
ニューカレドニア
1998年1月2日~8日
“正月はどこへ行こうか。”
“やはり暖かいところがいいわね。”ということで、暖かくてカジノのあるところを捜しニューカレドニアになった。
正月にしては安く¥192,000/人。(食事はなし。朝晩つけるか全くなしか、どちらかなのでなしを選ぶ。)フランス領は物価が高いよ、と聞いていたがそのとおりであった。タヒチも同じらしい。
奥さんと2人で行くつもりだったが、長女に“行くか?”と聞くと二つ返事で“行く”と言う。こうなると次女も当然行く。
初めてのフランス語圏だ。が日本人観光客も多く、片言で日本語を喋る人もいるし、メニューには小さいながら日本語を書いてある店も多い。ホテルには日本人スタッフもいる。
今回は久しぶりに項目別にレポートしてみよう。
フランス人
フランス人は煙草が大好きだ。フランス映画を見ていると煙草を吸う場面が頻繁に出てくるが本当にそうで、老いも若きも、男も女も煙草が大好きだ。エールフランス航空では当然喫煙席、禁煙席と別れているが、水平飛行になって食事が終わると、喫煙コーナーがスタッフルームの横に出来上がる。単に灰皿が3個置かれるだけだがとても助かる。
喫煙はしていてもやはり他人の煙は吸いたくないので、禁煙席に座り吸いたくなったら喫煙コーナーで吸うというのは理想だ。そのとき喫煙コーナーに誰もいなかったらなおいい。当然立って吸うわけだが、そこまで行くことが散歩になるし、座ったままの苦痛からの気分転換にもなる。エールフランスはいい航空会社だと覚えておこう。

トップレスの母と娘
ホテルのプールサイドやビーチでトップレスになって日光浴をしている。さすがに10代の若い女性は見かけないがやはり目立つ。見かけたのは夫婦、家族で来ていて奥さんがトップレスというものだ。太陽の下で日光浴をしているのはフランス人、日陰で昼寝をしているのは日本人という図式だ。
観光、アクティビティー
観光といってもめぼしい物はない。早朝ニューカレドニアに着き、ホテルに入る前に市内観光があり水族館、博物館、ウアントロの丘に行く。

光る珊瑚
この水族館には日本人が皆立ち寄るらしく(時間調整のため)、入り口で免税店や土産物屋の日本語のチラシを配っている。
博物館には先住民の茅葺き小屋の住居が展示してある。
ウアントロの丘は当然眺めが良い。大砲2門も置いてある。第2次世界大戦のときに日本軍が攻めてくると思って設置したという。でも攻めてこなかったので1度も使われていないという。
6日に行ったイル・デ・パン島にはニューカレドニアで初めて出来た教会がある。1,000パシフィックフラン札(以下F)に使われている。フランス人宣教師が初めて上陸したのがこのイル・デ・パン島でマリア像もある。
森村桂女史が“天国に一番近い島”を書いた時のモデルのウベア島は大人気で、私達がニューカレドニアに着いたときには“もう向こう7日間満員です。日本で予約しないと間に合いません。”とガイドが言っていた。
ウィンドサーフィン
泊まったル・メリディアン ホテルではウィンドサーフィン、カヌー、マウンテンバイク、シュノーケルは無料で貸してくれる。ウィンドサーフィンは午前中の決まった時間に講習を受けなければならない。私も挑戦してみようと思ったが都合の良い日には風が強く中止になってしまった。強い風もベテランの人たちには味方らしく、空中を10mも飛んで見事に着水してそのまま滑っている人もいる。
穏やかな午後見ていると、ボードに乗って帆を引っ張りあげて風を受けて海上を滑るわけだが、なかなかうまく出来ない人もいる。帆を立てたとたん海に落ち、これを30分も繰り返しついにあきらめる人もいた。もちろん何回か失敗を繰り返した後まがりなりにも滑れるようになる人もいる。
オーシャンウォーク
