹でてありバターを付けて食べるととてもおいしい。ウェイターに肉もおいしいけれど、このジャガイモは特別においしいと言うと、「アイダホ産だ。」と威張っている。
ワイン、ビールも飲んで9人で382ドル。
最後のカジノ
最後にやっとついてきて500ドルの勝ち。私がついたというよりディーラーが勝手に負けたという感じで客は全員が勝ち。これが理想のパターンだが、こういうことが起きるとカジノ側はすぐディーラーを替えてしまう。
最後の晩だが、9月27日入院、28日肺の手術が決まっているので、疲れきったり風邪をひいたりしてはまずいので、24:00前にはベッドに入る。
煙草はもうやめている。手術のときに肺がタールだらけだったらメスが滑ってしまうだろうから。
心残りはニューヨークニューヨークのローラーコースター(マンハッタンエキスプレスと名づけられている。)に乗らなかったことだ。サーカスサーカスのアドベンチャードームの中の物よりずっと大規模な物だ。ホテルの周りを回って落差44mという。当然宙返りもする。怖いけど乗りたい、乗りたいけど怖いで結局乗らなかった。宙返りしなければいいのだけれど。
肺癌騒動
毎年7月に市の健康診断を受けている。市より連絡があってレントゲン写真がおかしいから8月4日に市民病院で精密検査を受けるようにとの事。
私の前の人はやはり市から精密検査を指示された人。「何でもないですね。写真が汚れていたのかもしれないですね。気にすることはないですよ。」と言われていた。
私も同じだろうと思っていたが、糖尿病の診察で顔なじみの先生は写真を見るなり、
「あちゃ~っ、やられちゃったね、ここ。」と写真の一部を指揮棒みたいなもので丸をした。丸したところは白くはなっているが、白いところは他にも沢山ある。素人ではわからない。「念のためCTを撮っていってください。来週また来てください。」
1週間たってまた行くと、CTを見ながら「これは肺癌じゃないかもしれない。なんだろうかな~。内視鏡で調べてみましょう。」と内視鏡の予約も取ってくれた。CTを見ると肺に小豆みたいなものがくっついている。
肺癌じゃないかもしれないという言葉が聞けたから楽になったが、この1週間が1番苦しかった。
金さん銀さんの半分も生きられないのか。2人の子供とももう少し長く付き合いたかった。まだまだ遊び足りない。海外旅行だってまだ何カ国も行ってない。
あっそうだ。死ぬ前にやるべきことをやっておかないと、と考えたが何もない。遺言状を書くほど財産があるわけでもない。きちんと整理しなければならない愛人がいるわけでもない。etcいろいろな事が頭の中を駆け巡っていく。
しかし癌という言葉は凄いものだ。糖尿病で病院にかかっていて揚げ物や肉類を少なくしたり、ウォーキングをしてみたり、アルコールを少なくすれば血糖値はガクンと下がるよと言われれば週末だけにしてみたり、努力していることが全部ぶっ飛んでしまった。今までしていたことはなんだったんだ。身体にも変化が出てきた。死への恐怖で心臓がのど近くまでせり上がり声帯を圧迫して声がかすれてきてしまった。
奥さんが肺癌の権威という先生にコネを付けてきて、東京の大学病院へ行くことになった。大学病院でもいろいろな検査を最初からやり、そして小豆に針を刺して細胞を取って検査をするが癌細胞は見つからなかった。それでもまだ20%程度の癌の疑いはあると言う。手術することにした。

私の小豆みたいな出来物は右の下葉の上に出来ていて中葉に接している。右わき腹から背中にかけて3箇所穴を開けて小豆を取り除く。直ちに小豆を検査して癌細胞がなかったら手術は終わり。1つでも癌細胞が見つかったら胸、わき腹、背中にかけて40cm切り開いて右の中葉、下葉を取ってしまう。
幸い癌細胞は見つからず私の肺は少し削っただけですんだ。10月3日に退院して1週間の入院生活だった。看護婦さんも美人ぞろいだし、抜糸するまでのんびりと病院にいたかったが仕事の都合で退院してしまった。
ラグビーワールドカップ
さあ10月29日はラグビーのワールドカップ観戦ツアーの出発だ。予選リーグはもう始まっている。私が申し込んだのは準決勝2試合、3位決定戦、決勝の4試合を見るツアーだ。旅行会社はジェイ ワールド トラベルといってラグビー協会公認のところ。JTBや阪急交通社より10万円安い。どんなホテルに泊まるか心配だが、料金の高いJTBや阪急もたいしたホテルを用意していない。儲けが強いだけだ。

私のベストエイト予想
南アフリカは今期メタメタでワールドカップ直前にキャプテンのタイヒマンを解任している。ファンデル ベストハイゼンが新キャプテンだが再度イングランドに敗れると予想。
アイルランドは今までなかなかトライが取れなかったが、2番キース ウッドの活躍でトライを取れるようになったのでフランスを破るところまで行くのではないかと予想。
ニュージーランドがすごくいいのだがオーストラリアもキャプテンのイールズ、10番のラーカムが復帰してきたので優勝と予想。
しかし私の予選リーグでの日本に関する予想は全然当たらなかった。日本-サモア戦は、日本が2トライ差の35-25で勝つと予想したが、9-43と大敗してしまった。
ウェールズ戦は25-50のダブルスコアーで日本の負けを予想していたが、16-64と4倍差で負けている。
残りのアルゼンチン戦は25-40で日本の負けを予想しているが、2連敗の後で選手のファイトが出ずもっと差が付くかもしれない。