現地旅行社サウスパシフィックツアーの広告にオーシャンウォークというのがあったので奥さんと申し込む。これは宇宙遊泳の時のようなヘルメットをすっぽり被り海底を散歩するものだ。
半袖、半ズボンのウェットスーツを着て(これも貸してくれる。)、ビーチからモーターボートで5分ほどの海上基地から梯子をつたわって海の中へ入る。梯子の途中、頭だけ海上に出ているときにウィンチを使ってヘルメットを被せてくれる。海の中に入っても水は首の下までしか入ってこない。ヘルメットはホースで海上基地とつながっていて、エンジンのコンプレッサーで空気が送られてくる。海上は風が強く波があったが6m程の海底では潮の動きは強くない。ヘルメットが脱げたら大変だと思い片手で押さえていたが、前後に錘が着いていて手で押さえていなくても脱げたりはしない。圧の関係で耳がおかしくなるが、鼻をつまんで耳に力を入れると治る。鼻をつまむための手はヘルメットの下から入る。
客は私たちとフランス人夫婦。60歳程度か。フランス人の奥さんの方が海に入るのを嫌がって海底散歩は3人。私が一番先に海に入る。ヘルメットのガラス越しに見ると距離感が狂ってしまい、梯子を降りてから海底のステージのバーに掴まろうと思ってもうまくいかない。インストラクターが手を引っ張ってバーに触らせてくれる。全員が揃うまでステージに腰掛けて待っているが足だけ上に行きそうで苦労する。
全員揃ってからいよいよ海底散歩が始まる。あらかじめロープが張ってあるので、片手でロープを掴みそろりと歩き出す。インストラクターが持ってきた餌を貰うと魚がワァーッと寄ってきて、餌を食べるついでに私の手まで噛んでいく。これが結構痛いので餌はすぐ海中に撒いてしまった。
ジャンプもしてみる。ゆっくりと着地して、“月面と同じでしょ。”とはインストラクターの弁。珊瑚もあったがあまりきれいなものはなかった。ニューカレドニアにもオーストラリアみたいなバリアリーフはあるらしいのだがここではない。次回は珊瑚のきれいなバリアリーフでやってみたい。20分ほどのオーシャンウォークだが泳げなくても、目が悪くても、耳が悪くても海の中に入れるのは素晴らしいことだ。F5,400/人。この時娘たちは体験ダイビング。

噛み付いた魚

体験ダイビング中の娘たち
ジェットスキー
ジェットスキーはホテルの前のビーチでは禁止になっている。タクシーボートで10分ほどのエスカペーデ島ではレンタルしているというので4人で行く。TAXYと大きく書かれたモーターボートは往復で全員でF6,000。
二人乗りのジェットスキーは急カーブを切ってもひっくり返らず、座席にまたがって操縦するので誰にでも運転でき安全だ。一人乗りは立って操縦しハンドルが上下するので結構難しそう。かなりの練習が必要そうだが習熟すれば面白いだろう。ただシュノーケリングをしている人が沖合いにもいる。この人たちに十分気をつけなければならない。

操縦しているのは奥さん
シュノーケリング
シュノーケリングもやってみた。イル・デ・パン島へ行ったときホテルの無料貸し出しで借りて持っていった。現地で借りるとF500/組。このイル・デ・パン島にはシュノーケリング以外のアクティビティーは何もない。
耳栓をして浮き輪を付けて、さすがに眼鏡の上からは付けられなかったがシュノーケルを付けて海に入ってみた。眼鏡なしでも魚は結構よく見えた。いわゆる縦縞の熱帯魚もかなりいる。
しかし口だけで呼吸するのは初めてだが結構苦しい。何分ももたず、息を止めて見ているのと時間に変わりはなさそう。慣れる前に飽きてしまった。
マウンテンバイク
マウンテンバイクもやはりホテルで無料貸し出ししている。ヌーメアの街で朝市が開かれていて土日は賑わうというので、奥さんと娘二人は日曜日にマウンテンバイクを借りて出かけていった。アップダウンが結構あり片道40分かかったそうだ。朝食用のパンなど買ってきた。
世界中どこでもそうだがホテルの朝食は高すぎだ。ここル・メリディアンもF1,900する。街でパン、ヨーグルトなど買ってきて食べれば安上がりだ。飲み物は無料の紅茶、緑茶のティーバッグにインスタントコーヒー、それに湯沸しが部屋に置いてある。一人だと少し寂しいが。
朝市の帰りに次女が道路を横断しようとして他の自転車と衝突した。相手はかなりのスピードだったが衝突する寸前に身体をくるりと回し怪我をしなかった。次女にも怪我はなく本当によかったが、次女の自転車の前輪が曲がってしまい引きずりながらホテルに戻ってきた。修理代F5,000。
フランス料理ミレッティ
第1回夕食はフランス料理ミレッティ。ホテルのコンシェルジュに頼んで予約するとホテルまで迎えに来てくれる。店は満員。
前菜は生牡蠣とエスカルゴ。エスカルゴは初めてだが、カタツムリというより巻貝みたいにとがっていた。エールフランスの機内誌にはカタツムリみたいなエスカルゴの広告が載っていたが。殻の長さは7~8cmだが身はほんの少し、1cm立方もない。ねぎや香辛料が多くエスカルゴ自体の味は良く分からない。長女の話では小さい部類のようだ。12個あってF1,800。
メインは、私は伊勢海老のグリル、奥さんは子羊、長女は鴨、次女は海老のグラタン風のもの。サービスで出てきたハウスワインは甘口で全員がおいしくないと言う。ワインリストを貰い長女がボルドーの白を選ぶ。コーヒーを付けて全部でF17,700。メニューに日本語あり。
フランス料理プチトラン
第2回夕食はやはりフランス料理プチトラン。ガイドブックの地球の歩き方に出ていないせいか客は少ない。ビーチ沿いに建っていて波が建物のすぐそばまで来る雰囲気のいい店。
前菜は生牡蠣と椰子の芽のサラダ。生牡蠣は私の大好物で第2回ワールドカップの時アイルランドで一人前6個の生牡蠣をお代わりしたことがある。椰子の芽そのものには味はあまりない。噛んだ感触は竹の子のよう。
メインは私が肉と野菜の煮込み。よく煮込んであって肉も野菜も柔らかくおいしかった。丸ごと入っていた人参はナイフを乗せるとナイフの自重で刃が入るような柔らかさだ。奥さんはステーキ、娘たちは鶏。ワインは赤。ワインの選定は自称美食クラブの長女に任せてある。
デザートはチョコレートムースを選んだ。血糖値が高いので甘いものを控えていてこういうものを食べるのは久しぶりだ。コーヒーも付けてF20,600。
フランス料理ではここプチトランが雰囲気、味共に一番よかったと思う。
日本食将軍
第3回夕食はル・メリディアン ホテル内の日本食レストラン将軍。
寿司と鉄板焼きの店で麺類などなくメニューの範囲はかなり狭い。これならフィリピンのセブ島の新しく出来たカジノ付きホテル ウォーターフロント・イン・マクタンの日本食レストラン寒竹の方がずっと良い。幕の内弁当や鍋焼きうどんなどあって皆結構おいしい。
全員で握りずしセットを頼む。鉄火巻き一皿追加、白ワイン、お茶も貰ってF16,050。お茶は有料でF250。
フランス料理バスティード
第4回夕食はフランス料理バスティード。コース料理(F3,500/人)を頼むが前菜、メイン共に選べる。
前菜はフォアグラ入りサラダ、メインはブイヤベースを選びデザートはケーキが4種。ここまでがコース。フォアグラは初めてだが鮟鱇の肝みたい。ブイヤベースは海老、ムール貝、マグロの切り身など魚介類を煮込んだものだが私にはいまいち。4種もあるケーキは少しずつ食べる。
コースのほかに白ワインとコーヒー。レストランにあるワインは殆どがF3,000以上。4人で食事をするとだいたいF20,000前後かかる。安くはない。コーヒーはどこも濃く小さいカップで出てくるエスプレッソ。バスティードでは合計F18,050。
メキシコ料理ホピス
最後の晩奥さんが“私もカジノへ行ってみようかな。”と言うので、夕食はル・メリディアンのカジノの上階にあるメキシコ料理ホピスへ行く。ちょっと派手な広告を出していたので娘たちは敬遠して行かなかった。

ホピスの広告
19:00丁度に行くが広告のようなお尻丸出しのお嬢さん方はいなかった。もっと遅い時間でショーに出るのかもしれない。店は少し高いところの3階にあるので眺めは抜群に良い。ディナーは19:00からではなくて18:30頃からにしてサンセットも含めた眺望の良さを売り物にした方が良いのではないかと思われる。
テーブルに座ると付きだし風に四角く薄いおせんべいみたいな揚げ物を出す。そして私の前に小さいボールに入れた辛子味噌みたいなものを置いて“Itユs hot.”と言う。hotには“熱い”のほかに“辛い”という意味があることは少し前に基礎英語で習っていたので、これは辛いものだなとすぐにわかった。(もっとも見るからに辛そうではあった。)辛いものは食べると体が熱くなるからhotを使うのだろう。
メニューにはフランス語の下に英語の表記があるだけで日本語はない。私たちが行った中で日本語の表記がなかったのはここだけ。英語を眺めながら想像して注文するが想像とはかなり違ったものが出てくる。
前菜はマグロのたたき。メインは私には白身魚のスパイシー焼き。Filletと出ていたので肉料理かと思って赤ワインを頼んでしまった。帰ってきてから辞書を調べるとfilletは肉や魚の切り身と出ていた。奥さんにはきしめんみたいなヌードルの上にシーフードが乗ったもの。ワインはF1,800。今までで一番安い。料理全体も安くコーヒーもつけて二人でF6,150。
店員も愛想がよく“マドモアゼール”と声をかけると“イエース”とにこやかに来てくれる。“Soy sauce please.”と言うと“ショウユ、キッコーマン?”と言って持ってきてくれた。
第1回昼食さつまラーメン
私の会社のそばにおいしいラーメン屋さんがある。週に2回は行ってチャーシューメンやモヤシラーメンを食べる。結構評判で昼はすぐに一杯になる。夜は夜で家族連れが並んでいる。
旅行していても時々ラーメンが食べたくなる。1月5日オーシャンウォークや娘たちの体験ダイビングが早く終わったので街へ出かけることにした。私たちはさつまラーメン。娘たちはニューカレドニアにまで来てラーメンなんてと他へ行った。ラーメンだけでなく寿司やカレーライスもやっている。醤油ラーメンを頼むがF1,100もしてやはり味はいまいち。でもなんとなくほっとする。
ここで昨晩ノボテル・カジノで一緒だった人と会う。“一昨日もル・メリディアン・カジノでテーブルは違いましたが一緒だったですよ。騒ぎながらやっているから目立ちますよ。”と言われてしまった。
第2回昼食富士
今度は中華が食べたくなったので、広告を見てメイフラワーという中華料理屋へ行く。地図を見るとそんなに遠くないのでマウンテンバイクを借り出かけるが、夜のみの営業で閉まっていた。もうちょっと先のホテル ノボテルに富士というレストランがあって、うどんがあったはずだと思い出し足を延ばす。でもこれは失敗だった。うどんはうどんセットというメニューしかなく、きつねうどんにライス、おしんこ、サラダが付いてF2,600もした。
奥さんが頼んだ焼きそばはF1,500。めちゃくちゃ高い。味もたいしたことはなく、サラダだってきざんだキャベツにドレッシングをかけただけのものだ。昼食時なのに他に客は誰もいない。当たり前だ。
帰ってから次女にこの話をすると“もうじきつぶれるんじゃん。”
第3回昼食ク・ブニー
1月6日イル・デ・パン島へのオプショナルツアーに行った時、クトビーチ前のホテル ク・ブニーのレストランで昼食だった。伊勢海老を主体とした刺身が出た。大きい皿に盛ってところどころに置くから、一人当たりそんなにないなと思ったが結構な量がある。ワサビ、醤油もある。ワインはロゼがピッチで出てきて飲み放題。ピッチで出てくるものだから高価ではないだろうがおいしかった。他にビュッフェスタイルの食べ物もあるが殆ど刺身とワインでおなかが一杯になった。この食事がニューカレドニアでは一番おいしく感じられた。奥さんは“味覚音痴だから”と言うが本当においしかった。
食後経営者らしき大きなおばさんに、“Madam, I'm so full. It was very delicious.”と言うと大変喜んでくれた。
午後娘たちはオプショナルツアーのオプショナルツアーでオロ湾へ行ったが、私はビーチの木陰で浮き輪を枕に昼寝をしていた。娘たちが帰ってきた声で目が覚める。
カジノ-第1夜
カジノは私たちの泊まったホテル ル・メリディアンともうひとつル・サーフ・ノボテルにもある。共に20:00~2:00。(金、土は3:00まで)ホテルでは宿泊客にホテルの案内書と共にカジノでのF1,000の金券を各人に配っている。
ル・メリディアンのカジノへ行く。ホテルとは同じ建物ではなく歩いて2~3分のところにある。パスポートとF1,000の金券を持っていく。パスポートは登録をすると2回目以降必要なし。両替はホテルレセプションではUS$1=F99.50だがカジノではF104。ただしここでは現金ではなくポーカーチップになってしまう。だいたいどこの国でもカジノでの交換レートが一番よいようだ。
カジノは大きくはなくルーレット、バカラ、ブラックジャックしかない。スロットマシーンは別の部屋にあり14:00からの営業だ。稼動していたのはルーレット4台、バカラ1台、ブラックジャック6台。ブラックジャック、ルーレットをやりF50,000の負け。

ル・メリディアン・カジノ 窓のところが“ホピス”
カジノ-第2夜
ノボテルのカジノへ行く。20:30頃着くが客は2~3人しかいない。ル・メリディアン・カジノよりまだ小さい。22:00になってもルーレット1台、バカラ1台、ブラックジャック1台しか稼動していない。
ブラックジャックで使うトランプは無地の黄色がかったピンクと薄いブルーの2色。これを3組ずつ混ぜて使っている。ル・メリディアン・カジノでも同じ。どうもフランスの法律で2色混ぜて使うよう決まっているらしい。ル・メリディアンで貰ったF1,000の金券がここでも使えた。
F20,000からスタートして24:00までやってF85,700になった。昨日の負けは取り返したことになる。帰りは受付でタクシーを頼むとタクシー券をくれる。
カジノ-第3夜
昨日勝ったノボテル・カジノへ行く。20:00前に着くがカジノへは入れてくれない。バーで飲んで待っているからと言っても駄目。入り口の手前横に大小のテーブルがあって5~6人遊んでいる。カジノの受付のおばさんは“貴方のお名前は?”など片言の日本語を話すが、大小のテーブルを指差し“ここは何時から開きますか?”と尋ねると“分かりません”と言う。“What time does this place open?”と聞くと“Two oユclock.”と答えてくれた。私の下手な英語でもほとんどの人が理解してくれる。
ル・メリディアンのスロットと同じようにここでは大小を14:00から開けているのだ。ミニマムもF100と小さく気楽に遊べるようになっている。
名古屋から来たという人が私に乗ってきている。(椅子に座らずに私と同じ場所に賭け金を置き、カードを引く、引かないは私に任せる。)椅子が空いたので座りませんかと言うと、ルールが良く分からないのでこのまま乗せてくれと言う。分からないわりにはF3,000だのF5,000だの大きく賭けてくる。
明朝はイル・デ・パン島へ行くため6:00起きなので23:00で終わりにする。F10,000の勝ち。
カジノ-第4夜
一昨日、昨日とまあまあなのでまたノボテルに行く。名古屋の人は今日も来ていたけれど、もう覚えたでしょと言って自分でやってもらった。乗ってきてもいいけれど、私よりずっと多く賭けられるとやはりやりづらい。この人は負けても負けても両替してきて結構お金持ちだ。
F20,000でスタートして23:00にはF80,000までなったがその後負け続け24:00に帰る時にはF40,000の負けとなっていた。
カジノ-第5夜前半
めちゃくちゃ高かったレストラン富士から帰って昼寝。その後外を見ると曇りで風が強い。海には入らずノボテルへ大小をやりにいく。大小は前回のケアンズで私が大儲けしたゲーム。14:30頃着くがディーラーだけでまだ客は誰もいない。始めると現地の人がワァーッと集まってきた。その数15~6人。テーブルは2台ともオープンした。ここではパスポートが不要だから現地の人はここでのみ遊べることになる。日本人は私だけ。
現地の人は私以上に穴狙いだ。180倍になるゾロ目や62倍になる4と17にたくさん賭ける。2倍になる大や小には誰も賭けない。ポーカーチップは同じ金額なら同じ色だ。ルーレットみたいに人によって色分けしない。1人で何ヶ所にも賭けるからきちんと覚えておかないと大変なことになるなと思っていた。
当ったポーカーチップに“私のだ”と2人が名乗りを上げた。そうするとディーラーは何事もなかったかのように配当を元金共に二分割してそれぞれの人に渡している。2人ともどう思っているかは別にして文句は言わない。
17:00まで遊んでいたがF20,000の負け。この間ゾロ目は1回も出なかった。あれだけたくさん張ってあったらディーラーもうかつに出せないよね。
カジノ-第5夜後半
奥さんがめずらしくカジノへ行ってみたいと言うのでル・メリディアンのカジノにする。私たちのテーブルは日本人ばかり。私はケツに座る。(カードを配る順番の最後の席。ここでのカードを引く、引かないが全員の勝ち負けを結構左右する。)他の人は慣れていない人ばかりで教えてくださいと聞いてくる。ダブルといって賭け金を2倍にしたほうがいい場合、スプリットといって同じカードが来た場合は分割できることなど説明しながら進んでいく。
奥さんは飽きて22:30頃帰るが私は続行。23:00頃にはF30,000でスタートした手持ちが少しずつ増えてきてF100,000にはなっていた。
ディーラーが混血らしいきれいな人に交替するが、この人が2回続けてドボン(21オーバー)する。これはチャンスと思い、みんなにも“稼ぐのは今ですよ。たくさん賭けて。”と声をかけて、賭け金をF20,000~F25,000に増やしていった。(マキシマムはF25,000)でも他の人は相変わらずミニマムのF500で遊んでいる。23:30頃ディーラーが再度替わったときには手持ちはF300,000に増えていた。
でもその後がいけなかった。カジノ側は強いディーラー(運か腕かは分からないが)を送り込んで来たはずなのに、賭け金を大きいままにしていて4回続けて負けてしまった。あっという間にF100,000減ってしまった。このままでは24:00には全部なくなってしまうと思い、“It's time to sleep. Merci.”と言って終わりにした。英語、フランス語ちゃんぽんでいい加減なことを言っているが相手は理解してくれている。手持ちはF200,000と半端。F170,000の勝ち。トータルでもF130,000の勝ち。
毎日24:00までには終わらせているが5日連続だとくたびれる。思いたくはないが年なのだろう。真ん中の日は休むべきであった。昼間は観光やアクティビティー、夜はカジノで遊んで食事代程度稼げて理想とする旅ではあった。いつもこうだといいのだけれど。
1月8日のホテルでのパシフィックフランを売るレートは、 US$1=F101.96、¥1=F0.76 でした。
第12報終わり

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